出版者
巻号頁・発行日
vol.[2],
著者
山口 登志子
出版者
国際基督教大学
雑誌
教育研究 (ISSN:04523318)
巻号頁・発行日
no.50, pp.89-95, 2008-03

1970年代と比較すると,日本語学習者の数は世界で増加している.東南アジアにおいても,1200の機関において日本語が教授され,コミュニカティブ教授法が主流である.しかし,矛盾点はコミュニケーションが推進されている反面,市販の教科書はことごとく文法中心の構成になっている.本稿では機能と語彙の分野に論議を絞り,文法中心の教科書のどの部分に問題点があるのかを追求する.また,コミュニカティブとして定評のある教科書でもWiddowson (1984)の説くLanguage as Communicationの枠内で構成されていることなども指摘する.最後にグローバル化された現代社会に視点を移し,英語などの「大言語」と対照して,日本語教育がどう生かされていくべきなのかについて簡潔に私見を述べてみたい.
著者
Yuichi Hori Shiro Nakahara Tohru Kamijima Naofumi Tsukada Akiko Hayashi Sayuki Kobayashi Yoshihiko Sakai Isao Taguchi
出版者
The Japanese Circulation Society
雑誌
Circulation Journal (ISSN:13469843)
巻号頁・発行日
vol.78, no.8, pp.1851-1857, 2014-07-25 (Released:2014-07-25)
参考文献数
23
被引用文献数
11

Background:Atrial low-voltage areas are suggested to be related to maintenance of atrial fibrillation (AF). The influence of the left atrium (LA) contact area (CoA) has not been investigated.Methods and Results:Twenty-two persistent AF patients underwent high-density mapping during AF and sinus rhythm (SR). Three representative CoA regions in the LA (ascending aorta: anterior wall; descending aorta: left inferior pulmonary vein [LIPV]; and vertebrae: posterior wall) were identified. Electrogram analysis of both high dominant frequency (high-DF; >8 Hz) and complex fractionated atrial electrogram (con-CFAE; <50 ms) regions during SR was done. The anatomical relationship between CoA and both the very low-voltage areas (vLVA; <0.2 mV) and high-frequency sources was determined. Forty-seven vLVA (194.4 cm2) and 60 CoA (337.0 cm2) were documented, and 32 vLVA directly overlapped CoA. The vLVA were preferentially found in the anterior (45%) and posterior (13%) walls of the LA, and in the LIPV (13%), and corresponded to CoA sites. The mean voltage during SR at high-DF sites was significantly lower than that at con-CFAE sites (0.62 vs.1.54 mV; P<0.0001). Seventy-two percent of high-DF sites overlapped CoA, while 54% of con-CFAE did. Furthermore, 44% of high-DF surface area directly overlapped CoA, while only 19% of con-CFAE did.Conclusions:Very low-voltage regions had a strong association with CoA. Sites with CoA had a higher incidence of fractionated electrograms both during SR and AF. (Circ J 2014; 78: 1951–1857)
著者
大島 道雄
出版者
公益財団法人 損害保険事業総合研究所
雑誌
損害保険研究 (ISSN:02876337)
巻号頁・発行日
vol.79, no.4, pp.71-117, 2018-02-25 (Released:2019-04-09)
参考文献数
23

2017年は損害保険自由化後20年目にあたる。本稿はこれを機に,自動車保険の自由化後の推移を,自由化以前・以降の長期間のデータを用い考察したものである。 自由化に関しては,10周年を機に,主に自動車保険を対象とした研究等がなされ,競争による保険料の低廉化,事業費率の低下,商品・販売方法の多様化等が自由化の成果として,総じて高い評価が与えられている。しかし,データの検証が不十分と思われる研究や,当時の研究成果では説明困難な実績が認められる。このため,損害保険全体の事業費率,および事業費の主要な費目である代理店手数料の手数料費率の推移,自動車保険の事業費率および保険料単価の推移,純率に影響を与える諸要素の動き,損害率の内訳を調査した結果,自動車保険に与えた自由化の影響は従来の評価とは大きく異なっていることが明らかになった。 本稿は自由化後の自動車保険の推移に関して,従来とは異なった見解を提示するものである。
著者
川久保 善智 澤田 純明 百々 幸雄
出版者
日本人類学会
雑誌
Anthropological Science (Japanese Series) (ISSN:13443992)
巻号頁・発行日
vol.117, no.2, pp.65-87, 2009 (Released:2009-12-25)
参考文献数
70
被引用文献数
2 2

南東北(宮城・福島・山形)由来の古墳時代人・古代人と北東北(青森・岩手・秋田)由来の江戸時代人の頭蓋について,計測的分析と形態小変異の分析を行い,これら東北地方の古人骨に,縄文人やアイヌの形態的特徴が,どの程度遺残しているかを調べた。比較資料として,東日本縄文人,北海道アイヌ,関東の古墳時代人と江戸時代人,それに北部九州の古墳時代人と江戸時代人の頭蓋を用いた。計測的分析では,顔面平坦度計測を含めた18項目の頭蓋計測値を用い,マハラノビスの距離(D2)にもとづいた分析と線形判別分析を試みた。頭蓋形態小変異については,観察者間誤差が少なく,日本列島集団の類別に有効であることが知られている6項目に絞って,スミスの距離(MMD)にもとづく分析を行った。D2でもMMDでも,縄文人に最も近いのは北海道アイヌであったが,東北地方の古墳時代人(計測的分析では古代人も含む)がこれに次いでおり,古墳時代でも江戸時代でも,九州→関東→東北→北海道アイヌまたは東日本縄文人という,明瞭な地理的勾配が観察された。同様の地理的勾配は,判別分析においても確かめられた。このような地理的勾配から判断すると,今回研究の対象にすることができなかった北東北の古墳時代人は,南東北の古墳時代人よりも,さらに縄文・アイヌ群に近接するであろうと推測された。もし彼らが古代の文献に出てくる蝦夷(エミシ)に相当する人々であったとしても,東北地方の古代日本人(和人)と縄文・アイヌ集団の身体的特徴の違いは連続的であったと思われるので,古代蝦夷がアイヌであるか日本人であるかという“蝦夷の人種論争”は,あまり意味がある議論とは思われなかった。
著者
石川 幹子
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.331-336, 1994
被引用文献数
5

