出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.49-53, 2010-05

日立物流や大塚商会のような"領空侵犯"する体制を見習いたいものの「部門間の壁が厚くて難しい」と感じる企業もあるだろう。その場合は、まず部門横断で話し合える場を設けることから始めるべきだ。部門を越えて見知った顔が増えることで、領空侵犯する風土が生まれやすくなる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.8, pp.160-163, 2004-09

ティー・ワイ・オー(以下TYO)の名前は知らなくても、多くの人が毎日のようにTYOグループによる作品を目にしているだろう。サッポロビール「黒ラベル 温泉卓球篇」、JR東海「AMBITIOUS JAPAN!2」といったテレビコマーシャル(CM)、NHK・BSのキャラクター「どーもくん」など、映像コンテンツを中心に幅広く活躍している。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.14, no.8, pp.82-86, 2005-09

「ポテトチップス」「えびせん」「じゃがりこ」などで知られるスナック菓子大手のカルビー(東京・北)は、2003年度からバランス・スコアカード(BSC)を全社導入した。 BSC導入直前の2002年度は減収減益。売上高は前年比6.4%ダウンの931億円、経常利益は同64%ダウンの6億円と業績が低迷していた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.14, no.6, pp.86-89, 2005-07

田辺製薬は2001年6月から環境会計の1手法であるマテリアルフローコスト会計を主力工場に試験導入した。その結果、廃棄物処理コストを年間約6000万円削減できた。 マテリアルフローコスト会計を使うと、どの製造工程で、どれだけの廃棄物が生まれ、それに原材料費、エネルギー、労務費などがどれだけ無駄に使われているかを正確に算出できるようになる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.6, pp.174-177, 2004-07

街の景色に溶け込んだ白亜の洋館。緑に囲まれたプール付きの庭で、花火の音とともに大歓声が上がった。その中心では若いカップルが弾けるような笑顔を見せている——。 ここ数年、邸宅風の会場で結婚パーティーを行うカップルが増えている。この「ハウスウエディング」と呼ばれる挙式スタイルで婚礼市場に革新を起こしたのがテイクアンドギヴ・ニーズ(以下、T&G)だ。
著者
後藤 卓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.8, no.3, pp.16-19, 1999-04

●—後藤さんが社長に就任されてから、この1年半で花王の情報戦略にも大きな変化が見られるようになりました。最近では、基幹システムを日本アイ・ビー・エムにアウトソーシングする決断を下しましたが、どのような経緯だったのですか。後藤—時代が変われば、仕事のやり方を変えていくのは当然のことです。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.9, no.5, pp.204-207, 2000-06

「ピピピッ、ピピピッ」。香川大学の学生であるY君の携帯電話が鳴り、電子メールの着信を知らせた。見ると、Y君が会員になっている地元のレコード店からのメールだった。彼が大好きな宇多田ヒカルの新譜が、もうすぐ発売されるという知らせだ。 「お、もう発売されるのか。きっとすぐ売り切れてしまうから、今のうちに予約しておかなきゃ」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.15, no.6, pp.208-211, 2006-07

スイッチング電源大手のデンセイ・ラムダは2000年3月期に最終赤字を計上して以後、まずは利益確保に追われていた。非中核事業の売却や希望退職者募集、基幹システム再構築によるシステム費用削減や人員削減などだ。 その後は一進一退が続いた。2002年3月期はIT(情報技術)バブル崩壊のあおりで最終赤字に再転落。
著者
永守 重信
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.16, no.4, pp.36-40, 2007-05

「2008年以降、救済型M&A(企業の合併・買収)が増える」。26件の実績があるだけに説得力がある。自他ともに認める「再建の名人」。自ら個人筆頭株主として単身で乗り込み、短期間で再建してしまう。2010年に売上高1兆円。「回るもの、動くもの」に特化し世界で圧倒的1位の製品を着々と増やす。
著者
中竹 竜二
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.17, no.4, pp.88-91, 2008-05

2008年1月、早稲田大学ラグビー蹴球部が全国大学選手権で慶應義塾大学を破って優勝し、大学日本一となった。チームを率いたのは、名将、清宮克幸氏(現サントリーサンゴリアス監督)の後を引き継いだ中竹竜二監督だ。実は1年前、同じ舞台で涙を飲んだ悔しさをバネに、中竹監督は「来年は決勝を50対0で勝つ」と選手たちに宣言していた。
著者
柴田 昌治
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.17, no.10, pp.170-173, 2008-11

