著者
木村 和也 北山 哲士 山崎 光悦
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
設計工学・システム部門講演会講演論文集 (ISSN:13480286)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.15, pp.435-438, 2005-08-02

Particle Swarm Optimization (PSO) is one of the multipoint search methods to find global or quasi-optimum of non-convex function. The important characteristics of multipoint search methods are diversity and centralization of search points. In this paper we propose Improvement model to aim at the diversity and the centralization. Through numerical examples, it is examined that indicator of parameter decision, diversity, centralization, and the search ability of the Improved PSO.
著者
折原 由梨
出版者
跡見学園女子大学
雑誌
跡見学園女子大学マネジメント学部紀要 (ISSN:13481118)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.19-46, 2009-09-15

本論文では、「おたくの消費行動の先進性を実証し、今後の消費動向を見通して行くこと」を目的とする。「おたく」の定義は、「主に学問として体系化されていない特定の分野・物事に熱中し、そのことにこだわりを持つ人」である。また「単に消費するだけではなく、表現や創作を行う人」とする。また「先進性」とは、消費するだけではなく創造的に情報発信することを意味する。 おたくは熱中する分野にこだわりを持ち、関連する商品の価格には糸目をつけない傾向がある。このような「おたく型消費」を実証するため、「アンケート調査」、「マクロ経済データを用いた分析(一般世帯と単身者世帯の比較)」、「関連業界の実務者へのインタビュー」を行い、おたくと「おたくではない人」(以下、非おたく)の差異性や、おたくをとりまく現状を浮き彫りにする。 アンケート調査から得られた結論は以下の通り。第一に仮説としてたてた「おたくの定義」が支持された。第二におたく群と非おたく群の可処分所得に大差がなかった。おたくは服飾費を大幅に削り、その分を趣味の費用としていることが推測される。消費の内訳に差はあるが貯蓄率には差がなかったことで、おたくが増えたとしても消費全体が増えないことを示している。第三におたく特有の情報発信の方法として、「ニコニコ動画」などがあり、おたくが多いジャンルは、「アニメ」「コミック」などであることがわかった。第四におたくと非おたくの対人関係の能力には差がないことも判明した。 マクロ経済データを用いた分析結果からは、男子単身者世帯では教養娯楽の消費が多く、「おたく的」消費傾向を示した。これに対し女子単身者世帯では被服及び履物の消費が多く、「非おたく的」消費傾向を示した。 最後に、専門家に対するインタビューからは、「おたくである人は、社会的常識がある」という本研究の仮説を裏付ける発言を得ることができた。
著者
森脇 和郎 鈴木 仁 酒泉 満 松井 正文 米川 博通 土屋 公幸 原田 正史 若菜 茂晴 小原 良孝
出版者
国立遺伝学研究所
巻号頁・発行日
1989 (Released:1989-04-01)

日本産野生動物種には、日本列島の生物地理学的な位置づけを反映して独自の分化を遂げたものが少なくない。これらの起源を解明することは、日本の研究者が日本に生息する種を対象にするという「自国に目を向ける立場」を別にしても興味深い。従来、日本産野生物動種については形態的分析に基づく分類学的および生態学的な研究がおもに行われてきたが、この方法論だけではこれら野生種の起源を解明することは難しい。近年著しい進歩を遂げた分子遺伝学的解析法は、集団遺伝学的な種の捉え型と相まってこの問題の解決に大きな力を発揮することが期待される。一方、わが国における人口の増加、経済活動の増大に伴う国土の開発、自然環境の汚染などによって、自然界における野生動物種の分布が改変され、時にはそれらの生存する脅かされるに至った現状を注視すれば、日本産野生種の分布や起源を検討するタイミングは今をおいてない。本研究は、日本産野生動物種の中から各分類群に属する代表的な動物種を選び出し、種内変異や近緑グループとの関係を明らかにして従来の分類体系を再検討するとともに、系統分類学および生態的に異なる動物種の起源について総合的に比較検討することを目的としている。ハツカネズミ・イモリ・メダカ・ウニ・ホヤなど日本に古くから生息する動物種は生物実験材料としての実用性と将来性に富む素材であり、実験動物の開発・利用という観点からもその重要性は見過ごすことはできない。野生種の起源を遺伝学的な観点から解明する研究は、必然的に種分化の遺伝機構にも踏み込むことになろう。この機構の基盤にはHybrid dysgenesisという現象にみられるように、その根底には発生機構、生殖機構の遺伝的制御という問題も包含しており、今後の生物学の新しい展開への有効な基盤となる可能性を秘めている。
著者
鈴木 和夫
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本森林学会誌 (ISSN:13498509)
巻号頁・発行日
vol.87, no.1, pp.90-102, 2005-02-01
被引用文献数
6 or 0

