出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.17, no.7, pp.51-53, 2008-08

トヨタグループにおけるチームリーダーの育成は製造職場の取り組みが主体である。だが、一部のグループ会社は、営業職場の現場リーダー育成にも力を入れ始めている。 日野自動車は、トヨタ本社のチームリーダー制に相当する職制として、2007年4月から3〜5人程度を束ねる「サブリーダー」職を作った。管理職層であるグループ長のすぐ下という位置付けだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.52-57, 2007-02

藤巻と吉野は、百貨店大手の伊勢丹で1982年入社の同期だった。とはいえ親交が深まり出したのは、2人が伊勢丹を飛び出した2000年から。そして2004年春、サザビーリーグの出資を受けて起業していた吉野を、藤巻が口説き落とし、福助に招いた。当時の藤巻は、ファンド会社にヘッドハントされて福助の社長となり、一躍時の人となっていた。
著者
日田 真澄
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.102-105, 2010-04

安心感はあるが生産性が低い「井戸端会議型組織」に続き、今回は「軍隊型組織」の変革手法を考える。事例として取り上げるのは、マッサージや整体、エステサロンなどを首都圏と名古屋地区で34店舗運営するベアハグ(東京都港区)だ。 同社は2008年9月に、当社が提供するコミュニケーション・インフラの充足度リサーチを実施した(図1)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.18, no.6, pp.56-61, 2009-07

先の見えない不況のなか、多くの職場が不安と閉塞感に苛まれている。商品やサービスを生み出しても、売り上げという成果にはなかなか結び付かず、残業代を抑制するために、生産性の向上が厳しく求められる。新規の投資を凍結し、一層のコスト削減に励んでも、将来には賃金カットや雇用の不安さえちらつく。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.7, no.7, pp.66-73, 1998-08

格安航空券による旅行販売で年率20%の成長を続けるエイチ・アイ・エス(HIS)。その驚異的業績を支えるのは,140万件の航空券情報と70万件の予約を管理するシステム「WING」だ。そこに蓄積したデータの鮮度を維持する仕組みが功を奏した。 買い物客でにぎわうJR新宿駅南口にあるエイチ・アイ・エス(HIS,本社東京)の本社営業所。
著者
大庭 広巳 千葉 麗子
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.7, no.11, pp.237-239, 1998-12

【千葉】リクルートというと,インターネットをバリバリ活用しているイメージがありますが,ホームページを立ち上げたのは,いつでしたっけ。【大庭】実験的な段階から徐々に拡充してきたので,いつと決めるのは難しいのですが,80年代の終わりごろには,すでに会社として電子メディア系のビジネスをやっていこうと決めていました。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.12, no.10, pp.70-74, 2003-11

東京都下にある食品スーパー、エコス昭島店。レジで精算すると、アラーム音とともに、レジ横の小型プリンターからクーポン券が出てきた。クーポン券には、「日東紅茶 次回2個で50円引き」の文字が。今回、日東紅茶のティーバッグを買ったため、次回の再購入を促す意図のようだ——。
著者
古田 公男
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.7, no.10, pp.60-63, 1998-11

グループ企業でトップクラスの好業績を維持する中京コカ・コーラボトリング。昨年3月に三菱商事から社長に就任した古田公男氏は,わずか1年半で情報化を全社に広めた。 情報技術を活用した組織のフラット化に自ら率先して取り組み,「直行直帰体制」の導入で中高年社員の自立を促す。情報化を経営の大きな柱に掲げられていますが,その目的は何ですか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.7, pp.192-194, 2004-08

1996年にバンダイが発売したペット育成玩具「たまごっち」は、発売後約2年間で4000万個を売るヒットとなり、社会現象にまで発展した。画面上でキャラクターを育てるもので、当時は女子高生を中心に人気を集めた。 しかし、結果的にはブームの終えんを読み切れず、在庫の山は600万個まで膨らみ、1999年3月期の決算では60億円の特別損失を計上して幕を閉じた。
著者
宇野 康秀
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.36-40, 2006-04

有線放送とカラオケの事業で約200億円の営業利益を確保。光通信事業も加入者増で赤字幅が縮小。2006年8月期は、売上高1800億円、経常利益85億円を見込み、のれん代償却が一巡し最終黒字に。「変化しなければ存続しない」と、無料インターネット動画放送の「Gyao」など、新事業を積極展開中だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.156-162, 2004-02

