34 0 0 0 OA 情報と哲学

著者
東 浩紀
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.54, no.5, 2013-04-15
著者
坂東 浩司
出版者
東海大学文学部
雑誌
東海大学紀要 文学部 (ISSN:05636760)
巻号頁・発行日
no.15, pp.218-230, 1971-06
著者
東 浩紀
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.59, no.9, pp.624-628, 2016-12-01 (Released:2016-12-01)
参考文献数
2

インターネットの利便性をこれまでになく享受し,ネット上に拡散する情報の力が革新的な発想を後押しすることも多い21世紀初頭は,同時に情報漏えいや権利侵害,依存といった弊害や危うさを露呈し始めた時代でもある。不可視だが確実に存在する脅威,ネットにつながっているゆえの不自由さをも見極める必要がある。現代の環境を冷静に認識し,今起きていることに対してどうふるまうべきか。現代思想・法曹・警察行政・迎撃技術・情報工学・サイバーインテリジェンス等のスペシャリストが,6回に分けて考える。第1回は,サイバースペース(情報空間)やインターネットが浮き彫りにした「人間の本質」と「未来」について,哲学者・東浩紀氏が語る。
著者
西村 翔太 梅田 顕 谷村 睦美 延東 浩輝 竹林 崇
出版者
日本作業療法士協会
巻号頁・発行日
pp.96-103, 2018-02-15

要旨:回復期リハビリテーション病棟入院中の脳卒中後上肢麻痺を呈した対象者に対し,病棟実施型Constraint-induced movement therapy(以下,CI療法)を看護師と分業して実施したので,結果を報告する.当院の病棟実施型CI療法の適応を満たした6名の亜急性期片麻痺患者に対して,1日40分の病棟実施型CI療法を10週間毎日行った.上肢機能評価は,Fugl-Meyer Assessment(以下,FMA),Motor Activity Log(以下,MAL)を介入前後に採取した.結果,FMAとMALは,介入前後にかけて有意な変化を認めた.病棟実施型CI療法は有用なアプローチである可能性がある.
著者
栗本 桂二 磯島 修 直良 有香 穴田 高 小林 芳友 小林 充治 新井 英雄 高柴 正悟 難波 秀樹 横山 雅之 光田 由可 水島 ゆみ 野村 慶雄 村山 洋二 上田 雅俊 寺西 義浩 藤原 一幸 橋爪 彰子 釜谷 晋平 細山 陽子 上羽 建二 大西 和久 白井 健雄 大橋 哲 東 浩介 木岡 慶文 南林 繁良 田中 真弓 北村 卓也 牧草 一人 山岡 昭 浦口 良治 萩原 さつき 福田 光男 小田 茂 林 成忠 竹蓋 弥 米良 豊常 峯岸 大造 梅田 誠 中元 弘 稲富 洋文 ラーシイシン ナロンサック 野口 俊英 石川 烈
出版者
特定非営利活動法人 日本歯周病学会
雑誌
日本歯周病学会会誌 (ISSN:03850110)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.191-205, 1988-03-28 (Released:2010-08-25)
参考文献数
17
被引用文献数
5 2

塩酸ミノサイクリン (MINO, 日本レダリー, 東京) を用いて歯周炎の局所治療法を確立するための研究を行なってきた。本研究は, MINOを2% (力価) に含有する軟膏製剤 (LS-007) を臨床的に用い, その有効性, 安全性ならびに有用性をもとに用法を検討したものである。4mm以上のポケットを有する辺縁性歯周炎患者45名の119歯を被験歯とし, LS-007とそのプラセボ, および市販のミノマイシン錠 (日本レダリー) を用い, 微生物学的および臨床的に用法を検討した。その結果, LS-007の局所投与は歯周病治療において, 臨床的有効性, 安全性および有用性があると結論した。
著者
東 浩司 戸部 博
出版者
日本生態学会
雑誌
日本生態学会大会講演要旨集 第52回日本生態学会大会 大阪大会
巻号頁・発行日
pp.241, 2005 (Released:2005-03-17)