生研機構「新技術・新分野創出のための基礎研究推進事業」として取り組まれた「森林生態系における共生関係の解明と共生機能の高度利用のための基礎研究」(平成8∿12年度)の概要と, とくに学問的に関心の高い外生菌根菌マツタケに焦点をあてて論述した。まず, マツタケTricholoma matsutakeの識別として, rDNAのITS領域を用いて設計されたマツタケ特異的プライマーによって, マツタケ菌糸の有無を数mg以下の試料から確実に同定する方法を確立した。また, わが国のマツタケの多様性は, rDNAのIGS1領域を用いて8タイプに分けられ, Aタイプが広範囲にわたって優占していた。ヨーロッパおよび北アフリカに分布するマツタケの近縁種T. nauseosumは分子生物学的には同種であることが否定できなかったが, 今後, 生物学的種の観点からの検討が必要である。「マツタケは外生菌根菌であるのか?」についての疑念は, 形態的にも生理的にも典型的な外生菌根菌であることが, ハルティッヒネットの構造やATPaseの分布様式から示された。そして, マツタケ菌根の迅速人工合成法が確立され, マツタケ菌糸の親水性を高めて迅速な菌糸体の大量培養が可能となり, マツタケの人工シロの誘導が可能となった。
著者
犬伏 和之 堀 謙三 松本 聰 梅林 正直 和田 秀徳
出版者
一般社団法人日本土壌肥料学会
雑誌
日本土壌肥料學雜誌 (ISSN:00290610)
巻号頁・発行日
vol.60, no.4, pp.318-324, 1989-08-05
被引用文献数
13 or 0

堪水土壌中で作られたメタンが水稲体を経由して大気へ放出されることを確かめ,この過程を解析することを目的としたポット実験を行った.水稲体以外からのメタンの放出をできるだけ除外した方法を用いて,以下の結果を得た. 1)水稲を経由したメタン放出量は,それ以外の経由からのメタン放出量に比べ2〜10倍多く,0.16〜23 mg C/h/m^2 の範囲にあった.測定期間中(8月後半以降)では9月上〜中旬にメタン放出量のピークが認められた.またメタン放出量には日変化のある可能性が認められた. 2)日中に遮光すると,自然条件に比べメタン放出量が1.6〜5倍に増加した. 3)土壌にあらかじめ稲わら麦わらを混合した場合メタン放出量は2〜10倍に増加した.供試した土壌種別にみると,グライ土>灰色低地土>褐色低地土の順になった. 4)水稲根圏へメタン溶存水を注入すると,ただちに水稲地上部から大量のメタンが放出された.一方,水稲根圏へ酢酸ナトリウム溶液を注入すると,22日後に水稲地上部からのメタン放出量が極大に達した. 5)水稲を地上約 10cm で切断し切断面からのメタン放出量を経時的に測定したところ,切断直後に放出量は一時減少したがその後漸増し4時間後には切断直後の1.5〜4倍になった.
著者
伊藤 亜紀
出版者
イタリア学会
雑誌
イタリア学会誌 (ISSN:03872947)
巻号頁・発行日
no.48, pp.203-226, 1998-10-20

