著者
玄 善允/藤井 幸之助 藤井 幸之助
出版者
神戸女学院大学
雑誌
女性学評論 (ISSN:09136630)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.87-118, 2013-03

Yongwanggung (Ryuogu/Ryuokyu),a renowned shamanism mecca for the first generation of Korean residents in Japan(especially,female residents from Jeju Island)disappeared,following an eviction order from the local government.It was only a few years before its dismantling that serious research started on its facilities and prayers.Previous research,however,left several important questions unanswered.This paper,mainly based on interviews of prayers and their family members,investigates and rediscovers the meaning of the `prayer community',and argues that shamanistic rituals carried out at several places,including Ryuogu,prayers home,Buddhist temples called Chosendera (Korean temples in Japan),are part of the first generation female residents' prayer activities,which are in turn part of the traditional culture of the first generation Korean residents.It also argues that though the rituals originated from Jeju island,they are adapted and transformed for Korean residents in Japan.From the deviation,we are able to read the life strategies of the first generation female residents.However,the prayer community,composed of mostly the first generation with some exceptional second generation residents,is destined to be isolated and separated from other generations and communities. The Shamanistic rituals of Korean residents in Japan are the scenes where oppositions or conflicts causedby the generation gaps,and educational and cultural background differences are revealed.
著者
佐藤 由美 玄 善允 弘谷 多喜夫 佐野 通夫 李 正連 宮崎 聖子 磯田 一雄 仲村 修 鈴木 常勝 前田 均 上田 崇仁
出版者
埼玉工業大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

日本統治下の台湾や朝鮮では、学校教育を受けることのできる子どもたちは限られていた。その機会に恵まれた子どもたちでさえも、その期間は限定されていたが、子どもたちは学校以外でもさまざまな学びを経験したはずである。そこで私たちは学校教育以外の場で、子どもたちがどのような学びを経験したのか、その様相に焦点を当て多様性を明らかにした。例えば、社会教育(伝統教育機関、夜学や国語保育園など)、サブカルチャー(児童文学、紙芝居、ラジオ、労働、遊び)の中での彼らの学びである。資料としては、当時の政策文書や新聞雑誌、インタビュー調査の記録を用いた。
著者
鄭 雅英 呉 弘敏 権 香淑 宮島 美花 出羽 孝行 林 梅 玄 善允
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

1990年代以降に急増する中国朝鮮族の国境を越えた移住労働現象の中で、男性より先駆的な役割を果たしたと評価される朝鮮族女性の国外移住に至るプロセス、彼女たちの移住労働における生活戦略と結果として手にした社会的な利益/損失、および出身地に残した家族やコミュニティとの関係維持/再構築の現状について、最新の知見を獲得した。とりわけ中国、韓国、日本(東京、大阪など)各地における朝鮮族インタビューの蓄積により、トランスナショナルな移民生活における女性と家族の問題に関する新たな理論構築に資する多面的な議論と研究成果を残すことができた。
著者
玄 善允
出版者
技術と人間
雑誌
技術と人間 (ISSN:02855186)
巻号頁・発行日
vol.25, no.5, pp.34-45, 1996-06
著者
飯田 剛史 玄 善允 山口 健一 金 希姃 宮本 要太郎 小川 伸彦 片岡 千代子 石川 久仁子 李 定垠 北村 広美 田島 忠篤 金 賢仙 渡辺 毅 池田 宣弘 藤井 幸之助 稲津 秀樹
出版者
大谷大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010-04-01

研究成果報告書『民族まつりの創造と展開』(上巻・論考編 287頁:14名の寄稿者による13編の論文と7本のコラム、 下巻・資料編 350頁:9編の資料)を作成した。学会報告を行った(研究連携者 田島忠篤「戦後北海道における民族マツリの展開」、韓国日本近代学会)。民族まつり実施団体および研究者のインフォーマルネットワークを形成し、今後の民族まつりの実施および研究上の連携にそなえた。