著者
ROTH Martin
出版者
立命館大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2022-04-01

遊びは、既存の枠組みに規定・制御されながらも、固定化されない逸脱的な側面を持つ行為として、デジタル化した社会・文化において重要である。本研究はその重要性を理解するために1遊びと日常生活との融合、2遊びの動画配信プラットフォームでの展開、3遊びがプラットフォームにおける共同体形成で果たす機能を問う。動画配信プラットフォームYouTubeで人気ゲーム『あつまれどうぶつの森』(任天堂2020)に関して日英韓中国語圏で共有される動画を対象に、各言語での動画を巡る遊びと共同体形成の関係を特定・比較し、デジタルプラットフォームでの遊びのための新たな分析方法を提案することを研究目的とする。
著者
山田 悟史
出版者
立命館大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究はドクターヘリ及びドクターカーの運用効果を算出し,基地病院とランデブーポイントの配置計画を検討したものである。運用効果の指標は,医師による医療行為開始時間,救命率,人口をもとにした4指標である。対象は関西広域連合とし,場外離着陸場のランデブーポイント化,三次救急病院を候補とした基地病院の追加の運用効果をGISと既往研究から算出した。これに基づき,場外離着陸場のランデブーポイント化,及び基地病院の追加の効果上昇が平坦化する施設数,効果が大きい適正配置を提示した。具合的な方法,数値や施設名称・位置については研究成果報告・発表済み原稿を参照して頂きたい。
著者
倉田 玲
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2020-04-01

伝統的な強制投票制度に漏れが生じるのを容認しはじめたオーストラリア高等法院や棄権を繰り返すと投票できなくなる制度を容認しはじめた合衆国最高裁判所の判例を対照するなどの新規の方法により,選挙の公正を前提とする特殊な権利でありながら行使の自由も必須の要素とする権利として選挙権を再定義するとともに,そこに必須の棄権の自由を選挙運動の自由と無理なく統合して自由選挙の原則を理論的に再構成する。
著者
真下 厚
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

日本上代文学を日本及び東アジア各地の声の文芸と比較することによって、文学発生の様相、東アジアの基層文化(神話や歌掛けなど)と上代文学との関わり、文字表現の背後に広がる声の生態、声の表現の文字化などのような、上代文学における声と文字との関わりの諸相について考究した。
著者
難波田 徹
出版者
立命館大学
巻号頁・発行日
1992

博士論文
著者
細井 浩一 福田 一史
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2021-04-01

文化資源としての「デジタルゲーム」の保存活動の基盤となるデータベースにおいて、今後も増え続けていくゲームタイトルを継続的に捕捉し、その関連情報の信頼性を担保しつつ継続的に更新していくことが可能なスキームを構築することを目的として、①学術界・産業界における実用的なゲームのメタデータに関するニーズ調査とそれに基づくメタデータ設計、そして ②「作品」を用いた外部とのデータ接続と、データセットの収集・統合の自動化を目的とした実装を行う。

1 0 0 0 IR 須恵器大成

著者
田辺 昭三
出版者
立命館大学
巻号頁・発行日
1987

博士論文
著者
田中 省作 本田 久平 長谷川 由美
出版者
立命館大学
雑誌
挑戦的研究(萌芽)
巻号頁・発行日
2017-06-30

研究計画に従い,次のようなテーマを重点的に推進した.1. 崩れのモデルに基づいた指文字の生成:前年度提案した,掌と手の向きごとに分割した手指に対して生理構造の観点で最も安定的な手指の状態形状との一種の重み付き平均に基づいた手指形状の生成モデルの実装を進めた.このモデルのパラメタである重みの範囲が,指文字の崩れに連関する.そのパラメタは被験者実験で推定することを計画していたものの,コロナ禍の影響もあり,かなわなかった.2. 学習システムのプロトタイプの実装:カメラに向かって指定された指文字を表出し,それを自動的に認識した上で,その正誤を判定するようなモジュールの開発を進めた.1のテーマが進み,指文字ごとに許容される崩れの範囲がパラメタとして推定されれば,この学習システムの正誤判定にそのまま適用できる.3. 指文字学習のための新しいテキストの作成:これまでの指文字の崩れや,指文字間の錯誤に基づいた部分形状を活用した指文字の類型化を盛り込んだ,今までにない新しい指文字の学習テキストを作成した.
著者
守屋 貴司 橋場 俊展 中村 艶子 岡田 行正
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

2016年度には、研究代表者と研究分担者によって、当該研究テーマ関連の研究論文・文献・資料を網羅的に収集すると同時に、それ以降の調査研究設計をおこなった。そして2016年度中に、研究協力者を募り、共同研究会を組織した。2017年度中に、調査・分析をおこない、二回にわたり共同研究会を開催し、報告・討議をおこなうことができた。そして2018年度には、本共同研究の最終研究報告を研究書の一つとして編集し、ミネルヴァ書房より守屋貴司・中村艶子・橋場俊展編著『価値創発(EVP)時代の人的資源管理 Indstry4.0の「働き方」「働かせ方」』と題して、2018年 10月に刊行することができた。
著者
大河純夫
出版者
立命館大学
雑誌
立命館法学
巻号頁・発行日
vol.2003年(1), no.287, 2003
著者
白戸 圭一
出版者
立命館大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2019-04-01

日本政府の対アフリカ政策は、どのような動機に基づいて発案され、実行されてきたのか。特に、アフリカ54か国の首脳と日本の首相が5年に一度(2013年以降は3年に一度)一堂に会するアフリカ開発会議(TICAD)プロセスが1993年に始まって以降の対アフリカ政策は、いかなる外部要素に影響されながら形成され、変容してきたのか。これらの疑問に応える包括的研究は少なく、日本外交研究における一種の空白域となっている。本研究では、日本の対アフリカ関連の一次資料の収集と並んで、アフリカ政策の形成・実行に関わった政策当局者(政治家・官僚)にインタビューし、日本の対アフリカ外交の発展過程を分析するものである。