著者
杉原 薫
出版者
大阪大学大学院経済学研究科資料室
雑誌
大阪大学経済学 (ISSN:04734548)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.336-361, 2004-12
被引用文献数
1
著者
園部 哲史 本名 純 戸堂 康之 白石 隆 大塚 啓二郎 佐藤 寛 杉原 薫 恒川 惠市 鬼丸 武士 松本 朋哉 高木 佑輔
出版者
政策研究大学院大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2013-06-28 (Released:2013-07-10)

総括班の役割は、1)各計画研究班、公募研究の間の企画調整を主導すること、2)研究成果を積極的に外部へ発信すること、3)公募研究や共同研究を通じて若手研究者を支援し、育成することにある。それぞれに関して、平成27年度の実績は以下の通りである。1)総括班会議及び全体会議を二ヶ月毎(計6回)に開催した。総括班会議では、各計画研究班のリーダーが進捗状況を報告するとともに、各班が主催するイベントについて情報交換を行った。全体会議では、異なる計画研究班の研究者が分野を超えて研究内容を理解し合うための研究報告と専門横断的な議論を活発に行った。その成果として、研究班の垣根を超えた共同研究が増えてきている。また、5月及び3月にはこれまでの成果の取りまとめ、今後の研究方針を固めるためのワークショップを開催した。ワークショプには、国内外から著名な研究者を招聘し意見交換を行い、「新興国研究」に関する叢書の構成・内容についての方向性を固めた。2)ホームページ(http:www3.grips.ac.jp/~esp/)上で、本領域研究の研究内容、研究者の紹介を行っている。また、研究会などで報告された論文、ワーキングペーパー、及び学会誌に掲載された論文などは、できるだけダウンロードできるようにしている。加えて、イベント情報、計画研究班所属の研究者によるコラムを随時更新(今年度、新たに21本を掲載)し、研究者だけでなく一般の方々にも本領域研究に興味を持ってもらえるよう努めている。3)平成26年度に助教授、ポスドク、博士課程後期の学生が中心となって立ち上げた「ESP若手研究者の会」に対して、本年度より総括班として組織的に支援している。若手の会では定期的に研究会を実施しており、総括班はこの研究会への遠方からの参加を支援し、若手研究者間の学際的な交流を即すとともに、ベテラン研究者と積極的に情報交換できる場として活用している。
著者
園部 哲史 戸堂 康之 白石 隆 大塚 啓二郎 佐藤 寛 杉原 薫 恒川 惠市 鬼丸 武士 松本 朋哉 高木 佑輔 本名 純
出版者
政策研究大学院大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2013-06-28

研究期間全体を通じて、経済学者、政治学者と歴史学者が協力しながら、現在の新興国の政治と経済についての実証分析を行った。総括班は、各計画研究班の共同研究を行う場を提供し、分野融合マインドを持った若手研究者の育成にも力を入れた。その結果、新興国に独自の発展経路の在り方や、それに基づく新興国の課題の存在が解明された。領域全体の活動成果として、世界的な学術書の出版社であるSpringer Nature社のシリーズEmerging-Economy State and International Policy Studiesを新たに作り出し、本領域の成果を4巻からなる英文書籍として出版することになった。
著者
島村 道代 ヒョン キソン 渡邊 剛 ソ インア ユ チャンミン 入野 智久 杉原 薫 山野 博哉
出版者
日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.56, pp.29-29, 2009

世界で最も高緯度に位置する、日本の壱岐サンゴ礁より採取されたキクメイシ属サンゴ骨中の酸素・炭素同位体比を分析し、中緯度域における高時間分解能古気候アーカイブとしての可能性を検討した。まず試料は莢壁と軸柱の骨格構造別に分析し、その結果を生育時の環境記録と対比・検討を行った。この結果、軸柱と莢壁は形成のタイミングが異なっており、キクメイシ属サンゴの場合、莢壁の方がより正確に環境を記録することがわかった。また本研究で用いたサンゴ骨格は、骨格構造自体にも成長パターンの季節的変化が見られた。これらの成果を基に、さらに長期に渡る骨格分析を行い、これらを周辺の環境と対比・検討したのでその成果を報告する。
著者
ポメランツ ケネス 杉原 薫 西村 雄志
出版者
社会経済史学会
雑誌
社会経済史学 (ISSN:00380113)
巻号頁・発行日
vol.68, no.6, pp.647-661, 2003

