著者
成瀬 翔
巻号頁・発行日
2015-03-25 (Released:2015-03-25)
著者
小畠 裕将
出版者
広島大学大学院教育学研究科
雑誌
広島大学大学院教育学研究科紀要. 第二部, 文化教育開発関連領域 (ISSN:13465554)
巻号頁・発行日
no.65, pp.119-128, 2016-12-22

The current study examines the dialect of Okayama city, particularly the sentence-final particle de, which is analogous to the Japanese common language sentence-final particle yo. A comparison of de and yo revealed two main findings. First, similar to the Japanese common language, the basic meaning of de in the Okayama city dialect is to display mental manipulation and represent a gap in recognition. The particle de conveys different meanings based on its intonation: pronouncing de with a rising intonation indicates the compulsion of mental operation, while a falling tone indicates the delegation of mental operation. Second, in the Okayama city dialect, de can be used in different ways. It can be used to express something that is not apparent to the speaker or to refer to the display of a limited gap in recognition, and it does not require a reaction from the audience.
著者
千田 稔
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要
巻号頁・発行日
vol.14, pp.125-145, 1996-07-31 (Released:2016-06-08)

小稿は、空間的属性である道路から、日本古代の王権の一端を探ろうとするものである。ここで対象とする道路は大和から河内に通ずる「南の横大路」―竹内街道と「北の横大路」―長尾街道である。「ミチ」という言葉の原義は、「ミ」+「チ」で、「ミ」は接頭辞で神など聖なるものが領するものにつくという説にしたがえば、「ミチ」は本来神に結び付くものであった。 「南の横大路」の東端の延長線上に神の山、忍坂山が、「北の横大路」の東端には和爾下神社が位置することは「ミチ」の語義にかなう。忍坂山のあたりは息長氏の大和における本拠地であり、和爾下神社はワニ氏によって奉斎されたものである。したがってこの両道は大王家の外戚氏族である息長・ワニ氏に関わるものとみられる。以上のことから両氏あるいは関係氏族から皇妃を入れた大王の墳墓が、河内の竹内・長尾街道沿いにあることが伝承されることが説明でき、同時に河内王朝論には慎重にならざるをえないと考える。
著者
松野 修
出版者
愛知県立芸術大学
雑誌
愛知県立芸術大学紀要 (ISSN:03898369)
巻号頁・発行日
no.41, pp.1-13, 2011 (Released:2014-12-10)
著者
甲田 烈
出版者
国際井上円了学会
雑誌
国際井上円了研究 (ISSN:21877459)
巻号頁・発行日
no.4, pp.156-173, 2016 (Released:2016-06-24)
著者
山田 里奈
巻号頁・発行日
pp.1-455, 2015 (Released:2016-11-23)

早大学位記番号:新7112
著者
畑中 健二 Hatanaka Kenji
巻号頁・発行日
1994-02 (Released:2001-10-31)
著者
長田 進
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶應義塾大学日吉紀要. 社会科学
巻号頁・発行日
no.16, pp.15-28, 2006 (Released:2006-00-00)

1 最初に2 米国の都市圏定義2-1 標準大都市圏(Standard Metropolitan Statistical Area, SMSA)2-2 Core Based Statistical Area(CBSA)3 英国の都市圏定義3-1 標準大都市労働圏(Standard Metopolitan Labour Areas, SMLA)と 大都市経済労働圏(Metropolitan Economic Labour Area, MELA)3-2 Hall and Hay (1980)の機能的都市圏域(Functional Urban Regions, FUR)3-3 地方労働市場圏(Local Labour Market Area, LLMA)4 日本の都市圏定義4-1 大都市圏・都市圏4-2 地域経済クラスター(Regional Economic Cluster, REC)と川嶋の機能的都市地域(Functional Urban Region, FUR)4-3 標準都市雇用圏(Standard Metropolitan Employment Area, SMEA)4-4 日本機能的都市圏(Japanese Functional Urban Area, JFUA)4-5 都市雇用圏(Urban Employment Area, UEA)5 終わりに―今後の方向性―
著者
長田 進
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶應義塾大学日吉紀要. 社会科学 (ISSN:13425390)
巻号頁・発行日
no.22, pp.27-51, 2011 (Released:2011-00-00)

1 .はじめに2 .都市人口の変化に関する研究動向について3 .日本の事例で見る都市圏設定による分析の長所と問題点4 .今回の分析方法と目的の確認5 .都市の成長パターンに見る比較検討6 .最後に7 .参考文献
著者
石 楿
巻号頁・発行日
(Released:2014-12-16)

博士(文学) 立命館大学
著者
吉村 貞司 Teiji Yoshimura
巻号頁・発行日
vol.22, pp.1-9, 1985-01-01 (Released:2016-08-02)
著者
中村 満紀男
出版者
筑波大学心身障害学系
雑誌
心身障害学研究 (ISSN:02851318)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.1-17, 1998-03 (Released:2013-12-18)

世紀転換期に、婚姻制限よりも有効な要保護者の発生防止策として登場するのが、去勢と断種(精管切除術)である。まず去勢が、性犯罪・累犯に対する懲罰と抑止、精神薄弱者等の生殖防止と性的抑制を目的として全国的に医師により提起され、少数ながら実施される。しかし、提唱者以外賛成はなかった。H.シャープは、精管切除術を生殖防止を目的として初めて非行者に実施した。去勢論者と類似したその目的は、コミュニティの保護および社会改良、性行動の抑制等の心身の改善、コミュニティでの結婚と家庭の維持であった。精管切除術は、第二次性徴の喪失がなく、簡便で安全であるゆえに、支持層は医師や矯正事業中心から社会事業へ、男性のみから男女両性へ、全国的に拡大し、施行もされる。その拡大は、精管切除術の対象を精神薄弱者とし、精神薄弱者の種族と国家に対する脅威説の支持に対応していた。20世紀初頭のアメリカでは精管切除術に対しては、法手続き論と感情論以外に強い反対論はなかった。