著者
吉野 孝
出版者
日本選挙学会
雑誌
選挙研究 (ISSN:09123512)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.14-25, 2010

本稿の目的は,アメリカ連邦公職選挙における選挙-政党組織関係の変化を分析し,その特質を解明することにある。同国の連邦公職選挙では,1950年代に至るまで,集票が固定的人間関係に基づいて行われ,政党機関が選挙運動をコントロールした。1960代にテレビの利用がはじまると,党大会の運営と選挙戦略の立案においてメディア専門家が全国委員長に取って代わった。1970年代以降,世論調査,メディア広告,ダイレクトメールなどの選挙運動手段が発達し,選挙コンサルタントが登場すると,候補者は自身の選挙運動組織を形成し,政党組織は周辺に追いやられた。1980年代に豊かな資金を背景に全国政党機関が選挙運動の表舞台に復帰したものの,2000年代になると,候補者はインターネットを用いて直接的な選挙民への到達を試みた。要するに,新しい選挙運動手段に対応する過程で,政党組織は選挙運動の重要な役割を喪失してきた。
著者
中本 涼菜 谷岡 遼太 吉野 孝
雑誌
2017年度 情報処理学会関西支部 支部大会 講演論文集 (ISSN:1884197X)
巻号頁・発行日
vol.2017, 2017-09-15

防災対策の啓発が行われていても、防災対策を怠っている家庭が存在する。そこで我々は、地震時に家具転倒の下敷きになることなく避難できるように、防災対策を行う意識付けをさせることを目的としたVR システムの開発を行った。
著者
安田 大誠 吉野 孝
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.127-128, 2018-03-13

インターネット上で提供される情報は分散しており,一覧性がないといった問題が存在する.ゆえに,個人の属性に応じて防災関連情報を示すことが重要である.情報を集約する上で防災に関連する語句があるが,その中には防災と関連しない語句が突然として防災と関連するようになったものがある.例えば,2016年4月の「熊本」地震や,2017年10月の台風21号の影響で樽井駅~尾崎駅間で橋脚が陥没し,線路が歪んだ「南海本線」が挙げられる.そこで,本研究では防災関連情報集約システムにおいて,防災と関連する語句の抽出と表示を行うことで,大量に散在する情報の中での重要な情報が見逃されないようになることを目指す.
著者
吉野 孝
出版者
日本選挙学会
雑誌
選挙研究 (ISSN:09123512)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.14-25, 2010 (Released:2017-05-08)
参考文献数
20
被引用文献数
1

本稿の目的は,アメリカ連邦公職選挙における選挙-政党組織関係の変化を分析し,その特質を解明することにある。同国の連邦公職選挙では,1950年代に至るまで,集票が固定的人間関係に基づいて行われ,政党機関が選挙運動をコントロールした。1960代にテレビの利用がはじまると,党大会の運営と選挙戦略の立案においてメディア専門家が全国委員長に取って代わった。1970年代以降,世論調査,メディア広告,ダイレクトメールなどの選挙運動手段が発達し,選挙コンサルタントが登場すると,候補者は自身の選挙運動組織を形成し,政党組織は周辺に追いやられた。1980年代に豊かな資金を背景に全国政党機関が選挙運動の表舞台に復帰したものの,2000年代になると,候補者はインターネットを用いて直接的な選挙民への到達を試みた。要するに,新しい選挙運動手段に対応する過程で,政党組織は選挙運動の重要な役割を喪失してきた。
著者
吉野孝雄著
出版者
河出書房新社
巻号頁・発行日
2008
著者
宮部 真衣 吉野 孝
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.1214-1223, 2009-03-15

