著者
小松 知広 伊東 浩太郎 村岡 宏隆 平原 尚久 岡田 俊也 一木 俊吾 板倉 剛 金田 隆
出版者
特定非営利活動法人 日本歯科放射線学会
雑誌
歯科放射線 (ISSN:03899705)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.42-47, 2021 (Released:2021-04-01)
参考文献数
15

Background and Purpose: In recent years, a titanium-zirconium alloy(Ti-ZrO2)showing improved mechanical properties compared with commercially pure titanium(Ti)has been introduced. On magnetic resonance imaging(MRI), metal artifacts of dental implants often make diagnosis difficult in clinical situations. Therefore, it is very important to compare metal artifacts of Ti and Ti-ZrO2 dental implants using MRI. However, few studies have made this comparison. The purpose of this study was to investigate and compare metal artifacts of titanium and Ti-ZrO2 dental implants. Materials and Methods: The phantom used in this study was composed of a hollow cylinder with an outer diameter of 20.0cm, and a removable rod of 1.0cm in diameter was placed along the phantom’s central axis. Ti and Ti-ZrO2 alloy implants were placed on this rod. All subjects underwent imaging with a 1.5T MR scanner(Intera Achieva® 1.5T: Philips Medical Systems, Best, The Netherlands)with a SENSE head 8-channel coil. The imaging sequences included turbo spin echo(TSE)T1-weighted imaging(T1WI), TSE T2-weighted imaging(T2WI), short tau inversion recovery(STIR), and single shot echo planar imaging diffusion-weighted imaging(DWI). The full width at half maximum (FWHM) of metal artifact in each phase-encoding direction and frequency-encoding was measured on Image J. The Mann-Whitney U test was used to compare FWHM between Ti and Ti-ZrO2 implants. p-values less than 0.05 were considered to indicate significance. Results: The phase-encoding direction and frequency-encoding of FWHM were significantly different between Ti and Ti-ZrO2 implants on T2WI(p <0.01)and DWI(p< 0.05). There was no significant difference between each material on T1WI and STIR imaging. Conclusions: This study suggested that the Ti-ZrO2 implant is affected by metal artifacts less than the Ti implant on MRI.
著者
東 浩太郎 長谷川 輝 三河内 岳 Michael Zolensky
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2017, 2017

様々な隕石種の岩片を含む角レキ岩隕石であるKaidun隕石中に見つかった2つの岩片について鉱物学的研究を行った。1. ブラチナイト隕石と考えられる岩片は、主にカンラン石から成る約0.4x0.4mmの岩片で、カンラン石組成はブラチナイトと似ており、ブラチナイトのタイプ標本であるBrachina、ブラチナイトの一種であるNWA 1500と近い特徴も確認された。BrachinaはMn-Cr年代が4564.8&plusmn;0.5 Maを示すことから、Kaidun母天体の形成はこの年代より若い可能性がある。2. 水質変成を受けたEコンドライト岩片は、岩片の両端約1mmの範囲で中央と比べ一部の元素の含有量が明らかに少なくなっており、端層において欠如している鉱物、EPMAの定量分析での収量が低く組成にばらつきのある複数種の物質の存在が確認された。以上の特徴より非平衡な変成を受けており、水質変成を経験したことが示唆される。水質変成を受けた層はCコンドライトと接しており、この岩片の成因に関連した可能性がある。
著者
三河内 岳 竹之内 惇志 東 浩太郎 ゾレンスキー マイケル
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2018, 2018

小惑星2008TC<sub>3</sub>起源と考えられるAlmahata Sitta隕石は ユレイライトを主体とするポリミクト角レキ岩である。近年見つかった破片のMS-MU-011とMS-MU-012は、ユレイライトと同じ酸素同位体組成を持つものの、それぞれトラキアンデサイト質の火成岩(MS-MU-011)および斜長石を含むユレイライト(MS-MU-012)である。MS-MU-011は、主に長石と小量の輝石からなり、Fe-XANES分析によって得られた長石のFe<sup>3+</sup>/(Fe<sup>2+</sup>+Fe<sup>3+</sup>) 比は0.30~0.48で、部分溶融液として残渣のユレイライトから分離後に酸化的環境になってから結晶化したと考えられる。我々が分析したMS-MU-012には斜長石は認められなかったが、典型的な含オージャイトユレイライトの組織・鉱物組成を示した。カンラン石の還元リムでのFe-Mg組成変化から1200~700度での冷却速度は0.2度/時であり、ユレイライトの典型的な冷却速度と一致する。MS-MU-012は他のユレイライトと同様に高温での天体破壊を経験したが、何らかの理由で、斜長石が取り除かれること無く残ったと考えられる。
著者
東 浩紀 加藤 典洋
出版者
講談社
雑誌
群像
巻号頁・発行日
vol.72, no.11, pp.21-47, 2017-11
著者
山本 恵久 東 浩紀 藤村 龍至
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.915, pp.58-67, 2009-12-21

11月の平日。折からの悪天候で雨脚が強くなるなか、ショッピングモールの開業時間である午前10時にまずは千葉ニュータウン、北総線の印西牧の原駅に集合。徒歩1分の場所にある「BIGHOP(ビッグホップ)ガーデンモール印西」(2007年9月開業)から視察を開始した。
著者
板東 浩二 滝沢 泰盛
出版者
日経BP社
雑誌
日経ニューメディア (ISSN:02885026)
巻号頁・発行日
no.1369, 2013-05-20

板東 多くの事業者が参入してくるのは、マーケットが拡大しているからであって悪い話ではない。むしろ認知が向上し、様々なサービスを選べるようになるのでユーザーにとっては良い環境になっていく。 その中でどうしていけばいいか、ということだが、我々の…
著者
東 浩紀
出版者
ゲンロン
雑誌
ゲンロン = Genron
巻号頁・発行日
vol.4, pp.30-48, 2016-11
著者
上田 鉄雄 東 浩 縄田 敏郎 阪田 史郎
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.33, pp.1923-1924, 1986-10-01

会議支援システムは,電子黒板/タブレットやプロジェクタ等の会議用機器と,ワークステーション(WS)/パソコン(PC),ファイルサーバ,LANを有機的に結合し,手書きによる討議メモの作成や会議結果の保存,会議中におけるリアルタイムな情報検索,メールによる会議開催通知や議事録の配布など,会議をトータルに支援する各種の機能を提供している。本稿では,電子黒板/タブレットからの手書きデータの入力処理方式,手書き文書の作成や編集などの文書処理機能について述べる。
著者
東 浩紀
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.59, no.9, pp.624-628, 2016

<p>インターネットの利便性をこれまでになく享受し,ネット上に拡散する情報の力が革新的な発想を後押しすることも多い21世紀初頭は,同時に情報漏えいや権利侵害,依存といった弊害や危うさを露呈し始めた時代でもある。不可視だが確実に存在する脅威,ネットにつながっているゆえの不自由さをも見極める必要がある。現代の環境を冷静に認識し,今起きていることに対してどうふるまうべきか。現代思想・法曹・警察行政・迎撃技術・情報工学・サイバーインテリジェンス等のスペシャリストが,6回に分けて考える。</p><p>第1回は,サイバースペース(情報空間)やインターネットが浮き彫りにした「人間の本質」と「未来」について,哲学者・東浩紀氏が語る。</p>