花の匂いは被子植物の多様化をもたらした植物と昆虫との相互関係を仲介する重要な要素のひとつである.演者らはすでにアケビA. quinataとミツバアケビA. trifoliataおよびその雑種とされるゴヨウアケビA. x pentaphyllaの花の匂いの化学分析から、アケビは虫媒花的であり、ミツバアケビは風媒花的であること、また、ゴヨウアケビは質・量ともに中間的であることを示してきた.さらに、アケビの花の匂いは、その化学的特性から二つのタイプに分けられることも明らかになった.本研究では、さらにアケビのサンプル数を増やすことで、アケビの花の匂いの二つのタイプがはっきりと区別されるものなのかどうかを検討した.アケビの花の匂いのGC-MS分析を行った結果、22サンプル(個体)中7サンプルはβ-ミルセンが主成分(47%_から_92%)で、かつリモネンがほとんど含まれなかった(<3%)(タイプ1).一方、10サンプルではβ-ミルセン(36_から_53%)とリモネン(33_から_50%)が約1対1の割合(比率0.85_から_1.39)で含まれていた(タイプ2).さらに今回新たに、β-ミルセン(20_から_26%)とリモネン(57%_から_76%)が1対2_から_4(比率0.25_から_0.45)の割合で含まれているタイプが見られた(タイプ3).さらに、アケビ属3種すべてのサンプルの分子系統解析(葉緑体DNA8,800塩基)を行った結果、アケビとミツバアケビはそれぞれ単系統群になり、アケビでは種内変異は見られなかった.ミツバアケビでは種内多型が見られた.ゴヨウアケビでは5個体中3個体がアケビとまったく同じ塩基配列を示し、2個体はミツバアケビのクレード内に位置した.このことから、ゴヨウアケビはアケビとミツバアケビの両方向から雑種を形成していることが示された.
著者
板東 浩
出版者
日本補完代替医療学会
雑誌
日本補完代替医療学会誌 (ISSN:13487922)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.27-36, 2008 (Released:2008-03-12)
参考文献数
23
被引用文献数
1 1

現在,補完代替医療 (CAM) の一つとして音楽療法 (music therapy, MT) が注目されている.同療法には広義でレクリエーションなどを主とする音楽健康法と,狭義で治療の視点を有する狭義の音楽療法がある.セッションにより単に良くなったという判断は不十分で,何らかの評価法で改善したというエビデンスや効果の判定が必要となる.音楽を聴取する受容的音楽療法と,カラオケなどの歌唱や楽器演奏などを行う能動的音楽療法に大別される.対象者としては,小児や精神疾患患者,高齢者,認知症などがあり,本邦では高齢者対象の場合が多く,ニードが高い.高齢者では認知レベルや QOL, ADL の変化を評価し,療法の効果を判定すべきである.近年 MT と他の CAM との併用が行われ,行政の見地からも,展開する余地が残されている.今後は CAM の中で MT の重要性が増し,evidence-based MT ならびに narrative-based MT の両者で研究の発展が望まれる.
著者
井上 誠 岡崎 貴裕 北園 貴子 柴田 朋彦 水島 万智子 山崎 宜興 東 浩平 山前 正臣 尾崎 承一
出版者
一般社団法人 日本臨床リウマチ学会
雑誌
臨床リウマチ (ISSN:09148760)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.243-249, 2010-06-30 (Released:2016-02-26)
参考文献数
31