Plinio dice che il vestito tinto con la porpora, ottenuta dalla sostanza dei molluschi (murex o purpura) che vivono lungo la costa mediterranea orientale, era molto apprezzato dagli imperatori nell'antichita romana. Pero nel Medioevo, questa tintura che richiedeva tempo e denaro, era andata gradualmente declinando eccetto che a Costantinopoli e a Palermo, per poi scomparire definitivamente nel 1453 quando l'impero cadde in mano ai Turchi. Infatti, alcuni manuali di tintoria del Quattro e Cinquecento (come il Trattato dell'arte della seta edito da Girolamo Gargiolli, il manoscritto 4.4.1. della Civica Biblioteca di Como, e il Plictho di Giovan Ventura Rosetti ecc.) e la Pratica della mercatura (ca. 1310-1340) di Francesco Balducci Pegolotti non menzionano neppure la porpora. Nonostante tutto, la passione della gente per il rosso era rimasta invariata. Molte pagine dei suddetti manuali erano dedicate alla tintura delle diverse tonalita del rosso: rosato, paonozzo, scarlatto, chermisi, sanguigno, cardinalesco, ecc. E riferiscono che per ottenere questi colori, si usavano il chermes o la grana, insetti parassiti delle quercie, la robbia e il verzino dell'Asia sud-orientale al posto della porpora. Anche queste sostanze coloranti erano generalmente molto costose. I vestiti tinti di rosso in questo modo erano piu preziosi di quelli di altri colori, percio erano indossati principalmente dai nobili ricchi. Ad esempio, nell'inventario di Puccio Pucci, che faceva parte della cerchi di Cosimo de'Medici, redatto nel 1449, c'erano molti vestiti sui toni del rosso. Ed anche i medici e gli intellettuali che anelavano al potere politico e finanziario dei nobili, preferivano questo colore. Il Boccaccio descrive in tono vivace i giudici, i medici e i notai, con <<gli scarlatti>>, che da Bologna tornano a Firenze (Decameron, VIII9). Nelle opere letterarie allegoriche, in cui spesso i colori dei vestiti dei personaggi hanno un ruolo importante, il rosso e tradizionalmente il colore dell'abito della persona simboleggiante la carita (p.e. Purgatorio, XXIX, vv. 122-23). Ma nel Trecento, alcuni autori come Francesco da Barberino danno a questo colore qualche nuovo significato- l'industria, la discrezione, la fortezza, ecc.-, senza badare troppo alla tradizione. Secondo Le Blason des couleurs di Sicille (ca. 1458), uno dei trattati sui colori del basso Medioevo, che ci mostra molti dei loro significati simbolici, it rosso (vermeil) significa Haultesse, Hardiesse, Sanguin, Feu, Este, ecc., ed e considerato come il colore primo e piu importante. Fino a quando il nero sara esaltato dagli uomini di Stato, dai moralisti o da qualche letterato nel Cinquecento, il rosso dominera come "re" dei colori.Il rosso, che era un colore "basso" dal punto di vista morale fino alla meta del Medioevo, avera poi ereditato le porprieta del color propora -la nobilta, il potere, la ricchezza, ecc.-, ed era stato nobilitato. Si puo dire, senza paura di esagerare, che la tecnica della tintura del rosso aveva fatto passi da gigante e che erano state inventate tante tonalita perche sia i produttori che i consumatori avevano nostalgia del color porpora, che era molto ricercato nell'antichita.

2 0 0 0 OA ブース大将伝

著者
山室軍平 著
出版者
救世軍日本本営
巻号頁・発行日
1906
著者
西光 雅弘 秋田 祐哉 河原 達也
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音声言語情報処理(SLP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.69, pp.25-30, 2005-07-15

