著者
市川 裕介 小林 透
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.1195-1203, 2011-03-15

我々は,レコメンデーションなどでの利用を目的としたサイコグラフィック属性として,ユーザの多様性受容度をユーザ個々のWebアクセス履歴のべき乗則を利用して推定する手法の提案を行った.実履歴を用いた検証の結果,ユーザ個々のサイトアクセス傾向がべき乗分布を示すこと,べき指数が観測期間によらずユーザ固有の特性値であること,べき指数がユーザの多様性受容度に相関があることから,提案手法が有効であることを示した.
著者
瀬古 俊一 青木 良輔 井原 雅行 小林 透
雑誌
情報処理学会論文誌コンシューマ・デバイス&システム(CDS) (ISSN:21865728)
巻号頁・発行日
vol.3, no.4, pp.12-21, 2013-12-25

本論文では,Web上の興味を刺激される情報を煩わしい操作なく取得可能な操作ユーザインタフェース,InfoSkinを提案する.簡易かつ容易な情報取得操作を実現するために,実世界でのウィンドウショッピングの行動メタファに着目した.本論文では,そのメタファに基づいて情報の取捨選択を容易に行える操作ユーザインタフェースを実現するための要件を定義し,その要件に沿ったシステムを設計・実装し,検証実験を行った.その結果,実装したシステムが既存の操作ユーザインタフェースと比較して興味が刺激され,情報の認識を向上させる効果があることを確認した.また,商用サービスなどへの適用を通して本ユーザインタフェースのシステムとしての汎用性の高さを確認した.In this paper, we propose "InfoSkin", an user interface that is able to simply and easily collect information on the web. In order to achieve such information retrieval, we focus on the behavior in the shoe store. We designed and implemented the user interface for content selection based on the metaphor, and validated the effective of our proposal. Evaluations show that our proposal makes users take a broad view of information and improves willing for viewing and inputting operations. Then we confirmed that the user interface was high general-purpose by applying business.
著者
伊藤 浩二 飯塚 京士 村山 隆彦 小林 透
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LOIS, ライフインテリジェンスとオフィス情報システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.272, pp.121-128, 2009-11-05
参考文献数
11
被引用文献数
13

セマンティックWeb技術を用い,ユーザの年齢,性別,操作履歴,同行者,ユーザが指定した条件など,様々なコンテキストから,ユーザの嗜好を推定するユーザ理解モデルの検討を行った.セマンティックWeb技術で用いるオントロジを重み付き有向グラフに拡張し,ユーザの嗜好をグラフの重みとして統一的に扱う事により,様々なコンテキストを考慮した行動支援が可能となる.本モデルをレストランナビゲーションサービスに適用し,ユーザに適するレストランを推定する事により,様々なコンテキストに基づく行動支援が実現可能である事を確認した.
著者
小林 透 深江 一輝 今井 哲郎 荒井 研一 宮崎 禎一郎 辻野 彰
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J105-D, no.10, pp.533-545, 2022-10-01

本研究では,人型コミュニケーションロボットが,一人暮らしの高齢者との自然会話を基に認知症の予兆検知を行い,認知症の疑いがあれば,ソーシャルメディアを介して離れて暮らす家族やソーシャルワーカ等に通知する認知症予兆発見システムを開発した.著者らは,これまで,スマホが使えない高齢者とLINEを介した双方向のコミュニケーションが可能なソーシャルメディア仲介ロボットを開発した.本研究では,本ロボットに,“認知症予兆発見方式”を追加することで認知症予兆発見システムを実現した.認知症予兆発見方式では,臨床的に信頼性が高い改定長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)から自然会話シナリオを生成し,シナリオに基づくロボットと高齢者との対面会話による認知度の自動スコアリングが特徴である.本システムは,高齢者に相対する人型コミュニケーションロボットと全体を制御するクラウドサービスから構成されている.開発したプロトタイプシステムを用いた高齢者に対する評価実験により,従来の医師が実施する認知症診断結果と本システムによる評価結果を比較することで,本システムの有効性を明らかにした.
著者
持田 秀之 小林 透 立石 靖 生駒 泰基
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会九州支部会報 (ISSN:02853507)
巻号頁・発行日
no.62, pp.71-75, 1996-05-15
被引用文献数
1

