2 0 0 0 OA 3.心臓,血管系

著者
篠山 重威
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.86, no.12, pp.2213-2218, 1997-12-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
4

W. Oslerの遺した数多くの講演の中で最も有名なものに1889年ペンシルバニア大学で行った平静の心と題するものがある.この中で彼は医師にとって不可欠な資質は沈着な姿勢であることを語りかけた.患者を診察しているときには何事にも動じず明晰な判断を必要とする.そのためには幅広い経験と詳しい知識を備えておかねばならない.本項では循環器系疾患の診断に関して手技と思考の過程を述べた. “沈着さと確信,この二つの約束された祝福の穂”を刈り取るための基本である.
著者
矢崎 義雄 永井 良三 平岡 昌和 中尾 一和 多田 道彦 篠山 重威 木村 彰方 松原 弘明 川口 秀明
出版者
東京大学
雑誌
総合研究(A)
巻号頁・発行日
1993

(A)心機能に重要な遺伝子の心筋特異的な発現調節機構の解明心肥大のメカニズムについては、培養心筋細胞のin vitroストレッチ・モデルを用いた解析により心筋内アンジオテンシンIIの動態とMAPキナーゼ等の細胞内リン酸化カスケードを介する機序および、心筋内レニン・アンジオテンシン系が心筋細胞の肥大と間質の繊維化を惹起することが明らかとなった。また、心筋で発現するサイトカイン(IL-6)、ホルモン(ANP,BNP,レニン・アンジオテンシン)、Kチャンネル、カルシウムポンプなどの遺伝子の虚血・圧負荷・Ca・甲状腺ホルモンなどの外的負荷や病態時における発現調節機構・転写調節機構を明らかにした。さらに、心筋細胞分化を規定する遺伝子を解明するため、すでにマウスで単離した心筋特異的ホメオボックス遺伝子C_<SX>をプローブとしてヒトC_<SX>を単離したところ、マウスC_<SX>遺伝子とアミノ酸配列が非常に類似しており、種をこえて保存されていることが明らかとなった。(B)心筋病変形成の素因となる遺伝子の解明日本人の肥大型心筋症患者で心筋βミオシン重鎖遺伝子に計14種のミスセンス変異を同定し、このうち13種は欧米人と異なる変異であった。47多発家系中11家系については心筋βミオシン重鎖遺伝子との連鎖が否定され、日本人における本症の遺伝子的不均一性を示すと考えられた。心肥大を有するミトコンドリア心筋症患者ではロイシンtRNA遺伝子の点変異、多種類の遺伝子欠失を検出した。さらに、日本人の拡張型心筋症においてHLA-DR遺伝子と、QT延長症候群で11p15.5のHRASとD11S922と、それぞれ相関が認められた。
著者
石塚 良子 深津 祥央 丸山 志穂子 中桐 真樹子 尾崎 淳子 石津 雅弘 乾 賢一 篠山 重威
出版者
一般社団法人日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.57-62, 2001-02-10 (Released:2011-03-04)
参考文献数
11
被引用文献数
1 1

Pharmacists play various roles other than merely dispensing test drugs at our hospital for the appropriate performance of clinical trials in accordance with the new GCP guidelines : e.g. do a preliminary review, function as the office of the Institutional Review Board, prepare for monitoring and auditing by the sponsor, conduct the follow-up of patients involved in clinical trials, check for inclusion/exclusion criteria on enrollment. Pharmacists thus contributed to the successful completion of 93 cases from July 1997 to January 2000. The items of management were as follows : 1) the prevention of protocol deviations (46 cases), 2) the follow-up of subjects (22 cases), 3) managing the financial affairs and payments to subjects (14 cases), 4) corresponding to adverse events in subjects (9 cases) etc. Especially, 18 cases of protocol deviation occurred at the time of enrollment, and most of them were a contravention of exclusion criteria such as medication using prohibited combinations. Supports for the appropriate enrollment of patients into clinical trials was thus suggested to be important to ensure the safety of patients. Based on the above information, pharmacists should therefore play an active roll in clinical drug trials since their professional knowledge and skill are often of vital importance.