著者
前田 章太郎 東郷 香苗 石黒 武蔵 井上 貴之 坂本 武彦 菅野 公寿 近藤 充弘
出版者
一般社団法人 日本臨床薬理学会
雑誌
臨床薬理 (ISSN:03881601)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.167-175, 2019-07-31 (Released:2019-08-24)
参考文献数
33

Background: The use of big data/real-world data (BD/RWD) is expected to be a new option for evidence generation in drug development. Pharmaceutical companies are considered to be a group of key drivers to promote widespread use of BD/RWD in Japan. However, little is reported about the current status of the use of BD/RWD for drug development in Japan.Objective: This study was conducted to reveal the current usage of BD/RWD by pharmaceutical companies in Japan and their current organization structure, with the aim to gain insight on the challenges and future perspective of BD/RWD in Japan.Methods: A questionnaire survey was conducted on 66 pharmaceutical companies affiliated with Japan Pharmaceutical Manufacturers Association from 16 to 31 October 2018. The survey consisted of two parts: Questionnaire 1 investigated the current usage of BD/RWD in drug development in Japan, and Questionnaire 2 investigated the current organization structure.Results: Of 52 companies that responded to Questionnaire 1, 30 companies (57.7%) were currently using BD/RWD for drug development in Japan for various purposes, 29 of which (96.7%) planned to continue using BD/RWD. Of 28 companies that responded to Questionnaire 2 and currently using BD/RWD, 9 companies (32.1%) had established divisions or organizations for internal management of BD/RWD, and 14 companies (50.0%) had standard operation procedures or guidance for handling legal and regulatory aspects associated with the use of BD/RWD for drug development in Japan.Conclusion: BD/RWD is currently used for various purposes in drug development in Japan. However, the proportion of companies currently using BD/RWD for drug development is limited to approximately 50%. Proactive involvement of pharmaceutical companies toward the use of BD/RWD for drug development in Japan together with further industry-government-academia harmonization for environment improvement are awaited.
著者
比嘉 聖 帖佐 悦男 坂本 武郎 渡邊 信二 関本 朝久 濱田 浩朗 野崎 正太郎 前田 和徳 中村 嘉宏 舩元 太郎
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.458-461, 2007 (Released:2007-11-27)
参考文献数
3

脛骨に発生した骨線維性異形成(OFD)に対し,腫瘍切除後の巨大骨欠損をβ-TCPのみにて補填した3症例(男性1例,女性2例,手術時平均年齢14歳11か月)を経験したので報告する.【方法】腫瘍をen blocにボーンソーにて切除し,β-TCPにて骨欠損を補填し,不安定性への対処としてギプス固定またはplateにて固定した.【考察】OFDに対する治療において,単純掻爬骨移植では再発例が多いというのは以前より報告されていることであり,拡大切除を選択している施設も多い.当科でも同様であるが,骨欠損部が大きくなり自家骨のみでは補填困難である.当科ではBone bankのシステムも確立しておらず,症例が若年者であり採骨のリスクを考えβ-TCPのみで対処した.今回の症例ではβ-TCPは骨に置換され現時点では副作用も認められないので巨大骨欠損に対する補填材料として有用と考えられた.
著者
石丸 大祐 坂本 武司 松永 大介 峠 睦
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.193-194, 2012

アルミニウム合金およびCFRPの切削加工において耐摩耗性や耐凝着性からPCDは優れた工具性能を示すが,切れ刃成形の困難さ故に最適な形状が実現されているとは言えず,適用範囲も限られている.本研究では各種ダイヤモンド材料の超精密研磨に有効なUVアシスト研磨法をPCD切れ刃の微細形状成形技術として確立すべく,切れ刃の鋭利化や微細チャンファ付加を施したものなど数種類の形状に成形し切削特性を調査した.
著者
細井 愛 佐藤 賢治 坂本 武也 親松 学
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.780-791, 2016 (Released:2017-01-13)
参考文献数
9

我が国の高齢化はとどまるところを知らず,医療・介護への要求は高まるばかりであるが,医療・介護資源は充足される兆しすら見えない。新潟県佐渡市は,高齢化率36.8%と抜きんでた高齢社会であり,医療従事者も高齢化している。要医療者の増加と病態の複雑化に対して圧倒的に少ない医療資源で対応しなければならず,提供できる医療の維持すら困難になりつつある。こうした問題に対応するため,平成25年から新しい地域医療連携ネットワーク,通称「さどひまわりネット」が稼働した。診療報酬明細情報を核に,電子カルテの有無にかかわらずすべての参加医療機関の病名・処方内容・処置内容・検体検査結果・画像結果を自動的に抽出し,相互に共有するシステムである。介護施設利用者が医療機関を受診する機会も激増しているが,医療と介護の間には,医療従事者の意識の問題などもあり,スムーズな情報の伝達がしづらいという問題が存在する。このたび,「さどひまわりネット」を用いて,介護側から利用者の日常生活動作や日常的なバイタルの情報を提供できる環境を構築する取り組みを開始した。本稿では医療と介護の機能的な連携を実現することを目的としてどのようなネットワークシステムを構築したかについて述べる。
著者
藤木 克洋 波多 英寛 藤原 和人 川島 扶美子 坂本 武司 稲尾 大介
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
スペース・エンジニアリング・コンファレンス講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp._A1-1_-_A1-4_, 2013