カンショの前作としては,収量面ではイタリアンとラッカセイが適していること,カンショーバレイジョ,カンショーキャベツの1年2作体系では線虫密度が高くなり,低収となることがわかった。さらに,カンショーイタリアンにおける多収は,イタリアン跡地土壌の高いカリ含量と好適な養分バランスによってもたらされていることを示唆する結果を得た。
著者
望月 理香 永徳真一郎 茂木 学 八木 貴史 武藤伸洋 小林 透
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.30-38, 2012-01-15
被引用文献数
1

『心はだれにも見えないけれど「こころづかい」は見える.思いは見えないけれど「思いやり」はだれにでも見える』(宮澤,2010).という詩にあるように,人それぞれの感性を外から知ることはできないが,その感性をもとに起こした行動は客観的にとらえることができる.本研究では,感性を言葉やジェスチャなどの表現を駆使して伝えるのではなく,感性に紐付く各人の行動(その人にとっての経験)を介して伝えることで,各人に最適化された分かりやすい表現により,感性のコミュニケーションが可能となるモデルを提案する.近年,ユーザ間のコミュニケーションをサポートするためのツールやインタフェースが発展し,多種多様な表現によって情報を伝えることが可能となってきている.しかし,感性の伝達においては,同じ言語表現・ジェスチャ表現であっても表現に対応付く感性が個人ごとに様々であるため,表現の伝え手がイメージした内容と受け手がイメージする内容が一致するとは限らない.そこで,本研究ではライフログから抽出される自身の経験を介した感性コミュニケーションモデルを提案する.本モデルは,言葉などの表現方法だけでは伝えることが難しい伝え手のイメージを,そのイメージに対応付けられる受け手の経験を提示することにより,情報の受け手が伝え手のイメージを分かりやすく理解できる,という新しいコミュニケーションチャネルを与えるものである.本稿では,本研究で対象とする経験の定義と感性コミュニケーションにおけるアプローチ方法を述べた後,提案モデルの各Pointの概要,実装方法を述べる.続いて,提案モデルの実現において重要なポイントである情報の受け手に提示する経験の選び方の検討を行った.経験に対する「なじみ」の強さを1つの指標とすることで,受け手に分かりやすい経験を選ぶことが可能になると考え,被験者実験によってその有効性を示した."No one can see your emotion but we can see your action (Miyazawa, 2010)." That is to say, we can't see emotion but can recognize the emotion from the action it triggers. We propose an emotion communication model supplement the regular communication modalities of words and gestures. Many tools and interfaces have been developed to support user-user communication. Literal information can now be exchanged in various forms. However, user-user communication is imperfect since it remains impossible to communicate images. In this paper, we propose an emotion communication model that permits images to be exchanged and attendant algorithms that identify "symmetry" experiences to be mined from Life-logs. Experiments are conducted to discover the criteria needed for accurate experience identification. The model establishes new communication channel through an analysis of personal actions (based on Life-log) as related to emotion. Therefore, it eases misunderstanding and increases intelligibility since it draws on personal experiences. In this paper, we report the concept of the emotion communication model and describe how to process Life-log data for matching experiences. Then, we conducted experiments to confirm the impact of explanations based on quantitative similarity and those based on familiarity to confirm the effectiveness of the emotion communication model.
著者
神戸 雅一 上野 正巳 伊藤 誠悟 瀧口 浩義 小林 透 近藤 好次
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.709, pp.13-18, 2004-03-08
参考文献数
7
被引用文献数
5

Webコンピューティングという伝統的なコンピューティング環境からモバイルコンピューティング環境,ユビキタスコンピューティング環境とコンピューティング環境の変化がある.本稿では,Webコンピューティングにおけるアクセス管理手法であるXACMLのコンセプトをユビキタスコンピューティングに応用する際の考察を行う.考察にあたり,XACMLで想定されている動作主体を,ユビキタスコンピューティング環境上でのサービス実行端末とサービス実行端末の機器情報を格納する多機能ICチップ,ユーザの所持するICカードヘの機能分散を仮定し,本手法における効果および課題を抽出する.
著者
長野 翔一 市川 裕介 小林 透
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.7, pp.1-7, 2009-11-09
参考文献数
19
被引用文献数
1