テキストベースのリアルタイムコミュニケーションにおいて,メッセージ作成の長時間化は円滑なコミュニケーションを妨げる.コミュニケーションを円滑に行うためには,相手が許容できる時間内にメッセージ作成を終える必要がある.これまでに,システムの応答時間に関する人間の許容応答時間については明らかにされている.しかし,システムを介したテキストベースの対人リアルタイムコミュニケーションにおいて,相手の応答をどれだけ待つことができるのかについては明らかにされていない.本研究では,テキストベースのリアルタイム遠隔コミュニケーションにおける対人許容応答時間の評価を行う.評価実験では,対話状況を1対1での特に目的のない自由な対話とし,「相手の入力状況の提示」および「対話段階の進行」による対人許容応答時間への影響についての検証を行った.評価実験より,以下の知見を得た.(1) 対人許容応答時間は,平均で1分51秒であった.(2) 相手の入力状況を提示し,対話の序盤に測定するという条件下において,対人許容応答時間は平均2分35秒であり,相手の入力状況の提示により,対人許容応答時間が長くなる可能性が高い.(3) 対話の経過時間は,対人許容応答時間に対して大きな影響を及ぼさない可能性が高い.
著者
梶田 耕平 吉野 孝 宗森 純
雑誌
情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.6(2001-GN-042), pp.25-30, 2002-01-24

リアルタイムで協調して4 コマ漫画の作成を支援する,4 コマ漫画作成システムAB- DOKAN を開発した.今回,AB- DOKAN を用いて,複数の作業者が協調して4 コマ漫画を作成し,作業者数が漫画作成時にどのような影響を及ぼすかについて検討した.作業者数は2 名,3 名,4 名で,4 コマ漫画作成実験をそれぞれ10回ずつ行った.実験の結果,1 人当たりのチャット会話数と漫画作成時間とについての有意差は見られなかったが,漫画の面白さの5 段階評価については,3 名の作業者による4 コマ漫画が面白い傾向が見られた.
著者
渡邉 小百合 吉野 孝
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.43-51, 2018-01-15

近年,ドラマやアニメの舞台への聖地巡礼等の新しい形態の旅行が出てきたことや,外国人旅行者の増加から,観光地に対して新しいニーズが発生してくることが考えられる.これより,観光地側も観光客のニーズや問題点を知り,観光地の発展につなげていく必要がある.しかし,Twitterにおいて「観光地名が入っていない観光地に関するツイート」の収集が困難であるという問題があった.そこで本研究では,観光地名を含まないツイートからの観光地に関する感想の抽出手法について検討し,下記を明らかにした.(1)観光地の特徴語を含むツイートの中には,観光地に関する感想が含まれている可能性がある.(2)観光地名入りツイートの前後に呟かれた観光地名なしツイートの中には,観光地に関する感想が含まれている可能性がある.(3)観光地名入りツイートに対するリプライには,観光地に関する感想が含まれている可能性がある.(4)観光地名を含まない画像付きツイートには,観光地の食べ物や催し物に関する感想が含まれている可能性がある.
著者
小菅 徹 吉野 孝
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.10, pp.1-8, 2009-11-19
参考文献数
15
被引用文献数
2

Web メディアの発展は著しく,特にユーザにより情報発信されるメディアとして Weblog や SNS などのコミュニケーションツールがある.しかし,多くのユーザがその手間と見返りの少なさから利用継続が出来ない現象が発生している.最近では,Twitter などのユーザの行動を逐次投稿するライフストリームサービスが流行りつつある.そこで,小型 PC と周辺機器をウェアラブルコンピュータとして身につけ,日常の活動を行うことで自動的にブログ記事が生成されるシステム BlogWear を提案する.本稿では,BlogWear の開発,および使用実験の結果について報告する.実験の結果,下記のことが明らかになった.(1) 記事における地図と画像の組み合わせにより,記事内容の理解や発見がある.(2) 任意投稿を容易に行えるようにすることで,記事内容の充実が見込める.(3) 不明瞭な画像の記事や連続した類似記事は,閲覧者・記事作成者両方にとって必要ではない.(4) 過去の記事を閲覧する際,閲覧者にとって多くの記事が必要ではないものとなっている.The Web media has been developing remarkably. Weblog and SNS which are sent information by users are popular for communication tools. Life stream service, such as Twitter, to post the action of users is also popular. However, many Weblog users in Japan tend to stop the use of Weblog because of the time-consuming process and the fewness of the reward. Therefore, we propose BlogWear system that generates weblog entries automatically using a wearable computer. In this system, a user has only to wear a wearable computer which has a small PC and peripheral devices. This paper describes the development of the system and the result of the experiment. The results of the experiment are as follows: (1) By combination of a map and a poted image, there are entry contents understanding and discovery. (2) We believe that easy posting by freewill encourages the enhancement of the content. (3) The entries of a blurred image and a continued similar image are not necessary for both watchers and entries makers. (4) Many past articles are not necessary for watchers.
著者
東拓央 吉野孝
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.507-508, 2011-03-02

