著者
望月朝香 鈴木 泰博
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.128, pp.179-182, 2007-12-21

文章を読んだ後に「著者らしい雰囲気のする文章だった」と感じる経験はよくある。この目に見えない「雰囲気」、即ち作者特有の文体印象について、小説のテキストデータを数量化し分析することで考える。文体印象を醸し出す要素は様々考えられるが、本研究では①句読点の分布、②読みでの文字数、③文章表現方法・多頻出言語、の 3 項目に着目する。句読点の使い方に著者特有の文構造が、読みでの文字数では頭の中のリズム、文章表現方法・多頻出言語から著者の愛用語や単語使用方法の癖が現れ、文体印象の要素となるためである。本論文では作者の特徴の抽出に相当する①と②について行う。かかる特徴付けを行い文体や作家の雰囲気を数量化することで、雰囲気を用いた文献検索を可能にし、また作者不詳の歴史文献の作者特定へ応用することが可能である。The experience to feel when it "was the sentence to do of the atmosphere like the author" happens quite often after having read a novel. I consider "an atmosphere peculiar to an author" that this sight does not show, and analyzing the text data of the novel by amount becomes it. I think that it enable the document retrieval that we used an atmosphere for and do that I do quantification of the atmosphere of a writing style and the writer. In addition, I think that we can apply it to the author identification of author unknown history documents.
著者
戸田山 和久 久木田 水生 間瀬 健二 唐沢 かおり 鈴木 泰博 秋庭 史典
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

本研究は、人類よりも知的な人工システムが技術的に可能になる日であるとされるシンギュラリティを巡り、その技術予測としての妥当性、そこで用いられる「人類よりも知的」の意味を明らかにし、その基礎作業の上で、なんらかの意味でのシンギュラリティが起こりうるという仮定にもとづき、予防的にシンギュラリティに人類はどのように対処すべきかを検討し、提言することを目指す。平成29年度は、シンギュラリティの「哲学的問題」として(1)知能爆発の可能性(必然性?)を論証する回帰的議論は果たして妥当か。(2)知性・知能とは何か。そもそも機械はどのような心的能力をもちうるか。(3)知能爆発の結果、倫理や価値(真・善・美)はどうなるのか。(4)シンギュラリティ後の世界において、われわれ人間はどんな役割を果たせるのかという問題群を取り出した。また、これまでに「シンギュラリティ」について書かれた言説について包括的なサーベイを行い、技術予測、シンギュラリティ概念、知性の概念、コンピュータ観、人間観等にかかわる基礎的概念について、著者によって大きく異なることを見出し、それを整理し、「シンギュラリティ」についてどのように論じるべきかというメタ的・方法論的なことがらについて結論を得た。それは、研究代表者により『人工知能学大事典』の「シンギュラリティ」の項目執筆というかたちで発表された。その他、シンギュラリティについて考察するのに関わりをもつ副次的概念や問題(とりわけ機械が犯した失敗についての責任の所在、機械は責任主体になりうるかという問題)について、研究成果を得て、さまざまな媒体で発表した。
著者
古川 まき 鈴木 泰博 中村 純 森 敏彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.85, pp.43-46, 2008-09-11

ミツバチの集団的知性 (Collective Intelligence) の代表的な例として、巣内の蜂蜜需要量に応じた労働調整がある。明確な言語などの情報伝達なしに採蜜蜂が適切な労働調整を行う挙動は以前から注目されていたが、蜂蜜の必要量が巣のミツバチの個体数や季節、時間帯、そのときの貯蔵量など考慮すべき点が多く複雑なため今までモデル化が行われていない。本研究では、巣の中の限られた少数の貯蜜用空き巣穴を対象とし、採蜜蜂から受け取った蜜を貯蔵蜂が空き巣穴を探しあてて貯蔵する素過程に絞ってコンピュータシミュレーションした。本報告はこのモデルが現実の蜜蜂の採蜜・貯蜜行動の連携行動を表現するに有効であるということを示すものである。It is well known that labor quantity is controlled depending on amount of demanded honey as a typical example of a collective intelligence of honey bee. It has attracted attention long before this is conducted without any information media such as a language, but a modeling of this labor control has not been carried out because there are many complicated things to be considered. In this paper, for simplicity a few limited hoarding cells are treated and the thing simulated by a computer is restricted that a field workers has picks nectar from a flower, gives it to an inside bee and a latter see looks for and hoards to a cell
著者
上野 ふき 鈴木 泰博
雑誌
研究報告数理モデル化と問題解決(MPS)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.23, pp.1-8, 2012-02-23

