著者
石川 健
出版者
Japan Association for Comparative Economic Studies
雑誌
比較経済体制学会年報 (ISSN:13484060)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.1-15,75, 2003-06-30 (Released:2009-07-31)
参考文献数
14

本稿では,体制転換後ロシアの電力・石油・ガス部門において進行している生産減と雇用増の同時進行がなぜ可能なのかについて,公式統計と簡単な推計結果を利用しつつ検討し,これらの部門が雇用増を可能とする特殊な条件(費用構造と収益性)を備えていることと,体制転換後に固有の賃金未払いが同部門で大規模に見られるということもこれと関係する要因であることを示す。
著者
金森 逸作 中村 宜文 似鳥 啓吾 辻 美和子 向井 優太 三吉 郁夫 松古 栄夫 石川 健一
雑誌
研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC) (ISSN:21888841)
巻号頁・発行日
vol.2020-HPC-177, no.22, pp.1-8, 2020-12-14

格子 QCD は,隣接通信を多用する典型的な HPC 計算であり,線形ソルバー内での縮約計算の頻度も高い.そのため,スーパーコンピュータ「富岳」開発において,ハードウェア・システムソフトウェア・アプリケーションソフトウェアが共同して開発にあたるコデザインの対象の一つになっている.本講演では,コデザインの成果を踏まえて実現した,富岳向けの格子 QCD 用疎行列線形ソルバーにおける通信の高速化について報告する.隣接通信には低レイテンシの uTofu インターフェースを用いており,MPI 持続通信を用いるよりも小さな通信オーバーヘッド,きめ細かな通信リソースの割り付けを実現している.また内積計算に必要な少数要素の縮約についても,Tofu バリアと呼ばる機能で高速化を実現している.
著者
石川 健治 小島 慎司 宍戸 常寿 岡野 誠樹 西村 裕一 山羽 祥貴
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2020-04-01

本研究は,およそ,五・一五事件が生じた1930年代初めから,内閣に憲法調査会が設置された1950年代半ばまでを対象とし、そうした体制変革期における憲法および憲法学を考究する。その際、当該時代における日本の憲法学を連続するものとして捉えること,それらを歴史的・理論的に考究するだけでなく、そうした歴史研究と理論研究の有機的結合を試みること、の2点に注力する。それらの歴史的解明は,個々の論者の理論枠組みを踏まえてはじめて果たすことができる一方(「理論」を踏まえた「歴史」研究),個々の理論や解釈論も,当時の政治的文脈に置いてこそ、その真価を問うことができるからである(「歴史」を踏まえた「理論」研究)。
著者
御厨 貴 石川 健治
出版者
朝日新聞出版
雑誌
週刊朝日
巻号頁・発行日
vol.124, no.59, pp.18-21, 2019-11-01
著者
草野 英昭 立木 孝 村井 和夫 千葉 秀樹 石川 健
出版者
Japan Otological Society
雑誌
Otology Japan (ISSN:09172025)
巻号頁・発行日
vol.5, no.5, pp.621-626, 1995-12-25 (Released:2011-06-17)
参考文献数
15

The patients with noises in the head were studied and compared with those who have monaural or binaural tinnitus.The subjects were 299 patients, from September 1993 to October 1994, with sensorineural hearing loss with tinnitus. They were divided into three groups.Group A: 20 (9 males and 11 females) patients with noises in the head.Group B: 70 (45 males and 25 females) patients with binaural tinnitus.Group C: 209 (96 males and 113 females) patients with monaural tinnitus.The results were as follows, 1) The mean age in group A was more than 10 years higher than that in group B and group C.2) There was no difference in the average hearing level between three groups.3) The audiograms in group A showed a high tone gradual loss more than those in group B and group C.4) There was no significant difference in the mean age and average hearing level between group B and group C.As the results above, noises in the head were somewhat different from tinnitus and were often found in the elderly people. So it is likely that noises in the head have something with degenerative changes with aging.
著者
石川 健治
出版者
有斐閣
雑誌
法学教室 (ISSN:03892220)
巻号頁・発行日
no.440, 2017-05
著者
石川 健
出版者
Japan Association for Comparative Economic Studies
雑誌
比較経済体制学会年報 (ISSN:13484060)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.1-15,75, 2003

本稿では,体制転換後ロシアの電力・石油・ガス部門において進行している生産減と雇用増の同時進行がなぜ可能なのかについて,公式統計と簡単な推計結果を利用しつつ検討し,これらの部門が雇用増を可能とする特殊な条件(費用構造と収益性)を備えていることと,体制転換後に固有の賃金未払いが同部門で大規模に見られるということもこれと関係する要因であることを示す。
著者
石川 健一郎
雑誌
研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS) (ISSN:21888795)
巻号頁・発行日
vol.2016-OS-138, no.7, pp.1-8, 2016-08-01 (Released:2016-07-29)

スケールアウト型分散ストレージで必要になる大量のデータとデータを記憶したサーバの対応の管理はテーブルでは難しく,適切に設計されたアルゴリズムによる管理が求められる.本論文ではデータを冗長記憶するスケールアウト型分散ストレージのために設計したデータ分散アルゴリズム ASURA を提案する.このアルゴリズムは次の特徴を持つ.1) データが冗長化されている場合においてもサーバ構成変更時に最小限のデータ移動のみ行う.2) 計算時間は 0.4μ 秒未満であり,オーダーは O(1) になる.3) データが十分あるときサーバ間のデータ分散のばらつきは 0.5%程度になる.4) サーバ容量に合わせてデータを分散できる.評価の結果,データを冗長記憶するスケールアウト型分散ストレージでは,類似アルゴリズムである Consistent Hashing,Random Slicing や Weighted Rendezvous Hashing などと比べて ASURA は優れた特性がある事を示した.

1 0 0 0 人間七十年

著者
石川 健治
出版者
有斐閣
雑誌
法学教室 (ISSN:03892220)
巻号頁・発行日
no.433, 2016-10