著者
印牧 信行 太田 充治 辻田 裕規 小林 由佳子 安部 勝裕 瀧本 善之 今安 正樹
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.71, no.11, pp.645-648, 2018-11-20 (Released:2018-12-20)
参考文献数
7

全国6カ所の眼科紹介動物病院より緑内障群及び非緑内障群の柴犬DNAサンプルを回収し,イヌ緑内障感受性遺伝子(SRBD1 遺伝子)の3つの一塩基多型(rs8655283,rs22018514,rs22018513)における緑内障発症との関連を調査した.その結果,rs8655283のリスクホモではノンリスクホモに対するオッズ比が3.45(P<0.05),rs22018514ではオッズ比4.32(P<0.01),rs22018513ではオッズ比10.33(P<0.01)となった.またrs22018513のヘテロではノンリスクホモに対するオッズ比が6.14(P<0.05)となった.SRBD1 遺伝子の一塩基多型解析は将来的な緑内障発症リスクの評価に有用と考えられる.
著者
香川 涼亮 小倉 利仁 太田 充 牛島 光一
出版者
公益社団法人 都市住宅学会
雑誌
都市住宅学 (ISSN:13418157)
巻号頁・発行日
vol.2017, no.97, pp.126-135, 2017 (Released:2018-06-07)
参考文献数
15

The purpose of this study is to investigate the impact of the Tokyo 2020 Olympic and Paralympic Games announcement on residential land prices. Using the data of official land prices from 2010 to 2015, the degree of the rise of the land prices was measured around the area in which the Olympic Village is built. Just after the announcement of September, 2013 the degree of the rise in land prices was measured around the area in which the Olympic Village is to be built. A rise in land prices of 8.0% around the Olympic Village and an average of approximately 3.0% within 12km of radius was confirmed in 2015 as a result of the estimation. When a proxy indicator of the urban redevelopments was added as a variable, a rise in land prices of an average of approximately 1.6% within the radius 12km from the Olympic Village was confirmed. In other words, these estimated results suggest the possibility that about half of rise in land prices was due to the influence of urban development.
著者
太田 充彦 蟹江 太朗 松永 眞章
出版者
公益財団法人 産業医学振興財団
雑誌
産業医学レビュー (ISSN:13436805)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.1-12, 2022 (Released:2022-05-01)

がん患者の生存率は増加傾向にあり、復職できるがんサバイバーは増えている。日本におけるがんサバイバーの復職率を明らかにした先行研究は乏しく、バイアスにより過大評価されている可能性もある。がんサバイバーの抑うつ状態が就労によって改善するかについて、先行研究の結果は一定していない。がんサバイバー労働者は、主観的健康感や身体的機能の低下を訴える割合が高いことが報告されている。がんサバイバー労働者を対象とした、がん関連疲労に関しても研究がさらに行われるべきである。
著者
横山 宏 岩崎 重剛 太田 充 石桁 正士
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.93, no.60, pp.9-14, 1993-05-22
被引用文献数
2

著者らは、IGF法を用いて学生の勉学のやる気の実態調査を続けてきた。そして、やる気には4状態(やる気、やらされ気、やらん気、やれん気)があることが分かった。今回は、調査で得られたやる気のカーブの記載されたものが上の4つのどの状態であるかを推測する方法について検討した。推測では、やる気を起こしたり無くしたりしたときの理由文に含まれる特定のキーワード、やる気の度合い、やる気グラフの勾配に着目した。そして考案した方法で約100名の学生(大学生、女子短大生)のやる気の4状態を推測し、的中率60%強を得た。
著者
加藤 善士 太田 充彦 八谷 寛
出版者
独立行政法人 労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所
雑誌
労働安全衛生研究 (ISSN:18826822)
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.173-179, 2019-09-30 (Released:2019-09-30)
参考文献数
10

労働基準監督署では,労働災害の重篤度を休業見込期間により判断し,労働災害防止施策を展開している.しかし,労働災害の休業が当初の休業見込期間を超えて長期に及ぶことがある.的確な労働災害防止施策を展開するためには,休業期間を早期に正確に把握することが重要となる.そこで某労働基準監督署管内の過去3 年間に発生した労働災害1,672件(男性1,204名,女性468名)について,事業場から報告される労働者死傷病報告と労働者災害補償内容を対比し,休業見込期間と実際の実休業日数の乖離状況を調べ,業種,事業場規模,性別,年齢,業務経験期間,平均賃金との関連を検討した.休業見込期間を超えて実際に休業した者の割合は男性で71.2%,女性で63.9%であった.休業見込期間(中央値:男性30日,女性28日)と実休業日数(中央値:男性50日,女性39日)は男性の方が長かった.休業見込期間を超えて休業する者の割合は,男性において事業場業種,事業場規模,年齢で有意な差が認められた.また,実休業日数/休業見込期間比の中央値は男性1.38,女性1.20と男女間で有意な差があった.労働災害の重篤度を休業見込期間で判断することは,重篤度を過小評価する可能性が高く,実休業日数が休業見込期間を超える割合には,男女で差があった.
著者
太田 充恒 鍵 裕之 津野 宏 野村 昌治 今井 登
出版者
日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.56, pp.313-313, 2009

土壌中の有機物や2価鉄などによって、有害な6価クロムが無害な3価クロムへ還元される反応は、環境化学的に重要である。演者らは、人工汚染土壌標準試料であるJSO-2(現在配布停止)中の6価クロムが、作成後5年以内に全て3価に還元されたことに着目し(Tsuno et al., 2006)、土壌中での有害元素の反応機構の解明に取り組んでいる。平成18年度の地球化学会年会(太田・津野・鍵・福良・野村・今井)では、状態分析法を用いて汚染土壌中のクロムの化学形態特定を行い、6価クロムが還元され3価の水酸化クロムとして存在していることを報告した。今回は、X線吸収端微細構造(EXAFS)解析を用いて詳細な構造解析を行うことで、その反応過程について新たに知見を得たので報告する。
著者
太田 充恒 南 雅代
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
地球化学 (ISSN:03864073)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.59-70, 2019-06-25 (Released:2019-06-25)
参考文献数
31

We have elucidated retention of primary Sr isotopic ratios in source rocks to sediments and sedimentary rocks during repeated sedimentation recycling. Twenty-three fine stream sediments (<180 μm) in Awajishima Island were used for the study. The 87Rb/86Sr and 87Sr/86Sr of stream sediments originated from Cretaceous Ryoke granitic rocks and Cretaceous sedimentary rocks (Izumi Group) were similar to those of the respective source rocks. Incidentally, the 87Rb/86Sr-87Sr/86Sr of stream sediments in Awajishima Island suggests that Cretaceous felsic igneous rocks are the dominant source of clastics in Izumi Group. Stream sediments derived from Neogene and Quaternary sediments, which are originated from granitic rocks and Izumi Group, had comparable isotopic ratios to those of the respective primitive source rocks. Accordingly, 87Rb/86Sr and 87Sr/86Sr can be retained during the repeated recycling process of sediments and sedimentary rocks. Stream sediment is presumed to consist of clastics supplied from respective lithologies according to their exposed areas. However, 87Sr/86Sr of stream sediment is not comparable to the values calculated from exposed areas of lithologies and isotopic data of parent rocks. The result suggests that amount of sedimentation denudation and production differs among different lithologies and is not simply proportional to their exposed areas.