本稿では落語を対象に劇場内においてリアルタイムで字幕を付与する方法を検討する.落語は演目ごとに基本的なシナリオ(台本)が決まっており,同一演者・演目の音声データとその書き起こしの収集が可能であることから,これを用いて当該演目専用の音響モデルと言語モデルを構築する.特に,台本からの逸脱への頑健性を保持しながら,言語的制約を強力に反映させるために,言語モデルの単位として文節を採用する.実際の落語3演目を用いて認識実験を行ったところ,3演目平均で90%に近い単語認識精度を得た.Automatic real-time captioning of Rakugo using large vocabulary continuous speech recognition is addressed. Rakugo is a Japanese traditional monologue show of story telling performed by a professional Rakugo-ka. Rakugo-ka follows a script, but does not read out it like drama. For automatic captioning, we construct a dedicated language model from the script and an adapted acoustic model. In addition, we adopt the phrase (bunsetsu) unit for language modeling. At this moment, we achieved word accuracy close to 90%.
著者
松田 秀人
出版者
名古屋文理大学短期大学部
雑誌
名古屋文理短期大学紀要 (ISSN:09146474)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.125-129, 1998-04-01
被引用文献数
1 or 0

女子大生263名を対象に, 食品の咀嚼を考慮して食品嗜好調査を実施した.被検者をBody Mass Index(BMI)により肥満群(BMI 26.4以上, 17名)と非肥満群に分類した.その結果, 肥満群は, ピザ, ナポリタン, チャーハン, フランスパン, コーンフレーク, ヒレカツ, ひじき, ショートケーキ, かりんとうの摂取頻度が低かった.これらの食品のなかでピザやショートケーキはカロリーが比較的高いので, 肥満群のほうが非肥満群に比べて肥満を気にする傾向が強いために, 摂取頻度が低かったと考えられる.ピザやショートケーキ以外の食品は, 概して咀嚼回数が多く, なかでも, フランスパン(可食部10gあたりの咀嚼回数108回), コーンフレーク(同243回), かりんとう(同98回)は咀嚼回数が特に多く, しかも噛みごたえのある食品である.したがって, 肥満群は非肥満群に比べて, 噛みごたえがあり咀嚼回数が特に多い食品の摂取頻度が低かった.
著者
神谷 泉 黒木 貴一 田中 耕平
出版者
日本情報地質学会
雑誌
情報地質 (ISSN:0388502X)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.11-24, 2000-03-25
参考文献数
40
被引用文献数
23 or 0

数値地図50mメッシュ(標高)を用い,地表面の傾斜を濃淡画像で表現した傾斜量図を作成し,これを用いた地形・地質の判読を試みた。傾斜量図は,低地(段丘),山地,火山,地すベり地の地形の判読に有用であった。また,構成地質に関しては,構造線・断層の候補となるリニアメント,ある種の岩石の分布域の境界を判読できる場合があった。判読のための傾斜の計算方法としては,Roberts型よりもPrewitt型あるいはSobel型が優れている。傾斜量図は,他の地表面の表現手法と比べ,いくつかの点で優れている。上記の判読で使用している基本的な判読キーは,「明るさ」,「一様性」,「線間隔」,「鮮明さ」,「方向性」であった。また,山地においては,尾根と谷に対応する明るい線が互いにがっちりかみ合った模様である「脳状模様」が有用な判読キーであった。以上を総合し,傾斜量図は,地形・地質を調査する上で重要な資料となりうる。
著者
福田 泉 小林 量作
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.35, no.5, pp.261-266, 2008-08-20
被引用文献数
3 or 0

足把持筋力は立位姿勢の制御,高齢者の転倒リスク要因として注目されている。本研究の目的は若年健常者を対象に足把持筋力トレーニングの効果を検証することである。対象は運動器疾患のない若年健常者24名(男性10名,女性14名,平均年齢21.8±1.0)で,身長,体重,体脂肪率,足把持筋力,10m全力歩行,ファンクショナル・リーチ,最大1歩幅,閉眼片脚立位保持時間,等尺性膝伸展筋力を計測した。さらに年齢,性別,足把持筋力,10m全力歩行速度についてマッチングしたペアを組んだのち,無作為に介入群と対照群の二群に割り付けた。介入群は週に3回の足把持筋力トレーニングを行い,対照群には何も実施しなかった。6週後に両群について再計測を行った。その結果,トレーニング開始後3週目より,介入群の足把持筋力対体重比,10m全力歩行速度,歩幅について有意な変化がみられた。これらの知見から運動器障害に対する足把持筋力の検査とトレーニングの有用性が期待できる。