著者
野田 浩資
出版者
社会学研究会
雑誌
ソシオロジ (ISSN:05841380)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.53-69,157, 1990-05-31 (Released:2017-02-15)

Everett C. Hughes is one of the most important sociologists in the Chicago school and in symbolic interactionism. Though there have been criticisms that symbolic interactionism cannot deal with macro social sturucture, the structural side of the Chicago school of sociologists, represented by W. I. Thomas, R. E. Park, and Hughes, were interested in social structure and organization. Hughs developed his occupational sociology both at the micro and macro levels. At the micro level people suffer from “dirty wor” and develop “social psycholgical defensive devices” individually and collectively. At the macro level each occupation enters the “moral division of labor”, and “licence and mandate” are distributed to each of them. According to Hughes, professions suffer from “guilty knowledge” and develop “esoteric knowledge”. From his point of view they are not separated from more humble occupations, but they are only relatively high positions. Hughes combined ecological perspective and symbolic interactionism in the “conception”, which composes the “institution”. While the “institution” adapts to the ecological environment passively, it reacts symbolically and strategically through generating “conception”. “Conception” performs similar functions at the macro level as performed by “self” at the micro level. His theory also has covergences with system theory. Both theories emphasize emergencies and imformational constraints. To develop macro symbolic interactionism we have to pay more attention to an ecological perspective and system theory and to the tradition of the structural side of the Chicago School of interactionism.
著者
野口 祐子 宗田 好史 野田 浩資 浅井 学 ラリー ウォーカー 青地 伯水 赤瀬 信吾 藤原 英城 長谷川 雅世 加藤 丈雄 加藤 丈雄 長谷川 雅世
出版者
京都府立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

10名のチームからなる本研究では、文学・歴史地理学・社会学・都市保存学の観点から、京都とヨーロッパ主要首都のイメージに関して、1)国民のアイデンティティを強化するための歴史的空間としてのみやこ、2)古都としての保存と近代的都市開発の理念の葛藤、3)美意識の変化とみやこの姿との影響関係を中心テーマとして共同研究をおこなった。2006年11月には公開シンポジウムを開催し、2008年度には研究成果報告書を作成して、近隣の研究機関と公共図書館に配付した。
著者
野田 浩資
出版者
社会学研究会
雑誌
ソシオロジ (ISSN:05841380)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.21-36,191, 1991-10-31 (Released:2017-02-15)

Interactionism is the perspective which has been trying to catch the reality of the society by the relational and processual approach. It is impossible to complete, but the purpose of this paper is to make clear how the interactionists have been engaged init. Interactionism includes many approaches in it, but their conceptual devices are divided to four categories: career, natural history, context, and rhetoric. The "moral career" uncovers the exisistens of institutional structure. The "natural history of institution" reveals the relativitiy of the value construction within the whole society. And the "rhetoric of social problem" shows up the welfare state as the historical existence. Interactionsm has a recurring theory building, which light up the social structure by cutting the reality as a form of processes.
著者
野田 浩資
出版者
社会学研究会
雑誌
ソシオロジ (ISSN:05841380)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.53-69,157, 1990

Everett C. Hughes is one of the most important sociologists in the Chicago school and in symbolic interactionism. Though there have been criticisms that symbolic interactionism cannot deal with macro social sturucture, the structural side of the Chicago school of sociologists, represented by W. I. Thomas, R. E. Park, and Hughes, were interested in social structure and organization. Hughs developed his occupational sociology both at the micro and macro levels.<br> At the micro level people suffer from "dirty wor" and develop "social psycholgical defensive devices" individually and collectively. At the macro level each occupation enters the "moral division of labor", and "licence and mandate" are distributed to each of them.<br> According to Hughes, professions suffer from "guilty knowledge" and develop "esoteric knowledge". From his point of view they are not separated from more humble occupations, but they are only relatively high positions.<br> Hughes combined ecological perspective and symbolic interactionism in the "conception", which composes the "institution". While the "institution" adapts to the ecological environment passively, it reacts symbolically and strategically through generating "conception". "Conception" performs similar functions at the macro level as performed by "self" at the micro level.<br> His theory also has covergences with system theory. Both theories emphasize emergencies and imformational constraints.<br> To develop macro symbolic interactionism we have to pay more attention to an ecological perspective and system theory and to the tradition of the structural side of the Chicago School of interactionism.
著者
野田 浩資
出版者
環境社会学会
雑誌
環境社会学研究
巻号頁・発行日
no.12, pp.57-71, 2006-10-31
被引用文献数
2

「京都」は1994年に世界文化遺産に登録された。本稿は,1990年代後半以降の京都市の景観問題,歴史的環境保全の軌跡を,「伝統の消費」という観点から論じる試みである。具体的には,「町家保全」と「まちなか観光」の動きを追跡することとなる。前稿(野田,2000)では,主に1990年代半ばまでを扱い,<京都らしさ>を求める「外からのまなざし/内からのまなざしの交錯」が,都市計画と景観保全に制度化されたことを指摘した。本稿では,歴史都市・京都をとりあげることによって,世界遺産という「外からのまなざし」によって,「古都という名称のテーマパーク化」が進行しつつあるという,悲観的な診断をもとに,グローバル化の進む現代社会において「外からのまなざし」「グローバルなまなざし」に抗した「都市再生」のあり方について考えてみたい。
著者
野田 浩資
出版者
環境社会学会
雑誌
環境社会学研究
巻号頁・発行日
no.2, pp.21-37, 1996-09-20

