著者
小林 健一 筧 淳夫 伊藤 昭 糸山 剛 河口 豊 郡 明宏 辻 吉隆 森本 正一 柳 宇
出版者
一般社団法人 日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.16, no.34, pp.1099-1104, 2010-10-20 (Released:2010-10-20)
参考文献数
8

In the current laws and ordinances, the matter to accommodate the tuberculosis patient who is an airborne infectious disease is not exhibited. In this study, we discussed the building standard of the medical institution which accommodate tuberculosis patient, for the purpose of showing recommendations. The medical institution to accommodate tuberculosis patients needs to keep building facilities corresponding to the airborne infection, and it is necessary to perform use based on the latest scientific evidences.
著者
上杉 里枝 河口 勝憲 河口 豊 通山 薫
出版者
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
雑誌
医学検査 (ISSN:09158669)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.358-363, 2019-04-25 (Released:2019-04-25)
参考文献数
9
被引用文献数
1

いまだ結核患者の多い本邦にとってインターフェロンγ遊離試験(interferon-gamma release assays; IGRA)は結核診断に欠くことのできない検査となっている。IGRAのひとつであるT-SPOTの約4年間の結果解析を行い,臨床的有用性を検証した。対象1,744例の判定結果は陰性90.8%,判定保留1.9%,陽性5.8%,判定不可1.5%であった。各判定の平均年齢は陽性が66.9歳と最も高齢であった。T-SPOTの判定分布をQFTの判定分布と比較すると,陰性か陽性の明確な判定結果が多いことが確認された。QFTが判定保留あるいは判定不可であった後,次の検査でT-SPOTが実施された症例を検証したところ,QFTの判定保留から次回T-SPOTでは約80%が陰性となり,QFTの判定不可から次回T-SPOTでは約95%が陰性となった。T-SPOTと同時期に実施された抗酸菌検査との比較を行った結果,T-SPOT陽性の58例からは,結核菌が12例,非結核性抗酸菌が2例検出された。また,T-SPOT陰性の294例中3例から結核菌が検出され,2例はステロイド剤を服用していた。T-SPOTは判定保留や判定不可が少なく,陰性,陽性の明確な結果を得られることが多いため,結核を早期に診断することが可能である。しかし,結核菌陽性症例での陰性判定が存在することを理解したうえでの判断が必要である。
著者
北川 誠子 藤井 哲英 二宮 洋子 河口 豊 平田 早苗 東田 志乃 寺田 喜平
出版者
一般社団法人 日本環境感染学会
雑誌
日本環境感染学会誌 (ISSN:1882532X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.6, pp.418-421, 2015 (Released:2016-01-26)
参考文献数
10

調理従事者からのノロウイルス感染集団発生は,特に病院などでは注意が必要である.病院調理従事者のべ370便検体について,イムノクロマト法による迅速抗原検査を実施した.またその1ヶ月以内に本人で嘔吐下痢症状のあった職員および陽性者はリアルタイムPCRで測定した.その結果,迅速抗原検査の陽性者はいなかったが,リアルタイムPCR法で2/44名が陽性であり,陰性化するまで1ヶ月以上かかった.迅速抗原検査法は簡便であるが,無症状の健康成人に対するスクリーニング検査では漏れのある可能性を示した.スクリーニングよりも現場で手指衛生の教育や徹底が重要である.
著者
河口 豊 日下部 宜宏 李 在萬
出版者
九州大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2005

ユスリカは高等真核生物中で最も過酷な環境に多様な形で適応している生物の1つであり、高温、乾燥、低pH、低酸素状態に強い耐性を示す種が存在する。1種で全ての厳しい環壌に適応出来る訳ではないが、温泉ユスリカと総称される一群の種は、幼虫期を50℃程度の高水温下で過ごすことができる。このため、温泉ユスリカ由来のタンパク質は熱に対して比較的安定であると考えられる。熱耐性生物由来のタンパク質は、その精製の容易ざ、結晶構造の安定さより、PCR酵素に代表される試薬として、また、構造生物学における材料として幅広く活用されている。本年度も、強い高温耐性のユスリカの採集を目的に、調査を行い、数種のユスリカを採集した。しかしこれらのユスリカは42-45度程度の水温の温泉に生息しており、50度を超える温水からは採取できなかった。これらのユスリカよりmRNAを調整し、cDNAを作製したが、野外より採取した個体から調整したため、逆転写反応の効率が悪く、長鎖のcDNAを含むクローンが少なかった。そのため、クローンを選択、配列決定後、ホモロジー検索によりcDNAがタンパク質の全長配列を含んでいると判断されたものの割合が研究室で継代したユスリカ由来のクローンに比較して少なかった。これらのクローンについては、バキュロウイルスを用いた昆虫細胞系を用いて、ヒスチジンタグ付きの組換えタンパク質としての発現を試みたが、中程度の耐熱性を有するクローンがほとんどで、非常に高い耐熱性を示す組み換えタンパク質は得られなかった。
著者
伊藤 誠 河口 豊 中山 茂樹
出版者
一般社団法人 日本建築学会
雑誌
日本建築学会論文報告集 (ISSN:03871185)
巻号頁・発行日
vol.309, pp.137-147, 1981
被引用文献数
3 2