ウェブ広告において,ユーザのある期間の閲覧履歴を利用して広告を配信する行動ターゲティング広告が注目されている.しかし,行動ターゲティング広告は,検索連動広告のようにユーザからそのとき調べたかったことをキーワードとして与えられることは期待できないため,ある期間の閲覧履歴から,そのユーザが探していたもの,欲しかったもの (意図) をキーワードとして抽出する技術が必要とされている.キーワードの抽出には TFIDF に代表される文書単体への重みづけを適用し,その総和を採用する従来方式が利用されるが,従来方式は,各履歴を均等に扱うため,出現する履歴が少ないキーワードは抽出は困難である,本稿はこれらの課題を解決するため,文書分類を利用し,キーワードが出現した履歴からユーザの意図を推定する方式を提案する.また,被験者実験を通して,直前のクラスタと分析期間の履歴に共通して出現するキーワードの数が確保されていれば,提案方式が従来方式より有効であることを検証した.In this paper, we suggest a keyword suggestion method considering user's browsing interests in access log to overcome these problems. First, we make a hierarchical tree by using keywords appearance in access logs, for extracting lower abstraction keywords. Then 2 different abstraction levels set for contextual keywords and unique keywords, for deciding abstraction level of suggested keywords. In addition, we evaluate on effectiveness of a suggested framework by experiment results.
著者
瀬古 俊一 青木 良輔 井原 雅行 小林 透
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)
巻号頁・発行日
vol.2013-GN-86, no.15, pp.1-8, 2013-01-09

本研究では, Web 上の欲しい情報を簡易かつ容易に取得可能なユーザインタフェース, InfoSkin を提案する.手軽な情報取得を実現するために実世界でのウィンドウショッピングの行動メタファに着目した.本研究では,そのメタファに基づいて情報の取捨選択を容易に行えるユーザインタフェースを設計・実装し,検証実験を行った.その結果,提案方式が既存のユーザインタフェースと比較して情報に対する興味・認識を向上させる効果があるとともに,ユーザビリティに優れていることを示した.
著者
瀬古 俊一 青木 良輔 井原 雅行 小林 透
雑誌
情報処理学会論文誌コンシューマ・デバイス&システム(CDS) (ISSN:21865728)
巻号頁・発行日
vol.3, no.4, pp.12-21, 2013-12-25

本論文では,Web上の興味を刺激される情報を煩わしい操作なく取得可能な操作ユーザインタフェース,InfoSkinを提案する.簡易かつ容易な情報取得操作を実現するために,実世界でのウィンドウショッピングの行動メタファに着目した.本論文では,そのメタファに基づいて情報の取捨選択を容易に行える操作ユーザインタフェースを実現するための要件を定義し,その要件に沿ったシステムを設計・実装し,検証実験を行った.その結果,実装したシステムが既存の操作ユーザインタフェースと比較して興味が刺激され,情報の認識を向上させる効果があることを確認した.また,商用サービスなどへの適用を通して本ユーザインタフェースのシステムとしての汎用性の高さを確認した.
著者
鷲見 拓哉 石黒 司 清本 晋作 三宅 優 小林 透 高木 剛
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.55, no.9, pp.2061-2071, 2014-09-15

W3Cは,HTML5およびJavaScript上で並列計算を行うための規格であるWeb Workersの勧告候補を2012年に公開した.JavaScriptおよびWeb Workersはプラットフォーム非依存である.JavaScriptで書かれたウェブアプリケーションは広く普及しており,インターネット選挙運動やブロードキャスティングサービス等を行うウェブアプリケーションの中には安全な通信を必要とするものが存在する.そのようなウェブアプリケーションにディジタル署名を組み込むことにより,安全な通信を実現することができる.Rainbow署名は,DingとSchmidtにより2005年に提案された多変数公開鍵暗号方式のディジタル署名である.Rainbow署名は有限体上の多変数2次多項式の連立方程式に対する求解問題がNP困難であることを安全性の根拠とし,ポスト量子暗号の1つとして期待されている.本稿では,Web Workersを用いたRainbow署名の並列実装手法を提案し,その応用例を述べる.また,マルチコアCPUを搭載する汎用PCおよびAndroidタブレット端末を用いて提案方式の実行時間を計測した.その結果,汎用PC上においては0.62ミリ秒,Androidタブレット端末上においては4.54ミリ秒で署名検証を行うことができた.
著者
市川 裕介 小林 透
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.1195-1203, 2011-03-15
被引用文献数
1