Much literature normalizes a North Atlantic pattern of development, and sees a regionally specific 'East Asian' path emerging in the twentieth century. However, development patterns and economic performances in core regions of Europe and East Asia were surprisingly similar until almost 1800; Europe's divergences thereafter was shaped bu exceptional resource bonanzas. East Asian growth has been less resource-intensive, more focused on light industry and a diversified rural economy, and based on different social ideas. However, one cannot always distinguish 'Eastern' and 'Western' paths cleanly: some European economies have followed what looks like an 'East Asian' path, and vice versa. Moreover, various East Asian states have had shorter periods in which their economic strategies focused on the capital-intensive, resource-intensice heavy industry that has otherwise been more prominent in the West: this has happened during periods when those states placed a high priority on increasing their military strength. Recentry, 'East Asian' growth has spread to coastal China, but China's interior poses greater challenges; current interest in more resouce-intensive, state-centered developement strategies for those regions (which are often related to fears about dependence on the outside world for resouces) is thus unsurprising, but environmentally and socially risky.
著者
杉原 薫
出版者
日本南アジア学会
雑誌
南アジア研究 (ISSN:09155643)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.22, pp.170-184, 2010-12-15 (Released:2011-09-06)
参考文献数
39
著者
松田 博貴 井龍 康文 中森 亨 佐藤 時幸 杉原 薫 佐々木 圭一
出版者
熊本大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

本企画調査は,「気候・海洋環境変動に伴いサンゴ礁分布域の北限・南限(「サンゴ礁前線」)は移動する」というモデルに立脚し,琉球列島を調査対象域として,1)「サンゴ礁前線」の移動に基づくサンゴ礁形成の規制環境要因の解明および気候・海洋環境変動の復元,2)種々の時間スケールでの環境変動に対するサンゴ礁生態系の応答,ならびに3)全球的炭素循環におけるサンゴ礁の機能と影響,を解明するための科学提案「第四紀気候変動に対するサンゴ礁の応答」の実現を目的として実施された.企画調査では,国内外関連研究者13名により,現在のサンゴ礁北限近傍に位置する喜界島でのワークショップ(2003年8月),ならびに東京での公開シンポジウム"氷期にサンゴ礁の北限はどこだったのか??-I0DP/ICDP掘削プロジェクト「サンゴ礁前線の移動に基づく氷期・間氷期の環境変動解析」の実現に向けて-"(2004年1月)を通じて,1)様々な生物指標・化学プロキシーからの気候・海洋情報の抽出・解析法の総括,2)仮説検証に最大効率を生みだす最適掘削地点の選定,3)コア試料を補完する検層の選定と検層計画の最適化,4)サンゴ礁性堆積物における掘削ツールと掘削計画の最適化,について,炭酸塩堆積物,造礁生物,地球化学,年代決定などの観点から,多角的に検討を加えてきた.今後は,これらの討議により明らかにされた問題点や技術的課題について検討していくとともに,データ蓄積の乏しい北限域のサンゴ礁ならびに礁性堆積物の調査を継続し,早期の科学掘削の実現を図る.なお本企画調査の成果については,特集号として出版する予定である.
著者
杉原 薫 園田 直樹 今福 太郎 永田 俊輔 指宿 敏幸 山野 博哉
出版者
日本サンゴ礁学会
雑誌
日本サンゴ礁学会誌 (ISSN:13451421)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.51-67, 2009-12-01 (Released:2010-08-07)
参考文献数
57
被引用文献数
9 13

高緯度域の造礁サンゴ群集は,地球温暖化による表層海水温(SST)の上昇や海洋酸性化といった地球規模での撹乱の影響指標として,現在注目されつつある。そこで本研究では,高緯度域の造礁サンゴに関する基礎データを収集することを目的として,鹿児島県甑島列島から島根県隠岐諸島にかけてみられる造礁サンゴの生息環境と群集構造の定量調査を2002年から2009年にかけて行った。その結果,生息種数と被覆率がともに高い造礁サンゴ群集は,どの海域でも波浪エネルギーが中程度で濁度が小さいと推定される地点(外洋に近い島陰あるいはやや遮蔽的な湾口)の水深10m以浅で多くみられた。また,これらの生息範囲は,緯度の増加に伴ってより波浪の影響の少ない内湾の浅海域あるいは外洋に近くても水深の深い環境へと局所化する傾向が認められた。甑島列島上甑島でみられた造礁サンゴ群集の優占種は,亜熱帯性の卓状・枝状Acropora(A. hyacinthusやA. muricata)と板状のPavona decussataであった。長崎県五島列島の福江島と若松島では,外洋側で温帯性の卓状Acropora(A. glauca, A. japonicaやA. solitaryensis)が,内湾側で被覆状~塊状種(Leptastrea pruinosa,Mycedium elephantotusやHydnophora exesaなど)と温帯性の枝状Acropora(A. tumidaやA. pruinosa)がそれぞれ卓越していた。長崎県壱岐と対馬では,温帯性の卓状Acropora種は全くみられず,塊状のFavia spp.と葉状~被覆状種(Echinophyllia spp.やLithophyllon undulatumなど)が大部分を占めていた。隠岐諸島では,塊状~被覆状のOulastrea crispata,Alveopora japonicaとPsammocora profundacellaの生息が確認されたのみで,これらの種は生息群体数も少なく散在的な分布を示す群集(個体群)を構成するに過ぎなかった。