1 0 0 0 人間発達学

著者
福田恵美子編集
出版者
中外医学社
巻号頁・発行日
2009
著者
小室 一成 瀧原 圭子 松原 弘明 斉藤 能彦 室原 豊明 福田 恵一
出版者
千葉大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2000

本研究の目標である心不全の病態解明と新たな治療法の確立について多角的に研究を推進できたと考えられる。特にマウスの心機能解析法(心臓カテーテル検査、心臓エコー検査)を確立させたことは、我が国全体における心機能解析技術の飛躍的な向上に寄与できだと思われる。また、本研究代表者や研究分担者らがこれまで世界的にもリードしてきた研究対象であるナトリウム利尿ペプチド、アンジオテンシンII、サイトカイン、三量体G蛋白質、などに着目し、これらの遺伝子改変マウスを作製し実験に用いることができた。心機能に関与する遺伝子をターゲットとした遺伝子改変マウスの解析をおこなうことで心不全の病態を分子レベルで解明した。さらにこれらのマウスに胸部大動脈の縮窄または冠動脈の結紮などの手術を施し、圧負荷心肥大モデル、心筋梗塞モデル、虚血再灌流モデルなどを作製した際の心不全の発症・進展に対する影響も検討した。得られた知見は心不全の発症機序のみならず、心筋細胞が正常機能を維持するための機序についても新しい概念を与えた。心不全発症の分子機序を明らかにすることで心不全の新たな治療基盤を打ち立てることができた。また、心筋細胞の分化・発生の機序に関する研究をおこない、心筋細胞の分化に必須の転写因子や成長因子などを同定した。複数の転写因子を同時に発現させることにより心筋細胞の分化が誘導されることを明らかにした。細胞治療に関する研究では幹細胞生物学と再生医学、心臓病学の領域において先駆的な業績をあげ、国内外における心筋細胞の再生研究に大きな進歩をもたらした。
著者
福田 恵子 藤井 麻美子 深谷 直樹
出版者
東京都立産業技術高等専門学校
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

近赤外分光法による脳機能計測において、測定信号に含まれる姿勢変化等の外乱や感情等の情報を含む皮膚血流の影響を大脳皮質血流から分離する計測法に関する研究を行った。まず、提案する2種類の補正信号を用いる皮膚血流変化の影響の補正手段に関して、シミュレーション及びファントム実験により、有効性を確認した。また、手段の実現に適した信号の変調・復調方式を提案し、その動作をファントム実験にて確認した。また、生体計測においては、皮膚血流の補正信号を測定対象信号と同時に計測し、測定対象信号に含まれる外乱の影響を確認した。
著者
國方 敏夫 河野 恵三 牛尾 慎平 木村 英人 小川 智史 福田 恵温
出版者
日本生薬学会
雑誌
生薬學雜誌 (ISSN:13499114)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.43-49, 2011-02-20

Polyphenolic compounds have been shown to have growth inhibitory action on Helicobacter pylori (H. pylori). Previously, we demonstrated that seed shells of the Japanese horse chestnut (Aesculus turbinata BLUME) are rich in polymerized polyphenol compounds. In this study, we have examined the effects of polyphenolic compounds from the seed shells of the Japanese horse chestnut on adherence of H. pylori to MKN 45 cells, a human stomach cancer cell line. Polyphenolic compounds, which are composed of monomeric forms of (+)-catechin and (-)-epicatechin and polymeric proanthocyanidins, reportedly inhibited the colony formation of H. pylori on agar plates (minimal inhibitory concentration: 180μg/ml). Interestingly, the polyphenolic compounds also inhibited adherence of H. pylori to MKN 45 cells at concentrations that showed no growth inhibitory action on H. pylori. When the polyphenolic compounds were further fractionated by gel filtration chromatography depending on the degrees of polymerization, fractions including polymeric proanthocyanidins exhibited higher inhibitory effects compared with a fraction containing lower-molecular weight compounds. MKN 45 cells reportedly produced IL-8 spontaneously, and IL-8 production was increased by H. pylori infection. We found that polymeric proanthocyanidins significantly and dose-dependently reduced the H. pylori-induced IL-8 production as well as the spontaneous IL-8 production. Our results raise the possibility that polymeric proanthocyanidins contained in the seed shells of the Japanese horse chestnut may prevent infection and inflammatory responses by H. pylori.
著者
木本 哲夫 山本 祐規子 日野 恵子 古谷 聡美 阿賀 創 橋本 貴治 花谷 利春 新井 成之 池田 雅夫 福田 恵温 栗本 雅司
出版者
日本生薬学会
雑誌
Natural medicines = 生薬學雜誌 (ISSN:13403443)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.72-79, 1999
参考文献数
9
被引用文献数
5

From the plant commonly known as Indigo Plant (Polygonum tinctorium Lour., Shimane, Japan) , Tryptanthrin was isolated which had cytotoxic effects on malignant tumor cells. The cytotoxic effects on human solid cancer cells, leukemia cells, murine glioblastoma cell, colon cancer and malignant melanoma cells in vitro were assayed. Tryptanthrin induced remarkable necrotic and apoptotic changes in the malignant tumor cells.
著者
藤井 勝 佐々木 衞 首藤 明和 小林 和美 魯 ゼウォン 奥井 亜紗子 高井 康弘 福田 恵 竹内 隆夫 橋本 泰子 樫永 真佐夫 長坂 格 日下 渉 黒柳 晴夫 北原 淳 橋本 卓 油井 清光 白鳥 義彦
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2007

本研究は、東アジアの地方社会を「地方的世界」という観点から、地方社会の形成の論理、現代的な変化の特質、そして今後の発展の可能性や課題を明らかにした。東アジアの地方社会では村落と都市(町)は対立しているのではなく、歴史的文化的伝統の上に成り立つ両者の有機的な関係が形成されてきた。そして、それに立脚して「地方的世界」が存在してきた。したがって村落はもとより、地方都市(町)、そして両者の関係の繁栄や再生こそ、地方社会、延いては東アジア自身の豊かな発展に不可欠であることを明らかにした。