我々は,レコメンデーションなどでの利用を目的としたサイコグラフィック属性として,ユーザの多様性受容度をユーザ個々のWebアクセス履歴のべき乗則を利用して推定する手法の提案を行った.実履歴を用いた検証の結果,ユーザ個々のサイトアクセス傾向がべき乗分布を示すこと,べき指数が観測期間によらずユーザ固有の特性値であること,べき指数がユーザの多様性受容度に相関があることから,提案手法が有効であることを示した.This research aims for the establishment of the calculation method of user's psychological situation by a simple statistical work of the web access log. Each user's access tendency showed power law distribution as a result of analyzing the access log. There was a correlation between the user's behavior and the scaling exponent.
著者
鈴木 崇之 佐野 善一 小林 透 安達 克樹 持田 秀之 岩堀 英晶 立石 靖
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会九州支部会報 (ISSN:02853507)
巻号頁・発行日
no.71, pp.44-46, 2005-05-15

サツマイモネコブセンチュウ汚染圃場に薬剤処理区と無処理区を設け, サツマイモ(高系14号, 九州139号, ジェイレッド)-ダイコンの体系試験を実施した.無処理区で線虫に感受性品種である高系14号を栽培すると減収, 塊根の線虫害, 線虫密度の増加が顕著だったのに対し, ジェイレッドを栽培すると減収, 塊根の線虫害はほとんどなく, 線虫密度も栽培期間を通じて低く推移した.いずれの試験区でもダイコン根部には線虫による実害はなかったが, ジェイレッド跡では後作ダイコンの根こぶ指数も小さく, 線虫密度も翌年春まで低く維持された.
著者
市川 裕介 石井 久治 長野 翔一 小林 透
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LOIS, ライフインテリジェンスとオフィス情報システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.450, pp.103-108, 2010-02-25

サイト横断的なWeb閲覧行動の分析のために,ユーザのクライアントPCから収集したWeb閲覧履歴データを分析・可視化する方式について提案する.提案にあたっては,閲覧行動可視化のための課題を明らかにし,課題解決のアプローチについて延べ,プロトタイプシステムの実装を行い実際の閲覧履歴に適用した結果について報告を行う.
著者
長野 翔一 市川 裕介 小林 透
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J95-D, no.4, pp.734-746, 2012-04-01

時々刻々と変化するユーザの興味に連動して,提供する情報を変化させるために,ウェブページの閲覧履歴から短期的な興味のプロファイルを作成する試みが広く行われている.しかし,複数の短期的な興味をもって閲覧された履歴からプロファイルを構築すると,興味が平均化され,特徴が失われるという問題がある.我々は,この問題を解決するために,閲覧履歴間の意味的な類似性を利用してクラスタリングを行うことで,複数の短期的な興味プロファイルを抽出する必要があると考えた.過去の研究において,K-means法をはじめとしたクラスタリング方式により履歴を分類し,複数の長期的な興味を扱う方式が提案されている.しかし,これらの方式は,閲覧履歴が統計的な分布法則に基づいていることを前提としており,入力となる履歴数が少ないことが想定される短期的な興味抽出への適用は困難である.そこで,本論文では,入力となる閲覧履歴が少ない場合でも有効なクラスタリング方式を提案する.
著者
飯尾 和彦 木村 聡宏 小林 透 忠海 均
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.49, pp.7-14, 1997-05-23

既存の非SGML文書をSGML文書に変換するためにはDTDに従って多くのタグを人手で文書に埋め込む必要がある。これは、コストがかかり、SGML普及上の大きな問題点となっている。本論文では、既存の非SGML文書をSGML文書に変換する方式とその評価結果について述べる。変換方法は、以下の通りである。()テキスト文書に簡単なタグつけを施す。この結果できた文書を一次変換文書と呼ぶ。()これらのタグと一次変換文書に現れる位置や特徴を手がかりとして、SGML文書へ自動変換する。本方式により、SGMLの経験者がSGMLエディタを利用してSGML文書に変換するような場合と比較しても1/4?1/3の時間でタグつけできることが実験から明らかになった。It is needed to be put many tags into papers when we want to convert non SGML document into SGML document. However it is costly and is one of main problems for utilizing SGML. This paper describes the method to convert non SGML document into SGML document and the evaluation of it. The method is followings: (i) Insert small tag set into text. The resulting document is called first translated document. (ii) Translate first translated document into SGML document automatically by analyzing these tag, location and features. It is found that even SGML expert can convert document three or four times effectively than using SGML editor by using this method.