出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.10, no.3, pp.32-35, 2001-04

「いらっしゃいませA様。いつもご利用ありがとうございます。今日はお振り込みですか。よろしければ、お客様に合った新しい貯蓄性商品がございますので、こちらのカウンターにお出でいただけますか」——。 99年8月に、銀行で初めてCRMシステムを全店導入したスルガ銀行では、昨年11月からこんな接客風景が見られる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.8, pp.140-143, 2004-09

「お昼の人気テレビ番組で、風船がダイエットに効くと紹介されました」。平日の昼下がり、本部が配信した情報がレジに備え付けてある液晶ディスプレーに映し出されると、店員は売り場へと急ぐ。店舗で販売している風船をかき集めると目立つように陳列。POP(店頭販促)広告でも、テレビ番組で取り上げられたことを強調した。
著者
穴吹 英隆
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.8, no.5, pp.16-19, 1999-06

情報化投資はあくまでも事業にとって必要だから続けてきました。「情報化ありき」の発想で数字を追ってしまうと、どうしてもバブル的な投資になってしまいます。 我々は高松という地方に本社があって、全国34都府県の51事業所が現地主義を掲げてビジネスを展開しています。各事業所はマンション用の土地を取得して、建物を設計・施工し、販売する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.11, no.3, pp.42-48, 2002-04

「見えているようで、実は肝心の点があいまい」。従来の情報共有は、より多くのデータを集めることに力を注ぎすぎて、データそのものの信頼性に多少目をつぶってきた感がある。 サッポロビールは今、そうした体質の変革に取り組んでいる。シェア争いが加熱するビール業界で戦うためには、経営判断の基になる情報にあいまいさは許されない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.9, no.8, pp.30-33, 2000-09

「●ナレッジ・ニュース第28号● 本日でポータル(入り口)サイトのアクセス数が5388件を超えました。ご活用誠にありがとうございます。今週の新着情報は…」。 毎週水曜日、明治生命保険で営業の支援に携わる約300人の「ファイナンシャル・プランナー(FP)」に、こうした電子メールによるニューズレターが届く。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.86-89, 2010-04

日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は「顧客の声」を共有し、改善に生かす活動を進めている。2003年と2008年に情報システムを導入し、週3回だった顧客の声の回覧頻度を日次とした。似たような苦情の情報や対応を部門横断で共有し、顧客対応のスピードアップにつなげている。 経済環境の悪化で勝ち組と負け組が明確に分かれている外食産業において、勝ち組の1社がKFCだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.14, no.6, pp.120-123, 2005-07

先日、ネッツトヨタ京都(ネッツ京都、京都市)五条カドノ店の営業担当者に、2日前に納車したばかりの顧客から「事故を起こした」と連絡が入った。買ったばかりの新車をぶつけたとあって、顧客は慌てている様子だ。 この顧客は商談開始当初、「自動車保険は他店で入るつもり」と話していた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.212-215, 2001-02

「A店の空調設備の修理は、来週までに完了する予定だったな。念のため、工事の進ちょく状況を確認しておこう」。 愛知県に地盤を置く家電販売店チェーンのエイデン。店舗の空調設備の保全を担当する、エイデン開発の米津義人企画部課長は、デスクにあるパソコンの操作を始めた。しばらくすると、画面上には全店舗の空調設備の一覧表が表示される。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.180-183, 2004-04

「あっ、ビールが少しかかっちゃった。きっと染みになるわ。ん〜、だから着物は大変なのよ」——。成人式の日、きっとこんな愚痴があちこちでこぼれたに違いない。 着物の染みや汚れを落とすのは、クリーニング店でも簡単ではない。特に厄介なのが黄変(おうへん)。水分を含んだ個所が、後々になって黄色く変色してしまう、絹織物独特のものだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.60-64, 2009-05

インターネットで古本や中古DVDなどを販売するネットオフの代表取締役社長である黒田武志は今でも、全国から届く買い取り依頼の段ボール箱を開けるのが楽しみだ。中古品の販売は買い取りがすべての始まりで、買い取れなければ売る物がない。当然、黒田は買い取りに力を入れてきた。 2000年7月設立のネットオフが急成長できた理由は「中古品を売りたくなる仕組み」の確立にある。
著者
瀬戸 雄三
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.7, no.12, pp.14-17, 1999-01

