1 0 0 0 IR いさむちゃん

著者
桜田 佐
出版者
日本幼稚園協会
雑誌
幼児の教育
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.58-63, 1959-02-01
著者
二橋 亮
出版者
国立研究開発法人産業技術総合研究所
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2018-04-01

トンボは、基本的に視覚で相手を認識するため、体色や斑紋に著しい多様性が見られる。申請者らは、色覚に関わるオプシン遺伝子がトンボで極端に多様化していること、オプシン遺伝子の発現は幼虫と成虫で大きく異なることを見出した。また、アカトンボの体色変化は色素の酸化還元反応が原因であること、シオカラトンボの体色変化はUV反射Waxの産生によることを発見した。これらの知見により「トンボの幼虫と成虫で色覚はどのように変化するのだろうか?」「トンボの体色変化には、どのような遺伝子が関与するのだろうか?」などの素朴な疑問が浮かび上がった。これらの疑問の解明に向けて、申請者らはトンボの遺伝子機能解析系と実験室内飼育系を確立することに成功した。本研究課題では、申請者らが構築した一連の実験系を用いてトンボの色覚と体色形成の分子基盤を深いレベルで解明することを目指す。2020年度は、トンボの機能解析系の改良を行うために、RNAiに最適な条件の検討を行った。その結果、さまざまなトンボで終齢幼虫は外部形態から3つのステージに区別可能で、第1ステージにRNAiを行うことで、成虫の体色に関する遺伝子機能解析を高い効率で行うことが可能になり、論文発表を行った。また、トンボの色素の同定を行うとともに、色素合成に関わる遺伝子の網羅的な機能解析を行った。さらに模様特異的に発現する遺伝子を探索して機能解析を行い、体色に関わる新規遺伝子を複数同定することに成功した。
著者
神田 洋
雑誌
江戸川大学紀要 = Bulletin of Edogawa University
巻号頁・発行日
no.31, 2021-03-15

1998 年の米大リーグを報じた日本のマスメディアには,筋肉増強剤使用を容認する記事が表出した。強打者マグワイアがシーズン中に筋肉増強剤の使用を告白し,年間本塁打記録を更新。薬物使用を巡り米国で起こった論争を受け,日本でも薬物批判だけでなく薬物容認論が出た。 米国の薬物容認論は批判への反論であり,日本でも同じ図式の容認記事が見られた。それらはHoberman ら米国の先行研究が示した容認の理由に合致するか,あるいは理由を日本の状況に置き換えて解釈することができた。その一方で日本にしか見られない無造作な容認と言える記事も多く見られた。筋肉増強剤での肉体強化という逸脱行為そのものを楽しむ姿勢や,大リーグの権威への無批判な追随が,無造作な薬物容認を生んだ背景で特に目立ったものであった。いずれの背景も海外事情を報じる日本のジャーナリズム全般の問題につながるものであり,日本ジャーナリズム史の中での大リーグ薬物報道の位置づけは今後の課題となる。
著者
飯間,信
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究
巻号頁・発行日
vol.77, no.3, 2001-12-20
著者
橋本 嘉代
出版者
お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科
雑誌
人間文化創成科学論叢 (ISSN:13448013)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.339-347, 2010

From the 1950s to the 1980s, only a few articles about married women's paid work were featured in Japanese women's magazines. After the 1990s, however, these articles began appearing these magazines as a major topic. This study analyzed the tripolarization in definition of labor drawn from women's magazines at the end of the 1990s. The first type of magazines targeted married women whose household incomes were low, and thus, looking for part-time jobs to improve their household economic situation. The second type of magazines targeted full-time housewives, whose household incomes were high and who drew their success as instructors of their specialized hobbies. The third type of magazines targeted career women engaged in full-time jobs earning high incomes. It is difficult to obtain full-time job for married women having small children, but part-time jobs are frequently bored and lowly paid. Women's magazines published during this period focused on various role models that women were able to aspire to and model themselves after.