著者
星野 力
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測と制御 (ISSN:04534662)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.238-245, 2002-03-10 (Released:2009-11-26)
参考文献数
22
著者
矢野 周一 冨田 勝 星野 力 伊東 秀昭
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告知能と複雑系(ICS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.23, pp.95-102, 1995-03-06

1994年10月1日に行なわれた「ノイズ入り囚人のジレンマトーナメント大学対抗戦」の結果を報告する。囚人のジレンマは非ゼロ和二人ゲームで、お互いに協調することによって両者とも利得を得ることができるが、一方が裏切ることによって相手に被害を与えつつも自分はより高い利得を得ることができる、というゲームである。歴史的にはアクセルロッド主催のトーナメントが有名であるが、本大会では「ノイズ入り」ルールで行なった。すなわち、プレイヤーが協調を意図しても、ε%の確率で裏切りを実行してしまい、同様に裏切りを意図していても、The following are the results of the Prisoner's Game tournament held on Octoober 1,1994. In this Prisoner's Dilemma Game, each player has a choice of 'Cooperate' or 'Defect', and if both players cooperate, they both benefit, but if one player defects the
著者
加藤 和彦 白井 清昭 戸田 巖 和田 隆夫 星野 力 加藤 和彦
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.42, no.7, pp.726-733, 2001-07-15

ITの花咲き乱れる昨今ではあるが,ITを支える基盤ソフトウェアの分野は閉塞感に覆われているのではないだろうか.立ち止まって考えてみよう.足下を見つめてみよう.そして,新たな地平を切り開く可能性を論じよう.
著者
上田 雄悟 星野 力
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告知能と複雑系(ICS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.20, pp.17-24, 1994-03-08

「猫とネズミ」と名付けたゲームを構築し、タラシファイア・システム () の学習効果を調べた。従来のAI的な手法によって記述されたルールが、if (餌がある) then (食べろ) のように明示的に、上位のレベルで表現されるのに対して、ここではルールを明示的に記述することを避け、if (自分の座標・相対速度・残り体力) then (動く方向と力・抽獲行動の有無) のように非明示的に、より下位の物理レベルの記述をしている。また、優秀なルールの系列を積極的に記憶する発火の実績を重視したアルゴリズムを考案し、常に安定して好成績を残すことに成功した。バケツリレー・アルゴリズム () の検証を行うことで、Hollandが主張する橋渡しクラシファイア (idging classifi) の存在も確認された。さらにランダムに設定された初期ルールから、優秀なルールに進化させることで知識の獲得を行なった。これは、ルールを創発 (er) させるという意味で、非明示性をコンセプトとする人工生命のアプローチでもある。Classifier Systems (CS) was applied to the learning of cat and mouse in the simulated "Cat & Mouse" pursuit-evasion game. The traditional explicit rules conventionally taken in the Artificial Intelligence research would be of the type: "if (food exists) then (eat it)". On the contrarily, the rules here is not of this type but ia subject to the lower-level descriptions, such as "if (coordinates, velocity, energy) then (direction and force to move or capture)". The simulation resulted in the rules improved from the initial random default rules: A better rules of a mouse which were able to flee from a cat. The level of the emergence is so low that the intelligent cat or mouse would have evolved in the frame work of the Artificial Life (AL).
著者
星野 力
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.42, no.7, pp.731-732, 2001-07-15
著者
星野 力 丸山 勉 HUGO deGaris 徳永 幸彦 佐倉 統 池上 高志 葛岡 英明
出版者
筑波大学
雑誌
重点領域研究
巻号頁・発行日
1997

本研究課題でなされた研究をいくつかのカテゴリーに分け、概要を記す。(1)自己複製・自己組織化○マシンによって書き換えられるテープと、テープによって書き換えられるマシンの共進化を研究した。(池上)○自己複製のモデルを観察し、その条件とクラス分けを行なった。(田中、津本)○生物(大腸菌、酵素)による無細胞自己増殖系を実験した。(2)群と生態、進化○魚相互間の運動が創発的に出現する観察を行ない魚群行動を調べた。(三宮、飯間、中峰)○自然界の進化の特徴である進化と共に丸くなる適応度地形を考察した。(徳永)○個体の繁殖と分散のみを仮定した人工生命的シミュレーションを行った(河田)○多重遺伝子族におけるコピー数の増加シミュレーションを行ない、種々の遺伝的冗長性を調べた。(館田)(3)中立進化と頑健性○8つの赤外近接センサーと2つの車輪からなるロボットの行動モデルにおける中立変異の爆発的発現を解析した。(星野)○ロボットの行動進化において、フラクタル性と頑健性との関係を明らかにした。未解決の難問(3階層以上の多段創発の困難)を指摘した。(佐倉)(4)その他○ニューライトネットの進化を10万ニューロンの回路を進化させることで研究した。(deGaris)○細菌の走行性を支える分子機構をシミュレーションによって再現した。(大竹、辻、加藤)○脊椎植物の力学対応進化学を確立した。(西原、松田、森沢)○所要時間最短という利己的な行動を行なうカ-ナビの設計を研究した。(星野、葛岡)○FPGA(適応的に構造を再構成するゲートアレイ)を多数並列に結合しテープとマシンの共進化モデルを長時間計算しようとしている。(丸山)
著者
梶谷 勇 星野 力 西川 大亮 横井 浩史 梶原 信樹 樋口 哲也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
巻号頁・発行日
vol.98, no.275, pp.9-16, 1998-09-18
被引用文献数
3

表面筋電位のパターン認識によるユーザインタフェースの一つの実現例として, 筋電操作型義手がある.従来の筋電操作型義手では, 表面筋電位に個人差ががあるために, 障害者が義手に対して適応する必要があった(約1ヶ月の訓練が必要).そこで本研究では, 従来とは逆に障害者に対して適応できるような義手を開発する.適応の手段としては, 高速に適応でき, かつ, 小さく実装可能な, 進化するハードウェアを用いる.