著者
柴田 昌治 田坂 広志
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.40-42, 2002-02

●——日本企業を変えるには周囲を巻き込む力を持つ変革のリーダーが求められます。そうした人材を生み出すには何が必要でしょうか。柴田—企業を変えたいと思う人は上司を公然と批判したり、かわいげがなかったりして、組織内では疎まれます。異能の人間は必ずしもバランスが取れていなので、周囲とのあつれきが生じやすい。その時に通常の組織では、間違いなく排除されます。
著者
辻野 晃一郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.18-22, 2011-03

ソニーで「VAIO」などのヒット商品の開発を指揮した後、米グーグルに身を転じて日本法人社長に就任。日米のグローバル企業で経営に携わった経験から、「オンラインの時代」への対応が遅れる日本企業に強い危機感を抱く。個々の製品の技術や品質を磨くこと以上に、共通基盤となる「生態系」を築くことが重要だと主張する。
著者
平野 勝巳
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.188-191, 2004-04

それは、企業の場合には「創業精神」ということになろうが、もっと広く、深い視点で遡さかのぼっていけば、原点とは結局、今の企業社会を支えている精神、つまりは「資本主義の精神」ということになる。 それでは「資本主義の精神」とはどのような精神か。
著者
吉田 聡 菅原 勝寿
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.94-97, 2005-04

昨日売れた商品が、明日も売れるとは限らない。とはいえ、多くの小売店はよく売れたものをたくさん仕入れ、売れなかったものは改廃の対象にしているのが現状だろう。その結果、売れ残りが増えたり客離れを引き起こしたりしてはいないだろうか。
著者
土平 恭郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.8, no.6, pp.192-194, 1999-07

日本企業でこう言われるようになって20年以上が経過する。どの企業でも「顧客本位の発想」と異口同音に主張しているが、そのはしりとなったのは花王元会長の丸田芳郎氏だろう。 丸田氏は花王の社長を1971年から19年間務め、同社を名実ともに世界のトイレタリー業界のビック3に押し上げた人物である。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.10, pp.182-185, 2004-11

「職人さんが手で一つひとつ絹糸を巻いて、この絞り模様を作っているんですよ」、「ムラになるので、彩色の時はエアコンをつけられないそうです」。華やかな振袖で染められた店内。美麗な模様を間近にし、その大変な手間を思ってため息が出る。しかし値段を聞けば、意外に安い。それが京都きもの友禅(以下、京都きもの)の強さだ。
著者
折口 雅博
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.36-40, 2006-02

折口 2005年6月期の経常利益は先行投資のために43億2000万円と前期に比べて減益でしたが、連結売上高は約1.5倍の1421億円に拡大しました。M&A(企業の合併・買収)で増えた売上高は数十億円。ほとんどは自力成長の部分ですので非常に価値のある成長だと考えています。 今後は、人材、健康、感動という3つの軸で会社を大きくし、10年後には連結売上高を1兆円にしたい。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.10, no.10, pp.51-53, 2001-11

実は間接材の電子購買は、決して新しい考えではない。3〜4年前ごろから「MRO(メンテナンス・リペア・アンド・オペレーションズ)」といった呼び方で、米国企業を中心にその重要性が盛んに叫ばれていた。 ではなぜここに来て、国内で急速に電子購買に乗り出す企業が増えているのか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.18, no.11, pp.44-47, 2009-12

低価格のニトリから品質のニトリへ─。家具販売で快進撃を続けるニトリが経営の転換点を迎えている。鍵を握るのはホンダから招かれた杉山清専務取締役品質業務改革室長だ。杉山専務はホンダ時代に「品質の神様」と呼ばれた、ホンダ流品質管理の伝道師である。
著者
三木谷 浩史
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.11, pp.162-164, 2004-12

プロ野球への新規参入を表明した9月24日から10日が過ぎた10月4日、いまだ楽天周辺が騒がしいなかで、三木谷浩史会長兼社長が本誌のインタビューに応じた。プロ野球参入の記者会見と同様に、三木谷会長は言葉を選びながら、しかし終始自信を見せて、グループ戦略の方向性や球団経営の勝算、楽天市場における従量課金導入後の社内外の変化について熱く語った。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.10, no.10, pp.68-73, 2001-11