UFJ銀行がリテール(小口業務)事業を収益の柱に据え、攻めの姿勢を強めている。ATMやコールセンターの24時間対応、独自のテレビ電話窓口で顧客の利便性を高める。新チャネルの設置や営業時間の延長で他行との違いを明確にし、5年で100万人の増加を目指す。 真夜中でも人通りが絶えない不夜城、東京・新宿。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.18, no.10, pp.40-42, 2009-11

「今回のような景気局面になると、消費者は『自分は本当にそれを望んでいるのか』と強く自問自答し、従来以上に情報武装にも熱心になります。それでも自分の生活スタイルのセンスに響くような商品や情報を組み合わせて提案されれば、価値があると思ってもらえます」 ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)の石坂信也代表取締役社長・CEO(最高経営責任者)はこう強調する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.17, no.11, pp.50-55, 2008-12

東京海上日動火災保険埼玉自動車営業第二部(自営二部)の尾内理華子はふと聞こえたつぶやきに顔を上げた。同じフロアの別の部の男性社員が自営二部の掲示板を見つめている。部員がほかのメンバーに対する感謝のメッセージを張り付けたものだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.66-71, 2010-03

洋菓子「白い恋人」の人気で好業績を続けてきた石屋製菓(札幌市)は2007年8月、大きな危機に陥った。白い恋人の賞味期限改ざんや、品質に問題があった商品を自主回収する際に必要な保健所への報告を怠っていたことが発覚。当時の代表取締役社長である石水勲が辞任し、本社工場は操業停止に追い込まれた。
著者
山本 藤光
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.11, no.8, pp.194-196, 2002-09

SSTメンバーの指導を受けた営業担当者は、一様に仕事が楽しくなったと言った。最大の理由は、営業担当者としての「型」を身につけたことである。型とは「RPDC(リサーチ・プラン・ドゥー・チェック)サイクル」を、迅速かつ的確に回すことだ。今回はそこに至るまでのプロセスにフォーカスを当ててみたい。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.15, no.7, pp.178-181, 2006-08

高杉良氏の小説『青年社長』のモデルであり、「夢に日付を」の座右の銘でも知られる経営者、渡邉美樹氏が率いるワタミ。"居食屋"の「和民」など外食事業で知られる同社は、2006年3月期も増収となり売上高は820億円を超えた。だが、外食市場は1990年代後半から縮小し続けており、ワタミの既存店売上高も2004年6月まで36カ月連続で前年割れだった。
著者
谷光 太郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.7, no.10, pp.296-300, 1998-11

●昭和の日本軍の組織は硬直かつ官僚化し,新しいものに取り組む意欲が見られなかった。新鮮な方策を打ち出す者を組織から排すだけでなく,セクショナリズムが横行し,レーダーなど新技術の兵器開発が遅れた。 企業であれ,軍の組織であれ,生成と衰退のサイクルは宿命である。永遠の強者は存在しない。 創業の時代は理想と情熱の時代である。
著者
坂本 正元
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.8, no.6, pp.16-19, 1999-07

●—経営方針の中核にナレッジ・マネジメントを掲げていらっしゃいますが、その狙いは。坂本—今や「情報」が企業競争における最大の武器であることに異論を唱える人はいないでしょう。製造業であれサービス業であれ、いかに貴重な情報をお客様に届け、価値の高いサービスに生かすかが、カギを握る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.11, no.9, pp.64-67, 2002-10

「田中さん。いつもABCコンビニエンスをご利用いただきありがとうございます。今月は、田中さんの当チェーンにおけるご購入額が10万円を超えました。そこで来月1カ月、あなただけの会員特別サービスとして、全品5%割引といたします」——。 近い将来、コンビニエンスストア(CVS)からあなたへ、こんな電子メールが届くようになるかもしれない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.19, no.7, pp.32-35, 2010-08

2010年4月23日。広島県府中町の商業施設「イオンモール広島府中ソレイユ」には、新規テナントの開店を待って早朝から長蛇の列ができた。テナントの名前は「MOSDO!(モスド)」。「モスバーガー」を展開するモスフードサービスと、「ミスタードーナツ」を展開するダスキンが、共同出店する新業態の1号店だ。