34歳男性.30歳時にバセドウ病と診断され,methylmercaptoimidazole(MMI)にアレルギー反応を認めたためpropylthiouracil(PTU)にて加療されていた.6ケ月前にPTUの投与が一旦終了したが,2ケ月後にバセドウ病再燃のためPTUが再投与された.その再投与1ケ月後から,発熱,筋痛,関節痛,消化管出血が出現.その後,尿潜血,MPO-ANCA陽性を指摘され,血管炎症候群が疑われた為,当院へ紹介入院となった.胸部CTおよび腎生検より間質性肺炎と巣状壊死性糸球体腎炎を認め,顕微鏡的多発血管炎(MPA)と診断した.PTU中止後も臨床所見が改善しなかったため,プレドニゾロン(PSL)0.5mg/kg/日を投与し症状は改善傾向を示した.本症例はPTU再投与後から症状を認め,PTUの再投与がMPAを促進した可能性があると推察された.既報79症例も併せて検討した結果,約10%の症例が,PTUの再投与により血管炎が誘発されており,PTUの再投与においても血管炎を誘発する可能性に注意が必要であることが示唆された.
著者
坂東 浩司
出版者
北海道東海大学
雑誌
北海道東海大学紀要. 人文社会科学系 (ISSN:09162089)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.107-119, 1988

日本固有の事物や日本の文化的特徴を有する事柄の英訳法は, 文章の種類やその用途によって訳出法は異なるが, 大体次の六つの方法が考えられる。(イ)類似事物の英語相当語を代用する。(口)英語相当語に'Japanese'を冠する。(ハ)説明的表現にする。(二)日本語をそのまま英語化する。(ホ)日本語と, 英語相当語または説明的表現を併置させる。(へ)和英合成の複合語にする。本稿では, これらの英訳法の特徴を概説したうえで, LafcadioHearnの物語文学作品に焦点を絞り, それらの作品中に散見される日本文化に関する語彙が上述のどの方法によって英訳されているかを考察した。考察にあたっては, Edward G.Seidensticker訳による川端康成の小説『伊豆の踊子』, 『雪国』, 『千羽鶴』の三作品を中心とした他の翻訳者たちによる英訳法との比較考察をおこなうことによって, Hearnの特異点を浮き彫りにさせた。その結果, 彼の物語文学における英訳法は他の翻訳者たちのそれとは異なり, 随筆や論考における英訳法と同様の手法を用いているという結論を導くことができた。これは, Hearnが作家であると同時に研究者であるため, 彼にとっては物語文学が随筆や論考などの一連のジャンルの著作と同様に, 広義の日本研究の一環であり, 日本人の精神的特性を究明し, それを英米人に紹介するという彼の主要テーマの延長線上にあるためである。実際の創作過程において, 彼が日本の風俗・習慣や日本的色彩の濃い語彙を積極的に作品中に採り入れて英訳を試みているのも, こうした彼の執筆姿勢の反映であると見ることができると論及した。
著者
高橋 源一郎 田中 和生 東 浩紀
出版者
新潮社
雑誌
新潮
巻号頁・発行日
vol.105, no.2, pp.150-165, 2008-02
著者
田嶋 哲也 春木 茂男 小貫 琢哉 稲垣 雅春 有田 カイダ 薄井 信介 伊東 浩次 松本 日洋 滝口 典聡
出版者
一般社団法人 日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.51, no.12, pp.806-814, 2018-12-01 (Released:2018-12-29)
参考文献数
19

横隔膜損傷の治療においては,胸腹部外傷であることを念頭に置いた治療戦略が必要である.当院で経験した左外傷性横隔膜損傷9例と報告例50例の検討から,特に手術アプローチに関して考察する.手術アプローチは,開腹先行46例(2例に開胸追加),開胸先行11例(6例に開腹追加),開胸開腹同時2例であった.予後は合併損傷に影響され,開腹先行で40例生存,6例死亡,開胸先行で6例生存,5例死亡,開胸開腹同時は2例生存であった.循環動態の安定した左横隔膜損傷では手術アプローチを考慮する余地があるが,腹腔内臓器損傷への迅速な対応が予後に影響する可能性もあるため,開腹先行アプローチが推奨される.体位は胸腹部ともにアプローチ可能な右半側臥位が有用であり,開腹+胸腔鏡観察は合理的なアプローチの一つである.