Now, in order to elucidate phenomena of high velocity, high velocity launching equipment, such as single stage gas gun, powder gun, and two stage gas guns are used. Generally, powder gun and two stage gas guns can launch a projectile high mass compared with a single stage gas gun. But, the working hours for cleaning the inside of a launch tube are required after launching a projectile, and since gunpowder is used, the deterioration of equipment is large compared with a single stage gas gun. On the other hand, a single stage gas gun can prepare launching projectile in comparatively short time. Moreover, there is an advantage that equipment degradation is small. In this study, the single stage gas gun which can be launched to a portable type and all the directions is developed. And the experimental result which launched various projectiles using the single stage gas gun is reported.
著者
長谷川 貴史 坂本 武志 島田 明 浦野 羅馬 古川 隼也人
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第54回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.169, 2011 (Released:2012-03-09)

今日の制御系設計は、制御対象の動的モデルは、運動方程式や運動学方程式から導き出される伝達関数や状態方程式wお用いて行われる。一方、ソフトウェア工学の世界では、UMLやSysML等のモデル表現言語を用いたシステムのモデリングが行われ、同モデルに基づいてソフトウェア設計なり、システム設計が行われる。両者は共にモデルベース設計と呼ばれるが、その内容は全く異なり、両者の間の接点はあってないようなものとなている。しかしながら、構築されるシステムは同じ1システムであり、両者の間に溝があってはならないはずである。本稿では、倒立振子を題材にしながら、両者の接点についての知見を述べる。
著者
坂本 武士 金谷 一朗 佐藤 宏介
出版者
一般社団法人 システム制御情報学会
雑誌
システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集 第50回システム制御情報学会研究発表講演会
巻号頁・発行日
pp.1, 2006 (Released:2006-12-01)

テキスタイルデザインにおいて、意匠パタンは製品(作品)の印象や価値を決める重要な要素である。意匠パタンの審美的解析と合成は興味深い。本研究は図形の印象が生まれるメカニズムを解明することを目的とする。具体的には、フラクタル2次元パタンをL-Systemを用いて生成し、その図形のもつ印象を解析する。解析手法として、フラクタル収束度と、構造組成分析を提案し、これらの解析手法が人間の印象をよく区別可能であることを実験的に示す。
著者
坂本 武憲
出版者
専修大学法学会
雑誌
専修法学論集 (ISSN:03865800)
巻号頁・発行日
no.119, pp.1-68, 2013-11
著者
坂本 武
出版者
駒澤大学
雑誌
外国文学研究 (ISSN:04350332)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.41-56, 1976-03-30
著者
石丸 大祐 坂本 武司 松永 大介 神崎 成広 峠 睦
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.91-92, 2013

多結晶ダイヤモンド切削工具の切れ刃は,ダイヤモンド粒径サイズによって切れ刃丸味半径が制限を受ける.本研究では紫外光と石英を用いたUVアシスト研磨法によって様々なダイヤモンド粒径のノーズRバイトの研磨を行うことで,粒径サイズ以下の丸味半径有する非常に鋭利なバイトの成形に成功した.鋭利化した切削工具はアルミ合金の切削加工に用いて評価した.
著者
寺前 裕之 須田 岬 湯川 満 島野 洋佑 高山 淳 坂本 武士
出版者
公益社団法人 日本化学会・情報化学部会
雑誌
ケモインフォマティクス討論会予稿集 第38回ケモインフォマティクス討論会 東京
巻号頁・発行日
pp.56-57, 2015 (Released:2015-10-01)
参考文献数
1

近年、生物活性を有する2-アザスピロ環化合物が報告されているが、効率的な合成法は少ない。我々は、先行実験により化合物の超原子価ヨウ素試薬による環化反応をおこなうことで2―アザスピロ環化合物が得られることを見出した。しかし、この反応ではアリル基側鎖の置換基効果が顕著に見られることから、反応中間体であるフェノオキセニウムカチオンの高次元アルゴリズムによる安定構造計算からその反応機構を検討した。