著者
渡辺 茂 服部 匡宏 井筒 正夫
出版者
The Textile Machinery Society of Japan
雑誌
繊維機械學會誌 (ISSN:18838715)
巻号頁・発行日
vol.5, no.3, pp.139-144, 1952

研究目的ビスコース・ギャ・ポンプの吐出量試験を行い、その部品を精密測定して適正間隙を推定し、同時に、インボリユートギャの呈する閉込容積、吐出量弧動を理論的に解析したものである。研究結果 (1) ピスコース・ギャ・ポンプの吐出量曲線にいろいろの性質があることを再確認した。 (2) 吐出量の歯型特性による脈動の式を導いた。 (3) 逃溝の位置により吐出量は約3%も変ることが理論的に説明できる。 (4) 吸入側圧力や吐出側圧力の変化によつて、歯車がギャケースに押しっけられる位置が変り歯車の中心距離が変化する場含には、吐出量も変化する。 (5) 閉込容積はギャのデデンダムを大にすることにより、その変動を押えることができるから、逃溝はなくても気泡発生は押えることができる。 (6) ビスコース・ギャ。ポンプに最高性能を与えるには、ギャの軸の回りの間隙を小にして (ギャケース孔径) - (ギャ外径) =10μ 以下、 (ギャケース厚さ) 一 (ギヤ厚さ) =10μ 以下であることが望ましい。
著者
渡辺 茂
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.2, no.3, pp.131-137, 1961-05-25
著者
渡辺 茂 古屋 泉 山崎 由美子 藤崎 智子 草山 太一 後藤 和宏 西脇 レイ 鈴木 貴子
出版者
慶應義塾大学大学院社会学研究科
雑誌
慶応義塾大学大学院社会学研究科紀要 (ISSN:0912456X)
巻号頁・発行日
no.54, pp.13-22, 2002

論文1) 序論2) 動物実験による気分修飾効果の検討実験1 強制水泳での無動状態への効果実験2 カカオによる条件性場所選好の形成実験3 CMP気分修飾効果の用量 : 反応曲線実験4 学習性嫌悪にたいするCMPの効果3) ヒトにおける気分修飾効果実験5 暖昧語評価によるチョコレート摂取の気分修飾効果1実験6 暖昧語評価によるチョコレート摂取の気分修飾効果24) 総合考察 : 味覚効果との関連謝辞
著者
渡辺 茂樹 土谷 大輔 金城 利彦
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.250-254, 2012-03-20
参考文献数
18

自然縮小した髄膜腫3例を報告する.症例は72〜79歳のいずれも高齢の男性で,2例は小脳梗塞で発症,1例はめまいで施行のMRIで無症候性の髄膜腫が傍矢状洞部,中頭蓋窩,嗅窩部に認められた.経時的MRIで4年半,6年,6年半で腫瘍の縮小(それぞれ6.1cm^3から1.1cm^3,7.2cm^3から2.4cm^3,16.0cm^3から4.0cm^3:縮小率82%,53%,75%)が認められた.腫瘍体積はCavalieriの法則Volume=4/3×π×a/2×b/2×c/2(a,b,cは3方向の径)で計測した.これまでに髄膜腫の自然縮小の報告はない.腫瘍縮小の機序は不明であるが,高齢者無症候性髄膜腫では自然縮小する可能性もあり,慎重に経過観察をするべきである.
著者
松本 滋夫 平田 安廣 加藤 照之 渡辺 茂
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大学地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.239-248, 1985-11-08

1984年9月14日に発生した長野県西部地震による阿寺断層上の水平地殻変動を解明するため,同地震発生直後に阿寺断層地域の既設基線網において光波測量を実施した.今回の再測では,前回(1983年11月)にくらべて全般に基線長の縮みが認められた.大きいところでは2cmに達する縮みが認められ,これは測量誤差をやや上回る,有意なものと思われる.一方,断層モデルを設定し,各基線網か受けるべき歪変化を計算し,測量の結果と比較したところ,歪量はどちらも10-6程度で調和的である.また,両者は方向・大きさともかなり良い対応が認められた.ただし,面積歪に関しては必ずしも良く調和しているとはいえずさらに検討を要するものと思われる.
著者
江田 昭英 永井 博弌 渡辺 茂勝 団迫 裕 井上 吉郎 坂本 憲市 中神 啓仁
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.22, no.10, pp.640-648,659, 1973
被引用文献数
1

強力なhistidine decarboxylase阻害作用があるといわれる35-NZの抗アレルギー作用について検討し, 以下の成績をおさめた.1) 抗egg albuminウサギ血清を用いたモルモットのpassive systemic anaphylaxisは35-NZにより軽度抑制された.2) 感作モルモット肺切片からのアナフィラキシー性mediator遊離はin vitroで35-NZにより抑制されなかった.また, 反応惹起3時間前に35-NZを投与したモルモットの肺切片からのmediator遊離量は減少しなかったが, 反応惹起5日前から1日1回宛連続投与した場合には軽度減少した.3) 抗egg albuminウサギ血清を用いたモルモットのheterologous PCAは35-NZの反応惹起3時間前または5日前からの連続投与により抑制されなかった.4) 抗DNA-Asラット血清によるラットのhomologus PCAは35-NZの反応惹起3時間前後の投与により抑制されなかったが, 5日前からの連続投与では抑制された.5) 抗ラットウサギ血清によるラットのアレルギー性炎症は35-NZの反応惹起3時間前の投与により抑制されなかった.6) モルモットのp-phenylenediamineによる接触性皮膚炎は35-NZの反応惹起3時間前の投与により抑制された.7) 35-NZの抗アレルギー作用はhistidine decarboxylase阻害以外の機序によるものと思われる.