近年訪日外国人者数の増加に伴い医療現場での多言語コミュニケーションの機会が増えている.<br />医療現場での多言語コミュニケーションは,<br />医療ミス等を未然に防ぐため正確なコミュニケーションが求められる.<br />様々な言語に正確に翻訳された同じ意味の用例セットである用例対訳を用い,<br />高精度な多言語コミュニケーションを実現する研究が行われているが,<br />用例収集自体が簡単ではないという問題がある.<br />そこでビデオチャットで遠隔の通訳者を介し多言語コミュニケーションの支援を<br />行うシステムYouTranを用い,ビデオチャット内の会話を用例として収集するシステムを<br />提案する.<br />集められた会話内容には音声認識誤りや個人のプライバシ情報が含まれるため<br />フィルタリングによる対応が必要である.<br />本稿ではシステムに適用するためのフィルタリング手法の検討を行った.
著者
福島 拓 吉野 孝 重野 亜久里
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.256-265, 2013-01-15

現在,在日外国人数は年々増加しており,多言語によるコミュニケーションの機会は増加している.医療の分野では医療機関を訪れる外国人患者とのコミュニケーションのために多言語問診票が使用されている.しかし,多言語対応の紙の問診票は種類が少ないため各医療機関の要求を満たすことができていない.また,日本人医療従事者が外国人患者の母語で書かれた紙の問診票を理解することは困難である.そこで我々は,用例対訳や機械翻訳を利用して診察に必要な基本情報である症状の伝達を支援する,多言語問診票作成システムの開発を行い,問診票入力機能についての評価を行った.本研究の貢献は次の2つである.(1)日本人医療従事者と外国人患者との間のコミュニケーションを支援する,多言語問診票作成システムの提案を行い,実現した.(2)用例対訳と機械翻訳を併用することで,病名や症状を含む文の正確性と,状況説明などの付与情報を含む文の網羅性を確保した多言語問診票の記入の可能性を示した.
著者
長田 伊織 吉野 孝
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)
巻号頁・発行日
vol.2013-GN-86, no.34, pp.1-8, 2013-01-09

近年,情報技術の発展に伴い,ライフログに関する研究が活発に行なわれている,しかし,ライフログデータを用いて他人とコミュニケーションを行なうことに着目した研究は少ない.そこで我々は,ライフログデータをもとに自動的にブログ記事を生成するシステム “BlogWear” を開発した.これまでの実験の結果,大量のライフログデータから作られる記事は閲覧者にとって変化が少なく,比較的早い段階でブログ記事として,飽きられてしまう傾向が見られた.そこで本研究では,ライフログデータに対して漫画表現を用いることで,よりエンターテイメント性のあるコンテンツを閲覧者に提供することを目指した.本研究の貢献は,次の 3 点にまとめられる. (1) 漫画表現を用いてライフログデータを提示することは,閲覧者に面白さを提供することを示した. (2) ライフログデータの提示手法によって,発生するコミュニケーションに違いが見られる可能性があることを示した. (3) ライフログデータを用いた漫画表現は,ライフログデータの閲覧を促す可能性があることを示した.
著者
狩野翔 福島拓 吉野孝
雑誌
マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2011論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.836-843, 2011-06-30

現在,モチベーション維持に関する研究が行われている.しかし,「日常的に行わない」作業を対象とした支援は十分に考慮されていない.「日常的には行わない」作業では,「日常的に行う」作業に対して存在する「やらなければならない」という気持ちが支援対象者の中に少なく,モチベーション維持を支援することは難しい.そこで本稿では,非日常的な作業として「医療分野向け用例の評価」を対象とし,そのモチベーション維持支援を行った.その手段として,モチベーション維持支援システムにおいて,定期的なシステム機能の追加を行った.本稿では,定期的に機能を追加することによる,ユーザのモチベーション維持効果を検証を行った.本稿の貢献は次の2点にまとめられる.(1)用例評価のモチベーション維持支援システムに対し,定期的に機能を追加することはシステムを利用するきっかけになり,モチベーション維持の可能性があることを示した.(2)「自分の成果を可視化する」機能は,ユーザのモチベーション維持に一定の効果を示した.
著者
宮部真衣 吉野孝
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.71-72, 2011-03-02