ブロードバンド(高速大容量)のインターネット接続サービスが、この不況下で快進撃を続けている。光ファイバーを使ったFTTH(ファイバー・トゥー・ザ・ホーム)、CATV(ケーブルテレビ)、次世代携帯電話サービスなど数多くあるサービス方式のうち、現在の主役はADSL(非対称デジタル加入者線)を筆頭とするxDSL(デジタル加入者線)のサービスだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.7, no.10, pp.54-59, 1998-11

消費不況の真っただ中にもかかわらず,ここ4年間で年商を約3倍に伸ばし続ける店頭公開企業がある。全国に84店の美容室チェーンを展開する田谷だ。 徹底した顧客情報の活用で固定客をつかむと同時に,美容師ごとに業績の責任を負わせる目標管理制度などの独自の仕組みでチェーン化を実現。20万店がひしめく美容院業界で,快進撃を続けている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.12, no.12, pp.98-101, 2004-01

三菱商事の業績が好調だ。2003年4〜6月の第1四半期連結決算は、売上高が3兆5618億円で前年同期比17.9%増。営業利益は305億1100万円で同44.4%増を達成した。2004年3月期の通期では、売上高14兆3000億円、営業利益1200億円と、それぞれ前期比7.28%、同19.2%の増加を見込んでいる。 同社の快進撃は、独自の連結経営管理手法が功を奏した結果だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.8, no.8, pp.68-74, 1999-09

「ベルギー」と聞いて何を思い浮かべるだろうか。一般にはチョコレートや小便小僧、最近ならダイオキシン騒動といったところか。首都ブリュッセルにはEU(欧州連合)の本部や、コソボ紛争で脚光を浴びたNATO(北大西洋条約機構)の本部があることを知る人も多いだろう。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.74-79, 1999-02

「花火大会の会場に近い食品スーパーでは何が売れるのか?」。この問題の答えを見つけるには,POS(販売時点情報管理)データを見て,当日の単品別の売れ行きを分析すればよいと考えるのが普通だろう。 ところが,POSデータを調べてみると,ある店舗ではおにぎりやサンドイッチが売れたのに対して,別の店舗では弁当が多く売れたことがわかった。
著者
小林 栄三
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.8, pp.26-30, 2004-09

●小林さんは、CIO出身であり、入社以来、情報事業関連の営業を手掛けてきました。だから、ITに極めて強いといわれています。丹羽(宇一郎現会長)さんの後を受けて、伊藤忠をどんな会社にしていかれますか。小林 丹羽が社長としてやってきた6年間というのは、バブル崩壊の後遺症に対して対処してきました。
著者
山鳥 忠司 森田 広一
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.9, pp.216-219, 2004-10

この7月の酷暑は、身体にこたえるものでしたが、皆様はどのようにやり過ごされたでしょうか。海や山へ行く、プールに行く、あるいはどこも暑いのでエアコンの効いた会社で仕事をする、はたまた、家でごろごろと過ごす——。いろいろな対処法があることと思います。 それぞれの案には一長一短がありますが、意識せずとも優先順序を付けて、どれか1つを選んでいるのが現実です。
著者
山鳥 忠司 森田 広一
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.8, pp.210-213, 2004-09

7月11日に参議院議員選挙が実施されました。読者の方々も投票所に足を運ばれたたことと思います。ところで、皆様は、どのようにして候補者を選択したのでしょうか。 当然、最終的にはご自身で決めたわけですが、決定に至るまでにどのような経緯を踏んだのでしょうか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.15, no.7, pp.174-177, 2006-08

農機を製造するクボタが、1998年からSCM(サプライチェーン・マネジメント)改革に取り組んでいる。農家戸数の減少が続くなど市場環境の変化に対応するためだ。そのために取り組んだのが、在庫を多く抱えて顧客の要望に対応する見込み製造からの脱却だった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.14, no.10, pp.88-91, 2005-11

クレディセゾンは、期日に入金されない延滞客への督促電話を毎月、平均24万件かけていた。だが、一口に延滞客といっても、引き落とし口座にうっかり入金し忘れているだけの会員もいれば、経済的な理由で入金が遅れているなど、様々な事情がある。従来は、顧客の状況に基づいて電話の優先順位を判断するための仕組みがなかった。