Collective Intelligence という概念は古くから論じられているが,その性質は未解明の部分が多い.本研究ではエージェントベースによる集団的知性の発生プロセスのモデル化の提案を行う.傾向として社会シミュレーションは自然現象のアナロジーを用いてモデル化する場合が多いが,本論文では "思想" も生命システムと同じ自然現象であると見なし,哲学者ライプニッツの思想を基にエージェントの構造と関係性を作成する.本モデルは,集団的知性の創発プロセスの中で,より正しい解に収束できる集団はどのような内部構造を持っているのかという事をシミュレートできるモデルの提案をする.Although the concept of Collective Intelligence is discussed for many years, thecharacter has many unsolved portions. In this research, modeling of the generationprocess of the collective intellect by an agent base is proposed. Although a socialsimulation is modeled in many cases, using the analogy of a natural phenomenon as ageneral trend, in this paper, it considers that "thought" is the same natural phenomenonas a life system, and it creates an agent's structure and relationship based on philosopherLeibniz's thought. The group who can converge this model on the righter solution in theemergence process of collective intellect proposes the model which can simulate whatkind of internal structure it has.
著者
上野 ふき 鈴木 泰博
出版者
日本知能情報ファジィ学会
巻号頁・発行日
pp.206-206, 2011 (Released:2012-02-15)

本研究では,哲学者ライプニッツが提唱した哲学的概念 ”モナド” の構造に従ってエージェントを作成する.”モナド” は相互作用を通して内部構造が変化し,その構造の違いによって支配関係が生じ,入れ子構造の集団を形成する.このシステムには社会の創発と強い類似性が伺える.そのためモナド論を応用して,社会的ネットワークの自律生成メカニズムを考察する事は新しい知見をもたらす可能性がある.
著者
花田 良子 佐藤 史隆 廣安 知之 三木 光範 鈴木 泰博
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.1_91-1_100, 2007 (Released:2007-06-11)
被引用文献数
3

本研究では,ネットワークの特性量を目的関数とした最適化問題として定式化し,ネットワークを設計する.設計されたネットワークの持つ特性と複雑ネットワークの持つ特性とを調査,比較して検証することで,一般的に複雑ネットワークが有する特性は何に起因しているかを探求するアプローチを提案する.本論文では,その基礎的な検討として,最適化手法に遺伝的アルゴリズム (Genetic Algorithms: GA) を用いた場合のネットワーク生成の検討と,設計したネットワークを複雑ネットワークの視点から検討する.本論文で,目的とした特徴は,平均パス長やクラスター係数である.設計したネットワークを検討した結果,これらの目的には一部トレードオフの関係が存在することが明らかとなり,単一目的のGAよりも多目的GAの適用により検討することが適当であることが明らかとなった.
著者
古川 まき 鈴木 泰博
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

遺伝的アルゴリズムやマルチエージェント系(Ant Colony Optimization)では解探索の高速化のためエリート選別と解候補の多様性の維持が必要であるが、それらを自動調整することは困難であった。本論文はミツバチの採餌行動に着想を得たアルゴリズムによってエリート選別を行う際の閾値を自動調整するモデルを巡回セールスマン問題を対象に作成し、その評価と考察を行う。
著者
望月朝香 鈴木 泰博
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告バイオ情報学(BIO) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.128, pp.179-182, 2007-12-21

文章を読んだ後に「著者らしい雰囲気のする文章だった」と感じる経験はよくある。この目に見えない「雰囲気」、即ち作者特有の文体印象について、小説のテキストデータを数量化し分析することで考える。文体印象を醸し出す要素は様々考えられるが、本研究では①句読点の分布、②読みでの文字数、③文章表現方法・多頻出言語、の 3 項目に着目する。句読点の使い方に著者特有の文構造が、読みでの文字数では頭の中のリズム、文章表現方法・多頻出言語から著者の愛用語や単語使用方法の癖が現れ、文体印象の要素となるためである。本論文では作者の特徴の抽出に相当する①と②について行う。かかる特徴付けを行い文体や作家の雰囲気を数量化することで、雰囲気を用いた文献検索を可能にし、また作者不詳の歴史文献の作者特定へ応用することが可能である。The experience to feel when it "was the sentence to do of the atmosphere like the author" happens quite often after having read a novel. I consider "an atmosphere peculiar to an author" that this sight does not show, and analyzing the text data of the novel by amount becomes it. I think that it enable the document retrieval that we used an atmosphere for and do that I do quantification of the atmosphere of a writing style and the writer. In addition, I think that we can apply it to the author identification of author unknown history documents.