<p>THE PURPOSE OF THIS STUDY IS TO ANALYSE THE HISTORICAL EVOLUTION OF THE PLANNING THOUGHT ON THE GREEN BELT IN LONDON FROM 1900-1938. AT THE BEGINNING OF THE 20TH CENTURY, THE THOUGHT OF THE GREEN GIRDLE WAS DEVELOPED INFLUENCED BY THE AMERICAN PARK SYSTEM. IN 1920'S, THE REGIONAL PLANNING WAS DEVELOPED AS THE METHOD TO SOLVE THE ENLARGEMENT PROBLEM OF BIG CITIES. THE GREEN GIRDLE PROPOSED BY RAYMOND ANWIN REFRECTED THIS REGIONAL PLANNING THEORY, AND THE CHARACTERISTICS OF THE GREEN GIRDLE CHANGED TO SECURE A BREAK IN THE OUTWARD SPORADIC SPREADING OF LONDON.</p>
出版者
巻号頁・発行日
vol.[14],
著者
天井 勝海
出版者
日本地理教育学会
雑誌
新地理 (ISSN:05598362)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.51-61, 1973

「修学旅行否定論」にみられるように, 遠足, 林間学校, 修学旅行などの校外学習に対する批判の声は依然として強く残されている。 これは, 校外学習の教育的効果が, 期待したほど上らず, 教育的計画になればなるほど生徒はなじまなくなるといった傾向がみられるためでもある。<br>本校 (東京都立羽田高等学校) では, このような校外学習に対して, 校外学習の意義を, 再確認して, 活発化されたホームルーム活動を通して, 現地で学習する校外学習を計画した。 現地での学習は, いわゆるフィールドワークであり, 授業の中で実施されているフィールドワークとは, 違った地域 (今回は, 山口県萩市と長野県白馬村塩島) でのものであり生徒の関心も高かった。<br>この計画では, 多くの問題を残しつつも, とくに, 事前の準備に相当の時間をかけて実施されるように計画した。 そのため, 生徒一人一人は現地の理解には, 大いに役立ったし, 地理の教科からこの計画を評価すれば, 地理的見方, 考え方を伸ばすのに, 大いに効果があった。<br>また, 班活動, ホームルーム活動を通しての事前の準備-実施-事後の処理にあたったため, 各ホームルームでの協力体制や友情を深めるとか, 集団で調査や行動してみる経験などを得ることができ, ホームルーム経営といった面からの評価も見のがせない。
著者
松岡 真如 小野寺 栄治 川上 利次 高野 一隆 木村 穣
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会誌 (ISSN:13498509)
巻号頁・発行日
vol.100, no.6, pp.193-200, 2018-12-01 (Released:2019-02-01)
参考文献数
15

衛星からの電波を受信して位置を知ることのできる Global Navigation Satellite System (GNSS) 受信機は林業の現場に普及している。GNSS で計測された座標には位置誤差が常に含まれている。したがって,その座標を用いて計算した面積も誤差を持っている。面積誤差の大きさが分かれば,直接的に測量の精度を知ることができ,森林資源の管理に役立つと考えられる。本論文では,位置座標と位置誤差(標準偏差)とから面積の標準偏差を求める方法を説明する。また,誤差を含む座標を用いて計算された「面積の標準偏差の近似値」を面積の精度を示す指標として利用することを提案する。この近似値のあてはまりの良さを評価するため,本論文では GNSS による周囲測量を模した数値実験を行った。その結果,90%以上の実験条件において,近似値は実測値±3%の範囲に収まった。加えて,提案した指標を実際のデータに適用し,利用方法の例を示した。これらにより,提案した指標が GNSS 測量で得られた面積の精度評価に利用できる可能性が示された。
著者
明闕名撰
出版者
愼獨齋刊
巻号頁・発行日
vol.[14], 1513

1 1 1 1 OA 津逮祕書

著者
明毛晉輯
巻号頁・発行日
vol.122-124冊, 1000
著者
久保 司郎
雑誌
摂南大学 融合科学研究所論文集 = Bulletin of the Transdisciplinary Science Research Institute, Setsunan University (ISSN:24325031)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.121-128, 2016-10-31

Inverse problems deal with identification, estimation, monitoring from observations or measurements. In this paper the role and importance of inverse problems are described. The definition and classification of inverse problems are presented. Inverse analyses are ill-posed in nature. To overcome the ill-posedness the importance of information to be used in the inverse analyses and regularization is described. Examples of inverse problems treated by the present author are presented.

1 1 1 1 OA 法妙童子 3巻

出版者
松会
巻号頁・発行日
vol.[2],