●—「フレッシュ・マネジメント」を合い言葉に情報化には意欲的に取り組んでいらっしゃいますが,経営への貢献度をどのように評価していますか。瀬戸—商品の鮮度を高めることが情報化の最大の目的です。情報化を推進することにより,ビールが工場で生産されてから店頭に並ぶまでのリードタイムを年々大幅に短縮してきました。今年の目標は7日間ですが,ほぼ達成できる見通しです。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.10, no.12, pp.217-219, 2002-01

フリーライターのリサ・トルシアニ氏は毎年、クリスマスに約20社の顧客に合計500ドルほどの贈り物をしていた。今年、彼女は贈り物ではなくグリーティングカードで済ませるつもりだ。多くの米国人同様、彼女も今年は財布の紐を固く締めている。 9月11日の同時多発テロの余波で、コピーライターとして10年以上結んできたアメックスとの契約を打ち切られてしまったのだ。
著者
清嶋直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.20, no.3, pp.32-35, 2011-04
被引用文献数
1

「ちょうど電話をかけようと思っていたところなんですよ。どうして分かったんですか?」 静岡市に本社がある衣料品問屋K社で事務をしている女性社員は電話口でそう言い、驚いた顔をした。昨年の師走、忙しいさなかでの出来事である。K社ではその数日前から、富士ゼロックス製のデジタル複合機が何度か紙詰まりを起こしていた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.11, no.7, pp.56-60, 2002-08

4月23日深夜零時。都内にある「トイザらス亀戸店」には、200人を超える人だかりができていた。時差の関係で世界で最初に発売された、映画「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」関連商品を買い求める顧客が駆けつけたからだ。同商品は国内ではトイザらスと一部の専門ショップだけが、4月23日から先行販売できた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.11, pp.56-60, 2004-12

CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)は、顧客の理解がかなめとなる。実際は、購買履歴をはじめとする限られた顧客情報から推察するが、購買顧客の年齢や性別、居住地といった属性情報をいくら分析しても顧客の顔はなかなか見えてこない。だれが何を買ったかだけではなく、「なぜ」買ったのかを探り出す必要がある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.96-99, 2010-05

通信工事最大手コムシスホールディングスは間接業務のスリム化で成果を上げている。2008年からシェアードサービス子会社で業務改革のPDCAサイクルを回し始めたところ、1年半でグループ全体で1億円のコスト削減を達成した。今後はグループへの貢献をKPI(重要業績評価指標)で捕捉する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.8, no.4, pp.50-56, 1999-05

「次のノートパソコンの新製品では、プロセサにモバイル・ペンティアムIIを採用して欲しい。あと、モデムを内蔵するよりもPCカードのスロットを2つ確保したほうが良いと思うんだけど、みなさんどうですか」。「いやいや、そのプロセサはバッテリの消耗が激しいから採用は見合わせるべき。PCカードのスロットは1つで、コンパクトフラッシュ用のスロットがあったほうがいいよ」—。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.10, no.4, pp.50-56, 2001-05

日本航空(JAL)が5月10〜14日までの5日間、国内の全路線を一律5000円(片道)に設定した事前購入割引運賃「前売りスペシャル50周年記念」は、価格に敏感な一般消費者はもちろん、アナリストなどの大きな関心を呼んだ。 はっきり言えば、これは昨年、全日本空輸(ANA)が導入した全路線1万円という「超割」の二番煎じ。
著者
鳥山 正博 有吉 昌康
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.32-35, 2000-03

とりやま まさひろ氏:国際基督教大学教養学部卒、米ノースウエスタン大学ケロッグ校MBA。現在、あらゆる分野のマーケティング・イノベーションに関するプロジェクトを手がける。m-toriyama@nri.co.jpありよし まさやす氏:一橋大学商学部卒、米ノースウエスタン大学ケロッグ校MBA。ワン・トゥー・ワン・マーケティング、CRM、eビジネスのビジネスモデル構築などが専門。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.8, no.8, pp.50-57, 1999-09

「7月24日は土用の丑(うし)。Aスーパーではウナギの蒲焼きのタレの横にビールを並べて成功した前例がある。今年も是非試そう」。「B商店街ではTVコマーシャルと連動させて当社のキャンペーンレディに浴衣を着せたら予想以上に売り上げが伸びた。同様の計画を持つ支社はぜひ検討されたし」。「C社の発泡酒の新製品は滑り出しが好調で我が社の製品は押され気味。