著者
中原 幹夫
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:07272997)
巻号頁・発行日
vol.83, no.6, pp.699-786, 2005-03-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
天谷 公彦 原 幹夫 吉田 雅穂 阿部 孝弘
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.52, no.12, pp.1067-1074, 2014 (Released:2015-12-01)
参考文献数
5

十郷橋は,我が国初のポストテンション方式のPC道路橋で,2013年で建設から60年が経過し,現在も供用中の歴史的な橋梁である。今回,この十郷橋の詳細調査を行い,その健全性を評価した。なお,PC鋼材などの調査は,十郷橋の4カ月後に施工され,同じ材料が使用されている石徹白橋(水害により落橋)にて実施している。調査の結果,コンクリートは緻密で高い強度を有しており,劣化も進行していないことが分かった。さらに,鉄筋・PC鋼材の品質およびグラウトの充填性も確認でき,十郷橋は建設から60年が経過した現在においても健全な状態にあることが明らかになった。
著者
長野 暹 谷 源洋 李 友申 劉 くん邦 王 かい寧 RAFEEYOHU Pi 水野 一郎 古賀 公治 KOKU Gennyou RYU Sinpo PYODASA Ratrayaka 陳 虹 劉 振邦 王 鼎吟 王 懐寧 桑原 幹夫 沈 韋高 陳 沙 王 懷寧 蔦川 正義
出版者
佐賀大学
雑誌
国際学術研究
巻号頁・発行日
1992

94年は香港、深、朱海、広州、三亜、海口、昆明を調査した。経済特別区の経済発展の現況と内陸部奥地調査して中国の経済改革の現況把握に努めた。香港では、97年の中国への返還をめぐる問題、香港資本の中国投資の様相などについて調べた。返還後も50年間は現況が維持されることが明確になったことから、海外に流出していた資本も香港に還流するようになっており、この資本が今中国への投資に廻っており、これによって中国南部地域の経済発展をもたらしていることが把握できた。深は最初ぼ経済特区として発展してきたとこであるので、工業開発区、証券会社を調査した。工業開発区には工場が立ち並び生産も盛んであった。証券会社では株価の変動が激しい折であったのでその対応に追われている社員の動きなどから中国での証券市場の展開ぶりが窺えた。海では開発区を調査した。まだ開発地の造成中の所がおおく、 と比べるとかなりの隔たりである。しかし国際空港も完成したことから、発展が見込まれている。広州では農村工業、先物取引会社を主に調査した。広州には最近香港や台湾等からの投資が増え、それによって生産活動が盛んになっている。2000人規模の従業員を擁する企業も農村に現れており、生産設備も整ってきている。華僑資本が中国に経済発展に大きく寄与していることが窺えた。先物取引会社はまだ数は多くない。それだけに注目される存在であるが、国際取引の経験も少ないことから多くの課題を抱えていることも知りえた。三亜は観光開発に力を入れており、ホテルの建設が進んでいる。台湾資本の進出もあることから、台湾からの観光客が多い。三亜-海口間に高速道路もできたあことから、中国本土からの観光客が見込まれている。海口は海南島の玄関口であることから、海南島が特別区に指定されてから人口も増え企業活動も盛んになってきている。信託投資会社の調査では、北米地域からの投資を得るための活動など国際的な活動がなされていることが窺えた。昆明では農村と農村工業を調査した。野菜・花を主に生産している村で、ハウス栽培により早期出荷にも力がらいれられており、花は香港、野菜は香港と日本に輸出されている。大きな冷凍倉庫も持ち輸出のための荷揃がなされている。ダンボウロ用紙を製造している農村の工場を調査した。原料はアメリカから輸入し、通国製の機械で製作している。この工場で得られた利益で村に病院や学校を建てている。農民の所得の殆どは工業からのものである。都市近郊農村の発展事例である。94年度の調査は経済特別区の現況解明から、内陸部との経済格差の問題の解決が大きな課題であることが窺えた。また広東省の経済発展は華僑資本の投資によるところが大きいが、これは多面では華僑資本の資本力に影響されることを示すものであり、重化学工業化の制約ともなりかねないことも窺われた。地域、階層の格差が広がっており、対処を要する課題も多いことも知りえた。中国の共同研究者は佐賀、福岡の工業を調査し、日本の生産技術、企業管理から多くのものを学びとられ、中国で役立てることを目指されている。
著者
木下 尚宜 迫 美乃 福島 邦治 原 幹夫 吉武 勇
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:24366021)
巻号頁・発行日
vol.79, no.5, pp.22-00122, 2023 (Released:2023-05-20)
参考文献数
9

