著者
山本 晃輔 ヤマモト コウスケ Kohsuke YAMAMOTO
雑誌
大阪産業大学人間環境論集
巻号頁・発行日
vol.13, pp.1-12, 2014-04

The present study examined how verbal information affects odor cued autobiographical remembering. In experiment 1, fifty-one participants completed the Memory Characteristics Questionnaire (MCQ; Johnson, Foley, Suengas, & Ray, 1988) after remembering memories cued by odors. Familiar odor cues were used that represented orthogonal combinations of high and low rates of naming, and with and without verbal labels. Results showed that autobiographical memories cued by odor without verbal labels were more vivid than memories cued by ones with verbal labels under conditions of low rate of the naming. In order to verify the results of experiment 1, forty participants were closely investigated in experiment 2. The results showed that memories cued by odors with a high rate of naming were faster and more vivid than memories with a low rate. Similarly, memories cued by odor with verbal labels were faster and more vivid than without. These findings suggest that verbal information plays a significant role in odor-cued autobiographical remembering.
著者
田本 正一
出版者
全国社会科教育学会
雑誌
社会科研究 (ISSN:0289856X)
巻号頁・発行日
vol.86, pp.25-36, 2017-03-31 (Released:2019-03-28)

本研究は,知識や技能は個人の内面を超えて形成されるという立場をとる。個人の内面を超えて知識や技能を捉えていくことができれば,他者や学習資源などの外部に目を向けていくことが可能となる。 そうすることで,市民社会への参加の程度を把握していく学習評価を開発することを目的とする。 目的を達成するために,本研究では以下のことについて論じている。第1に,市民社会への参加としての学習評価の原理を明らかにすることである。正統的周辺参加に依拠すると学習は共同体への参加となる。さらに,参加は市民社会において意味や価値を有するように設計する必要がある。 第2は,特定の小学校社会科学習において,ある1人の学習者が形成した知識や思考に関するナラティヴを取り上げ,市民社会への参加の程度を把握していくことである。そのことで,学習者が市民へと変容していることを明らかとしている。 第3は,市民社会への参加に注目した学習評価の原理を明らかにすることである。その原理とは,教師以外の第三者による評価である。そのことで,市民社会において意味や価値を有する社会科学習としていくのである。 第4は, 市民社会への参加に注目した学習評価の意義について確認することである。すなわち, 教師以外の第三者評価を取り入れることで,市民として変容する契機として学習評価を位置づけたことである。 以上のことにより,市民社会への参加の程度を把握する社会科学習評価の意義とその実際を示すことができた。
著者
白水社編
出版者
白水社
巻号頁・発行日
1938
著者
山川 静夫 諸井 薫
出版者
文芸春秋
雑誌
諸君 (ISSN:09173005)
巻号頁・発行日
vol.25, no.9, pp.p196-204, 1993-09
著者
鶴永 陽子
出版者
日本食品保蔵科学会
雑誌
日本食品保蔵科学会誌 = Food preservation science (ISSN:13441213)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.85-94, 2009-03-31
参考文献数
50

近年、健康維持にかかわる三次機能(生理的機能性)が注目を集めている。特に、生活習慣病の発症や老化の進行に活性酸素が大きく関与し、その予防策として食品中のビタミン、ポリフェノール類をはじめとする抗酸化物質の摂取が有効であるとする知見が多く報告されている。その中、日常的に飲用できるお茶の機能性が注目を集め、多くの研究がなされている。例えば、緑茶の抗酸化性、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、抗ウイルス作用などの機能性が明らかになり、健康食品素材として高い評価を得ている。また、ツバキ科のチャ葉以外の材料からつくられた健康茶も消費者の「安心志向」「健康志向」を背景に関心が高まっている。これは、健康茶素材の長い食履歴から得られる安心感と、近年の分析技術向上による生理活性機能などの科学的データの裏づけによるところが大きい。例えば、ルイボスティーの便秘解消作用、甜茶の抗アレルギー作用、タラ葉茶の血糖値上昇抑制作用など多数の報告がなされている。特に、グアバ葉ポリフェノールの血糖値上昇抑制作用については、多くの報告がなされ、それを原料としたお茶は特定保健用食品(「血糖値が気になり始めた方の食品」)として販売されている。また、全国各地で、地域資源を地域振興や活性化に活用する動きが活発化しており、その手段として健康茶への利用が増大している。筆者は、島根県内では未利用資源であった「カキの葉」と「ヤマモモの葉」が有する高い抗酸化性に着目して、機能性成分含量の高い健康茶を製造するための技術を開発した。本総説は、筆者が実施した一連の研究成果をとりまとめたものである。
出版者
厚生閣
巻号頁・発行日
vol.第八巻 鳥声蟲語, 1936

1 0 0 0 OA 凡人浄土鈔

著者
相馬御風 著
出版者
百華苑
巻号頁・発行日
1948
出版者
厚生閣
巻号頁・発行日
vol.第8巻, 1936

1 0 0 0 OA 辺土に想う

著者
相馬御風 著
出版者
人文書院
巻号頁・発行日
1940

1 0 0 0 OA 性慾論

著者
トルストイ 著
出版者
大泉書店
巻号頁・発行日
1949