機械翻訳を介したコミュニケーションでは,翻訳精度が低い場合,十分な相互理解ができない可能性が高い.現在,母語のみを用いて自分の発言がどのように伝わっているのかを把握するための手法として,折り返し翻訳が用いられている.対象言語翻訳文と折り返し翻訳文の精度の同等性に関する検証を行った結果,対象言語翻訳文と折り返し翻訳文の精度不一致が発生するケースが見られた.特に対象言語の精度が低いにもかかわらず折り返し翻訳の精度が高い場合,大きな問題となる.そこで本研究では,複数翻訳機を用いることによる,上記の不一致の解消効果についての検証を行う.
著者
重信 智宏 野田 敬寛 吉野 孝 宗森 純
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.255-266, 2004-01-15
被引用文献数
3

無線LANとPDAを用いた柔軟な授業支援システムSEGODON-PDAを開発した.従来の固定型の授業支援システムは,計算機室などの計算機を設置した教室のみでしか実施できず,管理に手間がかかるという問題があった.PDAは比較的安価であり,携帯性に優れるため,柔軟なシステムの運用が可能である.SEGODON-PDAは,内容の異なる2つの授業に対する支援を行う.講義形式の授業では,学生が授業中に演習問題を授業用のウェブサイトからPDA上にダウンロードし,そこで解答する.学生は,PDAを持ち,画面上の解答を見ながら板書する.また,宿題をPDA上にダウンロードし,次回の授業までに教室外で解答を行う.発想法を学ぶ実習形式の授業では,PDAを用いたアイディア収集や発想法の結果を無線LANとPDAを利用して口頭発表を行う.開発したSEGODON-PDAを大学3年生の2種類の授業へ適用した結果,以下のことが分かった.(1)無線LANとPDAを用いたSEGODON-PDAは,講師と学生との対話性のある支援が行え学生から高く評価された.(2)様々な授業内容に対する支援が可能であり,教室外での宿題や予習などにも利用可能であった.We have developed a flexible lecture support system using PDAs and wireless LAN, named SEGODON-PDA. A conventional fixed lecture support system has been carried out only in the classroom such as a computer room. The problem is the trouble of management. PDAs are comparatively cheap and their portability is good. A flexible system can be built using PDAs. The system can support two types of lectures. We applied SEGODON-PDA to a lecture-type class. Students could download the contents for the lecture using a wireless LAN in class and could write something on a blackboard while carrying and seeing a PDA. They could do their homework outside of the classroom. We applied SEGODON-PDA to an exercise-type class. Students could collect ideas for the exercise of an idea generation method. They make a presentation about results of the exercise using their PDA with a wireless LAN. We have applied the system for third year students. The results of the applications are shown below. (1) The results of the application show that SEGODON-PDA is effective and highly evaluated. The class became interactive between the lecturer and students. (2) The system could support several types of lectures. The system could also support the homework or the preparation outside of the classroom.
著者
宗森 純 原田 利宣 吉野 孝 伊藤 淳子
出版者
和歌山大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

絵文字のみで外国人とコミュニケーションをとることを目標とし,日本人と外国人との絵文字アイコンおよびその文章に関する差違を明らかにする研究を行った.その結果,日本人は正解の場合は丸(○)を使うが,外国人はチェックマーク(.)を使うなど,スラングなどを含め,各言語の特徴をそのまま絵文字に引き継いでいることが示唆された.また,日本人は基本的に絵文字でもSOVの文法で記述し,外国人は基本的にSVOの文法で記述するが,日本人でもSVOで記述することがあることが明らかとなった.
著者
吉野 孝 川島 順 藤城 享 桐山 勉 都築 泉 長谷川 正好 田中 宣郎 栗原 健一
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構 一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.137-141, 2011

「欲しいなぁ」と思う情報がドクメンテーションされていないことは良くある。そのような場合には、自分自身でドクメンテーションしてみてはどうだろう。本発表では、特許権の存続期間の延長情報をドクメンテーションした事例を紹介し、必要とする情報がドクメンテーションされていない場合は、自分自身でドクメンテーションすることを推奨する。本発表は、INFOSTA-SIG-パテントドクメンテーション部会 (Patent Documentation Group) の 2011 年度の活動の成果である。