著者
茂木 克浩 亀井 章央 間々田 久渚
出版者
足利短期大学
雑誌
足利短期大学研究紀要第43巻第1号 = MEMOIRS OF ASHIKAGA JUNIOR COLLEGE No.43 March,2023 (ISSN:2436004X)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.79-88, 2023-03-15

In order to deepen our understanding of sexual minorities, we need to think about " identity. This is because many of sexual minorities are struggling to live their lives in their own way. Therefore, we conducted an activity for students in the art club of a junior high school to help them face up to their own identity. The art was practiced with a focus on color. As a result, many students were able to think about their identity. They also deepened their understanding of sexual minorities.
著者
大槻 麻衣 木下 裕介 小早川 真衣子 ホー バック 渡辺 健太郎
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:21888760)
巻号頁・発行日
vol.2023-HCI-203, no.38, pp.1-5, 2023-05-24

ビジョン創出・参加者間の価値観理解のために,ビジョンを体現する状況を演劇形式で表現するアクティングアウトや,シンプルな積み木をヒトやモノに見立て,参加者がそれらを動かしながらストーリーを作る,といった表現活動がある.本研究では,働き手自らが新たな生活スタイル・働き方をデザインするにあたり,この活動に人間拡張技術を取り入れる試みを行った.具体的には,体験者同士が (1) AR 技術を活用した人形劇で自身の考えたストーリーを実現・記録し,(2) そのストーリーを,VR によって様々な視点から体験可能とした.AR 技術によって人形を拡張し,情報を付与することで参加者のイメージ構築に寄与し,また,VR の大きな特徴の 1 つである「没入感」を活用することで,参加者がストーリーを自分事として捉え,参加者間のストーリー共有がより深まり,議論を促進する効果が期待できる.また,これまで,VR 体験を構築するためにはある程度の専門知識やツールの習熟が必要であったが,本プロジェクトでは AR 人形劇という形にすることにより,一般の方でも簡単に体験を構築した点に新規性がある.本稿では,システムのプロトタイプの開発と,それを用いた予備実験について述べる.
著者
東 良彰 Yoshiaki Azuma
出版者
同志社大學經濟學會
雑誌
經濟學論叢 = Keizaigaku-Ronso (The Doshisha University economic review) (ISSN:03873021)
巻号頁・発行日
vol.69, no.4, pp.675-712, 2018-03-20

本稿では、Eggertsson and Mehrotra(2014)の世代重複モデルを中心に、長期停滞に関連する文献や理論を整理し、日本の長引くデフレ不況について考察する。本稿で特に着目したいのは人口動態の変化がもたらす影響である。またデフレ不況と流動性の罠から抜け出すために必要な政策についても整理する。
著者
平岡 一幸 阿部 はる奈 田島 滉太
出版者
東京工芸大学工学部
雑誌
東京工芸大学工学部紀要 = The Academic Reports, the Faculty of Engineering, Tokyo Polytechnic University (ISSN:03876055)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.6-15, 2021-06-30

この小文は本学における初等数理教育の素材提供の試みとして、「歌声」に おける「母音」に焦点を当て、その倍音の成分を実験的に解析します。同じ高さの音でも、例えば「ラ ; La ; A」 に相当する440 Hz の周波数の高さの音でも、我々は、「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」の5母音の歌を歌い分けます。 それではその5母音の違いはどこから来るのでしょうか?この疑問に答えるため、「フーリエ級数」や「フーリエ級数展開」という数学の手法を用います。このフーリエ解析により各母音の特徴を比較・整理し、「美しい声」で歌うための研究課題を明確にすることがこの小文の目的です。 更に重唱や合唱における母音の重なりを取り上げます。
著者
小関 健二
出版者
東洋大学法学会
雑誌
東洋法学 = Toyohogaku (ISSN:05640245)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.p35-56, 1982-03