著者
金 順玉 木下 幸 鈴木 美成 古田 直紀
出版者
公益社団法人 日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.58, no.7, pp.617-622, 2009 (Released:2009-09-03)
参考文献数
18
被引用文献数
3 3

本研究では,大気粉塵(airborne particulate matter : APM)試料中の全硫黄(S)の定量法として,誘導結合プラズマ発光分析法(ICP-AES)を用い,水抽出されるSと残査を酸分解して得られるSの和を求める手法を開発した.開発した手法により,大気粉塵標準物質(NIST SRM-1648)中Sを精確に定量できた.本手法を実際のAPM試料で応用した結果,APM試料中Sは,粒径が小さくなるにつれ濃度は増加し,水溶性のSの割合も多くなった.イオンクロマトグラフィー(IC)による解析の結果,2 μm以下のAPM試料中のSは99% が水溶性で,その化学形態は硫酸アンモニウム (NH4)2SO4であることが明らかになった.
著者
木下 幸治 蓮池 里菜
出版者
公益社団法人 日本工学教育協会
雑誌
工学教育 (ISSN:13412167)
巻号頁・発行日
vol.69, no.1, pp.1_55-1_58, 2021

The Asia Steel Bridge Competition has provided opportunities to learn bridge design, construction and so on for civil engineering students, and therefore the students can integrate their knowledge through participating the Competition; structural planning, designing, drawing, manufacturing, construction skills, presentation through the process of constructing small-size steel bridges. The competition also provides opportunities to exchange experience and ideas from different cultures for the students. This paper presents engineering education and its future prospect for Gifu University’s civil engineering students in this decade through the participation in Asia Steel Bridge Competition.
著者
蓮池 里菜 木下 幸治
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
AI・データサイエンス論文集
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.365-372, 2020

<p>腐食部外観と劣化度の対応関係に未だ課題が残る鋼橋の腐食部に対し,腐食部の外観は曝される腐食環境により異なることから,腐食環境を変えた腐食促進試験を実施し,それらの促進試験により得られた試験体の腐食部画像を基にした機械学習による健全度判定を試みた.ここでは,得られた画像を試験体の腐食による質量増加量と紐づけた上で,機械学習のひとつである畳み込みニューラルネットワーク(CNN)により,腐食部画像の分類器を作成した.その結果,各環境で得られた腐食画像を基にしたCNN分類器では,教師データが異なるために他の環境の腐食劣化度判定の精度が低いことを明らかにした.よって,本研究の成果の限りでは,現状では橋梁毎に経時的な腐食画像を取得し,CNN分類器を作成して健全度判定を行うといったことが望ましいと考えられる</p>
著者
南石 晃明 土田 志郎 飯国 芳明 二宮 正士 山田 優 金岡 正樹 淡路 和則 内山 智裕 八木 洋憲 西 和盛 澤田 守 竹内 重吉 藤井 吉隆 木下 幸雄 松下 秀介 佐藤 正衛 星 岳彦 吉田 智一
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2011-11-18

本研究の目的は、次世代農業経営革新の基礎となる人材育成システム構築に有益な知見を、学際的かつ国際的な視点から体系化することである。主な研究成果は以下の4つに区分できる。第1にスイス、フランス、ドイツ、デンマーク、イギリス、オランダ、スペイン等の欧州主要国の職業教育訓練の現状と課題について明らかにした。第2に、わが国の先進農業経営に人材育成の実態と課題を統計分析と事例分析を組合わせて明らかにした。第3に知識・情報マネジメントの視点から、情報通信技術ICT活用および農作業熟練ノウハウ継承について明らかにした。第4にこれらの知見の基礎的考察と含意を考察し、次世代農業人材育成の展望を行った。
著者
矢野 里佐 矢野 博已 木下 幸文
出版者
川崎医療福祉大学
雑誌
川崎医療福祉学会誌 (ISSN:09174605)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.133-138, 1995

本研究では, 高強度運動が肝機能に及ぼす影響を検討することを目的とし, Sprague-Dawley系雄性ラット5匹を用いて高強度運動時の肝門脈血流変化を捉え, さらに血清GOT, GPT, CPK, LDH活性値などの肝機能検査に加えて, 肝障害を特異的に反映するとされる血清グアナーゼ活性と, 血清ピアルロン酸の分析を行った.(1)高強度運動は, 運動開始後5分以降に, 門脈血流量を有意に減少させた.(2)肝機能検査では, 血清GOT, GPT, CPK活性はともに高強度運動によって有意に上昇した(p<0.05)が, 血清LDH活性は変化を認めなかった.高強度運動は血清グアナーゼ活性を有意に上昇させた(p<0.05).一血清HY濃度は, 肝門脈血清HY濃度から肝静脈血清HY濃度を差し引いたHYuptakeで比較すると高強度運動群で有意に低位(p<0.05)を示した.これらの結果から, 高強度運動は, 肝門脈血流量を減少させ, 肝実質細胞, 及び類洞細胞の機能に影響を及ぼすことが示唆された.