(1)病院全体の面積についての最近数年間における水準向上は極めて目ざましく, 今や公的な病院では1床当り50〜60m^2が一般的な値となった。(2)病棟の病院全体に占める面積比率の低下はいちじるしく, 大半が30%台になった。1床当りで見ると大体が20m^2前後である。(3)外来部はほとんどが10〜15%の中に入っている。このうち救急部は, 大部分が1%以下である。(4)診療部門には明らかな比率の増大が認められ, 総体で15%から25%近くになっている。各部別の分布は次の通りである。(1)検体検査室 3.5〜5.0% (2)生理検査室 1.0〜2.3% (3)X線診断室 3.0〜4.5% (4)放射線治療室 0.6〜1.2%(比較的大きな病院のみ)(5)核医学検査室 0.6〜1.8%(中規模以上の病院のみ)(6)手術部 2.6〜6.6% (7)分娩部 0.5〜1.0% (8)リハビリテーション部 1.0〜2.5% (5)供給部門の割合は15%弱から25%近くになっている。その内訳は以下の通りである。(1)薬局 2.0〜3.0% (2)中央材料室 1.0〜1.7% (3)輸血部(部門をおいていない例が多い)(4)給食部 2.0〜4.0% (5)洗濯室 0.2〜1.4% (6)中央倉庫 高々1%強 (7)機械室 大略7〜11% (6)管理部門の割合は, 運営関係が7.0〜12.0%, 厚生関係が2.5〜5.0%であった。最後に, この分析のために図面や資料を提供して下さった各設計者の方々, ならびに面積計算にご協力いただいた宝田昌秀氏に対し厚く感謝の意を表する次第である。なお, この論文の一部は本学会近畿大会において発表した。
著者
伴野 豊 藤井 博 河口 豊 日下部 宜宏 竹村 洋子
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2001

本研究では九州大学大学院農学研究院附属遺伝子資源開発研究センターに保存される世界最高水準のカイコ突然変異体の有効利用と効率的保存を目的として行った。その目標は次の3点にあった。1、DNAレポジトリーの確立(遺伝子資源の有効利用)2、精子レポジトリーの構築(効率的保存)3、遺伝子資源の情報発信(情報レポジトリー)上記3項目に関する達成度は以下の通りである。(1、DNAレポジトリー)約450系統を網羅するDNAレポジトリーを計画通り構築した。各系統に関して10個体を個別に保存し,系統内の多型解析を必要とする研究にも対応したレポジトリーとなり、既に国内・外の研究に活用されている。これまでは研究者が飼育を必要としていた為に利用が限定されていたが桑の確保などの必要がなくなり、利用が拡大している(2、精子レポジトリー)本課題では精子を採取する過程と人工授精の過程に極めて高度なテクニックを有する為に、研究分担者である竹村が開発した技術を扱う事が可能な人材の育成に時間を要した。このために目標の全系統の精子レポジトリー構築には至らず、30系統に留まった。今後、技術の改善に努める必要がある。(3、情報レポジトリー)2005年3月までに報告されたカイコの突然変異遺伝子に関する情報の収集を行った。その結果、カイコ突然変異遺伝子に関しては2005年3月までに報告されている全てについて遺伝子記号,遺伝子名,形質特徴,文献引用が一覧出来るデータベースを構築し、「カイコ突然変異体利用の手引き2005」を刊行した。以上,DNA,精子,情報という3つ事項のレポジトリー化が計られ,カイコ遺伝子資源を効率的に活用・保存できる基盤が出来上がった。