「お客様本位」や「経営品質」に並々ならぬ思い入れを持ち、それを何とか自社に導入しようと旗を振っている経営トップは少なからず存在する。しかし、その思いの強さとは裏腹に、こうしたトップの切なる願いが、その会社にどういう結果をもたらしているかを冷静に観察してみると、社長が言っていることは営業方針との整合性が取れていないため、結局社員には単なる「きれいごと」にし…
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.60-65, 2007-03

2003年末、米国でBSE(牛海綿状脳症)感染牛が見つかり、日本政府は米国産牛肉の輸入を停止した。全国の約1000店で牛丼を販売する吉野家ディー・アンド・シーは使用する牛肉の99%を米国からの輸入に頼っており、米国産牛肉の在庫が尽きる2004年2月に牛丼の販売を休止せざるを得なくなった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.146-149, 2004-03

所狭しと並べられた書籍や雑貨、音楽CD。書籍と雑貨の複合書店を展開するヴィレッジヴァンガード コーポレーションの店舗に一歩足を踏み入れると、一瞬、独特の雑多な雰囲気に包まれる。店内の至る所にPOP(店頭販促)広告を配置しており、商品が自ら語りかけてくるような気さえする。
著者
荒井 克一
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.7, pp.26-30, 2004-08

今年3月、キリンビールのCIO(情報戦略統括役員)兼CFO(最高財務責任者)から現職に。グループ力を生かして、当面の目標である「2006年、5000億円企業」の実現を目指す。主力商品を「生茶」「午後の紅茶」「アミノサプリ」「FIRE」の4本柱から6本柱に増やせるかどうかがカギだ。●キリンビールのCIO兼CFOからキリンビバレッジの社長に就任して2カ月余りたちました。
著者
田中 通泰
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.20, no.8, pp.18-22, 2011-09

米菓で国内トップシェアを握る亀田製菓は、「亀田の柿の種」や「ハッピーターン」など主力8商品に経営資源を集中させる戦略が奏功し、売り上げを拡大している。田中通泰社長は「おかしのことでケンカしよう」というスローガンを掲げて従業員の意識改革を促し、健康志向で市場拡大が見込まれる米国など海外市場を攻略する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.19, no.10, pp.116-121, 2010-11

日本上陸11年目の2003年度に22億円まで落ち込んだ売上高は2009年度に36億円に達した。当初の米国流の運営方式から、日本が独自に確立した運営手法に切り替えた効果が表れた。2008年からは「野菜のサブウェイ」を打ち出し、消費者の心をつかんでいる。(文中敬称略) 米国ではマクドナルドを上回る店舗数を持つサンドイッチチェーンのサブウェイが日本に上陸したのは1992年。
著者
新浪 剛史
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.16, no.8, pp.32-36, 2007-09

2007年2月期の営業総収入は前期比5.6%増の2830億円、営業利益は1.5%増の445億円。ただし、既存店の売上高は1.8%減。コンビニエンスストアが大きな壁に直面するなか、「ナチュラルローソン」など、地域に合わせて業態を変えようという戦略を打ち出している。そのためにも情報システムを一から見直す。
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.9, no.10, pp.220-223, 2000-11

茨城県竜ヶ崎市の幹線沿いに立つ「サイクルヒット・竜ヶ崎店」は、ゲームソフトや音楽CD、単行本などを顧客から買い取って、中古品として販売するリサイクル店だ。幹線とはいえ近くに駅や商店街はなく、昼間の人通りは多いとは言えない。しかし夕方ともなると、10〜20歳代を中心とする顧客が続々と車や自転車で同店に乗りつけて来る。 「これが今日、買い取った商品です」。
著者
中曽根 康弘
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.20, no.3, pp.10-12, 2011-04

5年にわたる在任中に、国鉄などの民営化を実現し、海外ではレーガン米大統領との蜜月関係を築き上げた中曽根康弘元首相。政界引退から7年経過した今も、国家への提言を続ける。リーダー不在といわれる日本の現状に危機感を抱き、2010年には2冊のリーダー論を著した。自身の経験から、リーダーは志を強く持ち、世論を圧倒せよと説く。
著者
日経情報ストラテジー
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.6, pp.156-160, 2004-07
被引用文献数
1

顧客満足度を高めるカギは、KGI(重要目標指標)とKPI(重要業績指標)の2つの指標だ。 今年8月から開催されるアテネ五輪。三井住友海上火災保険の土佐礼子選手が、女子マラソンで日本代表の1人に選ばれたのは記憶に新しい。 「土佐のファンになったお客様が当社のファンにもなってくれれば、顧客満足度(CS)の観点からも大きな効果がある」。