ポストテンション方式PC橋におけるグラウト充填調査手法の一つとして広帯域超音波法(WUT)がしばしば用いられている.本研究ではWUTによるグラウト充填調査の精度向上のため,コンクリート中を伝播する弾性波の基礎的な特性を調べた.探触子から発信される波動の指向性を調べるため,三角柱状の供試体を用いて各種の実験を行った.その結果,指向角が20~45°の範囲では透過波が明瞭に確認されたが,45~90°の範囲では低減することがわかった.また,反射波のスペクトルピークは約60~90kHzであった.WUTによるグラウト充填調査に有意な反射波をとらえるためには,弾性波の基礎的伝播特性を踏まえ,指向角が45°以内となるような探触子間隔とする必要があることがわかった.
著者
瀧原 幹夫
出版者
Japan Society of Corrosion Engineering
雑誌
Zairyo-to-Kankyo (ISSN:09170480)
巻号頁・発行日
vol.48, no.6, pp.338-344, 1999-06-15 (Released:2009-11-25)
参考文献数
10

This paper introduce stray current corrosion control and the committees related this problem, after described generation mechanism and control.Some problems of stray current corrosionarose immediately after construction of electric railway in Japan, in 1895. To solve this problems, the study was started and continued for 100 years up to now. Until the Taisho Era (-1926), major subject of the study was improvement of raiway return circuits, and drainage systems on underground metallic piping were added in the early Showa Era (1926-). After World War II, the study was resumed and plastic cable, coating systems for steel pipes, and impressed current systems for practical use, have been developed until now.The Study Committee on Stray Current Corrosion was established in 1933 by academic specialists, engineers of various utilities, and government authorities, and it has been still continuing research activities. The Co-ordinated Committees on Stray Current Corrosion were established in 5 districts. And these committees started research activities to solve problems such as co-ordinated interference.
著者
山本 卓資 松野 純男 笠波 嘉人 榊原 幹夫 岡田 啓 川畑 篤史
出版者
一般社団法人 日本薬局学会
雑誌
薬局薬学 (ISSN:18843077)
巻号頁・発行日
pp.cr.2021-0003, (Released:2021-06-14)
参考文献数
9

在宅訪問薬剤師が心不全を合併する患者における薬剤の副作用を観察し,医師に処方提案した.2018 年 4 月,85 歳女性に対し,薬物の副作用と主訴との関連を調査し,高血圧,食欲低下,徐脈等が認められた.ジゴキシンの血中濃度が中毒域であり,収縮期血圧 160~200 mmHg,脈拍 40~50 回 / 分であるため,医師と中止検討を行った.その結果,同年 5 月には収縮期血圧 120~130 mmHg,脈拍 60~70 回 / 分と改善した.その後,同年 8 月,頻脈(脈拍 110 回 / 分)があり,ベラパミルが追加された.在宅訪問薬剤師が呼吸音の聴取,体重等の結果を処方医師に情報提供した.その結果,ベラパミルを頓用に変更,ロキソプロフェンナトリウムも中止となった.薬剤による副作用の可能性の判断を行うのは,医療専門職以外の介護者には困難である.そのため,在宅訪問薬剤師による介入,医師への情報提供は重要である.
著者
福原 幹夫
出版者
公益財団法人電磁材料研究所
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

Ni中心の20面体Ni_5Zr_5Nb_3クラスターから構成されたセンチメートルサイズのNi-Nb-Zr-H系アモルファス合金リボンは約223Kまでの低温領域でアモルファス度の上昇に伴って銀より4桁良好な弾道伝導性を示した。~8GPaまでの超高圧の負荷によってもその効果は見られなかったが、アモルファス合金特有の負の温度電気抵抗係数(TCR)が22-25Kで金属結晶特有の正に変換する奇妙な現象を観察した。本アモルファス合金の弾道伝導機構はクラスター問の一電子のトンネリングによって説明がつく。
著者
中原 幹夫
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.77, no.4, pp.767-776, 2002-01-20

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