著者
中野 淳太 田辺 新一
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会環境系論文集 (ISSN:13480685)
巻号頁・発行日
vol.79, no.701, pp.597-606, 2014-07-30 (Released:2014-09-30)
参考文献数
73
被引用文献数
4 5

Semi-outdoor environment is defined as a grade of environmental control in thermal environmental planning, falling in between indoor and outdoor environment. Thermal adaptation of occupants, together with building and equipment, needs to be taken into account for planning such environment. Behavioral and psychological adaptation was found to be influential on thermal comfort, and context of thermal environment was found to be important to understand the adaptive process from literature review. Environmental context was categorized into social, architectural, and personal elements. A concept model of adaptive thermal comfort in semi-outdoor environment was proposed. Problems concerning application of existing thermal comfort standards were discussed. Adaptive comfort zone, not comfort temperature, needs to be investigated through field surveys considering the Japanese context such as geographical location, climate, degree of environmental control and general-purpose of the architectural space. Adaptive comfort zone needs to be presented together with the definition of environmental context.
著者
中野 淳太
出版者
東海大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

環境適応は、その環境の文脈の影響を受ける。そこで文脈の異なる3種の空間において、温熱環境調整手法および適応特性について実測調査を行った。屋外滞在空間における実測調査の結果、複数季節に渡る評価では外気温が主たる環境変動要因となり、それ以外の文脈因子が過小評価されることがわかった。環境適応の理解を深めていくためには、対象とする環境適応の時間特性を踏まえた、適切な評価期間の設定が重要である。
著者
金 勲 小林 健一 開原 典子 柳 宇 鍵 直樹 東 賢一 長谷川 兼一 中野 淳太 李 時桓 林 基哉
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 令和2年度大会(オンライン)学術講演論文集 第8巻 性能検証・実態調査 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.293-296, 2020 (Released:2021-10-28)

特定建築物及び中小規模建築24件を対象に、2019年度の冷暖房期に行った温度・湿度・CO2の2週間の連続測定からCO2濃度に関する結果を報告する。平均値としては1000ppmを超える建物は2割程度であったが、1回でも1000ppmを超える割合はほぼ7割あった。また、昨年度とは異なり期間中ずっと1000ppmを下回らない、3000ppmを超える高濃度を示すなど、著しく悪い環境にある物件はなかった。
著者
田辺 新一 中野 淳太 森井 健志 宇留野 恵 後藤 悠 坂本 圭司
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成17年 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.901-904, 2005-07-25 (Released:2017-08-31)

Field survey on thermal environment and questionnaire survey were conducted over three seasons at three train stations, and thermal comfort was quantitatively evaluated. Moreover, usage patterns and passengers' attitude towards the station environment were investigated in order to comprehensively identify the thermal environment required for train stations. Environmental control of the entire station by air-conditioning would not be energy efficient due to its open structure, and task-ambient air-conditioning strategy is proposed.
著者
林 基哉 小林 健一 金 勲 開原 典子 柳 宇 鍵 直樹 東 賢一 長谷川 兼一 中野 淳太 李 時桓
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 令和元年度大会(札幌)学術講演論文集 第7巻 空気質 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.45-48, 2019 (Released:2020-10-31)

事務所の衛生環境の実態を把握するため特定建築物の行政報告例の分析、事務所の空気環境の調査を行う。本報告では空気環境不適率の上昇要因を明らかにするため、行政報告例不適率の実態を把握し、不適率上昇の要因に関する統計解析を行った。特定建築物数が増加する中、湿度、温度、二酸化炭素濃度の不適率が1999年以降上昇している。また、法定検査を利用した報告徴取が増加している。湿度、温度、CO2濃度の不適率上昇の要因として報告徴取数の増加が挙げられ、これらの不適率は、北の自治体ほど高い傾向がある。
著者
畠中 祐輝 中野 淳太
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.105-108, 2013

<p>樹陰内を実測調査し、放射環境の特性を明らかにする。測定結果をもとに簡易予測式を用い実測値と予測値の比較を行った。樹木による日射、天空放射遮蔽効果が認められた。樹陰内の日射を考慮した平均放射温度は樹陰内に時折入り込む日射に応じて変動していた。そのため、緑被率の高い夏季では高精度の予測ができたが、落葉と太陽高度の低下に伴う木漏れ日の増加により秋季、冬季では誤差が増加した。</p>
著者
田邉 新一 中野 淳太 岩下 剛 秋元 孝之 堤 仁美 西原 直枝 木村 建一
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2002

本研究では、室内環境要素が知的生産性に与える影響を明らかにすること、および知的生産性を評価するツールを開発することを目的とした。被験者実験および現場実測により、精神作業時の作業成績、心理量測定、生理量測定から、室内環境の質が知的生産性に与える影響を総合的に評価した。作業成績のみでなく、作業者の疲労やメンタルワークロードに着目をした点が特徴的である。1)作業成績コンピュータまたは紙面を用いた、複数の作業を被験者に課し、作業の正確さとスピードを用いて評価した。2)心理量測定室内の温熱、空気、光、音等の環境について主観的申告を行った。また、日本産業衛生協会の「自覚症状しらべ」を用いた評価を行い、室内環境が各症状群の出現にどのように影響するかを分析した。ポジティブな尺度である、活力度を測定する手法について検討した。疲労感や室内環境に対する満足度などが作業成績に与える影響について考察した。日本語版NASA-TLXを用い、作業負荷の特徴を測定した。3)生理量測定疲労やメンタルワークロードの指標として、近赤外線酸素モニタによる脳内酸素代謝状態の測定を行った。疲労測定として、フリッカー値や音声を用いた測定を行った。対象とする室内環境は、温度、気流、湿度、室内空気質、音、光環境とした。作業成績による評価はモチベーションなど心理的な影響を受けやすく、室内環境質が与える影響を評価することが難しかった。一方、室内環境質の違いは、作業者の疲労をはじめとした、心理量や生理量に与える影響が大きいことが明らかとなった。長時間作業を課す実験により、疲労や室内環境質への不満の程度が大きくなると、作業成績が低下することを明らかとした。また、近年の環境設備機器制御のオープン化にむけて、ネットワーク環境を用い、オフィス執務者の環境評価、疲労、活力、生産性に関するデータを収集するツールを開発し、コールセンター等のフィールド実測を行った。
著者
田辺 新一 中野 淳太 小林 弘造
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.66, no.541, pp.9-16, 2001
被引用文献数
16 12

The 65-Node Thermoregulation-Model was developed, based on Stolwijk model. The model has 16 body parts. Each body part consists of core, muscle, fat and skin. In addition, the model has a central blood compartment. Convective and radiative heat transfer coefficients were derived from the thermal manikin experiments. Under steady state condition, mean skin temperature; skin wet tedness and SET^* agreed well with those by 2 node-model. This model can predict fairly well for. skin temperature distribution under thermal neutrality. Under transient condition, trends of mean skin temperature and evaporative heat loss were similar to the subject experiment by Stolwijk.