著者
荒木 茂 山越 言 王 柳蘭 原 正一郎 村上 勇介 柳澤 雅之 北村 由美 舟川 晋也 水野 啓 梅川 通久 竹川 大介 有川 正俊 池谷 和信 竹川 大介
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2007

諸科学が提示するグローバルな認識、イメジと、地域研究で集積されるミクロな情報とのギャップを埋め、両者を統一的に理解してく道筋の一つとして、可変的なスケールをもつ『仮想地球空間』を想定し、地域情報をインタラクティブに集積していくツールの開発と、データ集積を行なった。地域研究が提示する地域のメッセージを、地点情報、主題図の形で地球上に貼り付けていくことによって、地球を多様な世界観からなる地域のモザイクとして描き出し、グローバルな認識と接合させる道が開かれた。
著者
浅見 泰司 山田 育穂 貞広 幸雄 中谷 友樹 村山 祐司 有川 正俊 矢野 桂司 原 正一郎 関野 樹 薄井 宏行 小口 高 奥貫 圭一 藤田 秀之
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2016-04-01

あいまいな時空間情報概念の整理、あいまいな時空間情報に既存の時空間情報分析を行った時の影響分析、まわり、となりなどの日常的に使われながらも意味があいまいな空間関係の分析ツールの開発、時空間カーネル密度推定手法の開発、歴史地名辞書の構築と応用分析、あいまいな時間の処理方法の提案、古地図と現代地図を重ねるツールの開発、あいまいな3次元地形情報の分析、SNSの言語情報の空間解析、あいまいなイラストマップのGPS連動ツールの開発、スマートフォン位置情報データの分析、アーバンボリュームの測定と応用、あいまいな敷地形状の見える化などの研究成果を得た。
著者
久留島 典子 林 譲 本郷 恵子 柴山 守 有川 正俊 山口 英男 遠藤 基郎 木村 直樹 山家 浩樹 馬場 基 山田 太造 近藤 成一 小宮 木代良 古瀬 蔵
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2014-04-01

前年度に引き続き東大史料編纂所歴史情報システム(以下、SHIPSと略記)が擁するDB群から、各DBに格納された人物情報を抽出し、人物情報レポジトリへとデータ移行を推進した。レポジトリへ移行を可能とするDB数もさらに2つ増加し、計19種へと拡大することで、総登録データ数は約42万件に達した。前近代における人物情報を総覧する環境が整いつつあり、これを軸として、地理情報・史料典拠情報・史料目録情報といった情報との連接を視野に入れたところである。SHIPS-DBから人物情報レポジトリを参照・応答するAPIについては、前年度に構築したシステムを基盤として、より詳細な応答を実現するモジュールを「新花押データベース」内に実装した。花押を記した人物を比定するために、随意にレポジトリ参照が可能となったことは、より正確な情報蓄積を進めるうえで極めて有効と言ってよい。また人物レポジトリを直接検索するためのインターフェイス(「人名典拠サービスモジュール」)が安定的に運用されるに至り、多様な検索に応答しうる環境が整備されつつある。蓄積データのシームレスな運用という観点からは、前年度に引き続き、人物情報レポジトリ総体のRDFストア化を推進し、検索結果をRDF形式で出力するためのAPIの安定運用を実践することで、オープンデータ環境への移行を目指した。地理情報レポジトリについては、外部参照用APIの運用を開始し、国立歴史民俗博物館の「荘園データベース」との連携を実現した。
著者
有川 正俊
出版者
日本地図学会
雑誌
地図 (ISSN:00094897)
巻号頁・発行日
vol.45, no.Supplement, pp.22-23, 2007-07-31 (Released:2011-07-19)
参考文献数
3
著者
有川 正俊 相良 毅
出版者
東京大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2003

位置をキーとして検索されるべきコンイテンツが質・量ともに不十分であることが問題となっている.そこで,われわれはこのような位置をキーとして管理される情報を「空間コンテンツ」と呼び,各種情報源から空間コンテンツを獲得・管理する手法の開発を行った.本研究では,(1)Web文書と(2)映像を対象に,位置情報を利用したコンテンツの獲得・抽出・管理・統合・提供の手法およびプロトタイプシステムを開発した.以下では,2つの課題の成果をそれぞれ説明する.1.Web文書からの空間コンテンツ獲得手法[目的]・特定の地域・特定の業種に関するページを短時間で収集する・収集したページから,エラー・情報の少ないものをできる限り除去する[開発した手法]・タウンページの店名・電話番号・住所をキーワードとして利用した検索精度の向上・後処理で住所一致を確認し,同名他店を除去・複数の店舗情報が含まれるページのブロック分割・揚所とキーワードによる検索システムを開発・一致度・ブロックに含まれる文字数による順位付け2.高精度な空間情報付き写真データの管理手法[目的]・空間メタデータを持つ写真データ(空間情報付き写真)の管理手法の体系化[開発した手法]・写真データが3次元実空間から切り取るボリューム(Field of View)を決定するパラメータ(視点,撮影方向,画角)を空間メタデータとて付与し,各過程(空間索引/検索手順/ユーザインタフェース)において適切な形状で扱う枠組みの開発・ある位置を見る写真/ある位置から見る写真/今見ている位置を横から見る写真,等の検索機能・各場所がどれだけ多くの写真に写されているのかという密度の視覚化機能・3次元位置情報を持った文字情報(店舗名や建物名等)の写真上への動的な重ね合わせ機能・空間メタデータを持たない写真と地図上とで対応する数点をクリックすることで,空間メタデータ(視点と撮影方向)を作成するツールの実装
著者
有川 正俊 藤田 秀之
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

現在の商用の地理空間サーチエンジンは、一般に住所や電話番号を点幾何オブジェクトに変換する枠組みとして実現されている。点空間関係よりも高次元である、方向、つながりなどの地理空間語彙を扱う体系とはなっていない。本研究では、人間の労力によって作られた品質の高い地図データを辞書として利用し、テキストコンテンツと映像コンテンツなどに対して高次ジオタギングを行う枠組みの体系化を行った。