本稿では、岩手県平泉町の柳之御所遺跡の保存問題を検討することを通じて、〈歴史的環境〉という問題領域の特質と〈歴史的環境〉をめぐる地域の意思決定について検討を加える。従来のような「住民 対 行政」の二項の対立図式ではなく、専門家の役割に注目して「住民/専門家/行政」の三項図式を設定することにより、専門家相互もしくは専門家と住民・行政との間の相互作用過程を浮び上がらせ、〈歴史的環境〉をめぐる問題のダイナミックスをとらえてみたい。柳之御所遺跡の保存問題においては、住民団体、歴史学・考古学の専門家団体、地元マスコミという多様な担い手による保存運動が展開された。その過程で、歴史学・考古学の専門家による価値判断が行政によって重視され、一方、歴史学・考古学の専門家は(1)行政内の発掘担当者、(2)保存運動の担い手、(3)遺跡の価値の審判者という3重の役割を果たしていた。また、歴史学・考古学の専門家と地域住民、行政の間にはパースペクティブのずれが存在し、その中でどのように地域の意思決定がなされたかを明らかにする。
著者
霜浦 森平 山添 史郎 塚本 利幸 野田 浩資
出版者
環境社会学会
雑誌
環境社会学研究
巻号頁・発行日
no.8, pp.151-165, 2002-10-31
被引用文献数
1

本稿では,滋賀県守山市を中心として活動している「豊穣の郷赤野井湾流域協議会」を事例として,地域環境ボランティア組織の活動の二元性について検討していく。協議会は,守山市の住民が主体となって水環境保全活動を行なっている組織であり,その活動は2つの方向性をもっていた。協議会は,水量確保対策や清掃活動による水環境の保全を重視する「自立型活動」を行なうとともに,これまでの水環境の管理主体である行政,自治会,農業団体の協力,協議会活動への一般住民の理解を得るための「連携型活動」を行なってきた。協議会では,活動の2つの方向性をめぐって意見対立が起こった。本校では,まず,この意見対立の経過をたどり,協議会の活動が「自立型活動」と「連携型活動」の二元性を有することを示し,次に,協議会が2つの活動を両立し得た要因について考えたい。地域環境の維持・管理を行なう新たな担い手として,地域環境ボランティア組織の役割が期待されている。地域環境ボランティア組織には,自らの活動によって地域環境を保全する「自立」的側面とともに,従来の地域環境の管理の担い手と協力関係を形成する「連携」的側面が求められる。「自立」と「連携」の両立が地域環境ボランティア組織の課題である。
著者
霜浦 森平 山添 史郎 植谷 正紀 塚本 利幸 野田 浩資
出版者
環境社会学会
雑誌
環境社会学研究
巻号頁・発行日
no.15, pp.104-118, 2009-10-31

地域の水環境保全に取り組む地域環境NPOには,関連主体との協働のための多様な活動の展開が求められている。滋賀県守山市の琵琶湖流域において地域水環境保全を行うNPO法人「びわこ豊穣の郷」では,会員間の活動理念,および財源確保の方法に関する会員間の意見の相違により,活動の志向性をめぐる2つの異なるジレンマに直面していた。1つめは,住民主体による自立的な水環境保全,および地域の多様な主体との連携という2つの活動の両立のあり方を背景とする,「自立/連携」をめぐるジレンマである。2つめは,NPO法人化に伴い増加した委託事業と無償ボランティア性に基づく実践的な活動の両立のあり方を背景とする,「ボランティア性/事業性」のジレンマである。この2つのジレンマの要因について,会員を対象としたアンケート調査結果を用いて分析した。会員は3つの「活動の志向性」(「調査重視」「連携重視」「地域重視」)を有していた。「自立/連携」をめぐるジレンマは,「地域重視」,「連携重視」という2つの「活動の志向性」の間で生じていた。一方,「ボランティア性/事業性」をめぐるジレンマは,「調査重視」志向,「地域重視」志向という2つの「活動の志向性」の間で生じていた。
著者
長谷川 公一 町村 敬志 喜多川 進 品田 知美 野田 浩資 平尾 桂子 池田 和弘
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2010-04-01

本研究は、気候変動政策の政策形成過程と政策ネットワークに関する国際比較研究の日本版である。主要3紙の関連記事を対象としたメディア分析と主要な関係団体に対する質問紙調査とインタビュー調査からなる。後者では、省庁・政府系研究機関・業界団体・民間シンクタンク・NGO・自治体・政党・マスメディア・企業など125団体の気候変動問題担当者に質問紙を用いて面接、72団体から回答を得た(回収率57.6%)経済・業界団体などのように、自主的な削減の取り組みを評価し、大きな削減目標に消極的なグループと、地方自治体・環境NGOなどのように、法的な削減を求め、削減に積極的なグループとに2極化していることがわかった。