著者
丸井 隆志 酒井 朋子
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.24, no.23, pp.43-44, 2000-03-14

5人の若者がありふれた毎日の中で繰り広げる青春映画。ある日、久し振りに仲間の元へ帰ってきた脇谷。彼は1ヶ月一人旅をしていた。久し振りに顔を合わせた5人、南野、井出、哲治、大輔そして脇谷がまずすることといったら麻雀、そして大学の休み時間には野球をするという日々。そんな彼らが引き起こす恋や悩み、そして友情を描く。
著者
笠田 和宏 鳴海 拓志 谷川 智洋 廣瀬 通孝
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告
巻号頁・発行日
vol.34, pp.117-122, 2010

本研究では,過去の痕跡の残る場所において,過去の様子を体験することを目的としたシステムの構築を行う.このシステムでは,過去の映像の撮影位置推定を行い,その撮影位置において現在の風景と過去の映像を自然に接続することで,過去の体験を可能にする.撮影位置推定手法として現地での推定を可能とするために,3点の特徴点対応から撮影位置を推定する方法を提案した.シミュレーションと実験を通じて提案した手法で精度よく撮影位置推定を行えることを示した.また,撮影位置推定された場所においてウェブカメラで取り込んだ映像と過去の映像とを自然に接続できることを確認した.さらに,被験者を対象とした評価実験により,本システムが過去の状況を知るために有効であることが示された.
著者
坂本 雄司 白井 良成 高田 敏弘 片桐 滋 大崎 美穂
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告
巻号頁・発行日
vol.36, pp.1-4, 2012

探索目標に関する映像中の位置情報を用いて録画データからインタラクティブに目標を探索する手法を提案する.手法の考え方は発掘作業になぞらえることができる.地層を掘り下げるように,利用者はスコップのような道具と目標位置に関する補助情報を用いて過去映像を掘り下げ,目標映像を探す.手法を実装したシステムの詳細とその評価実験の結果を紹介する.
著者
呉 祖維 野地 朱真
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告
巻号頁・発行日
vol.36, pp.161-162, 2012

本論文では日本の動画制作会社マッドハウスが2010年にリメイクしたアメリカスーパーヒーローアニメ作品「X-MEN」を中心にし、ストーリー設定、キャラクターデザインから作画まで、海外アニメーションと日本のアニメの違いを比較し、分析する。
著者
鈴木 国之 遠藤 俊行 真崎 俊男 杉山 孝生
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.25, no.20, pp.23-29, 2001-02-23

21世紀を目前に、12月1日からBSデジタル放送が始まりその記念すべき開局の番組として、12月1日、2日、3日、地中海を中心とした古代から現代に至る文明回廊、イタリアのローマ・シチリア島、地中海に面する北アフリカ・チュニジアから、世界でも初めてのハイビジョンによる3日間、3元生中継を行った。
著者
近藤 明人 中川 剛 臼井 郁敦 杉田 真一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告
巻号頁・発行日
vol.37, pp.17-20, 2013

多くの機械式フェーダやハードスイッチ、出力状態を表示するモニタから構成されていた調光卓、及び、負荷回路制御卓、照明バトン制御卓等を、一つのタッチパネル・ディスプレイに集約して開発することに成功した。これまで既に、TBSの看板番組「輝く!日本レコード大賞」で、メイン調光卓として使用した実績があり、限られたスペースでの多チャンネル制御の実現を証明している。
著者
井上 哲 西邑 嘉人
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告
巻号頁・発行日
vol.27, pp.15-18, 2003

2002年10月、プロ野球日本シリーズ第3戦において、野球中継史上初めて、5.1chサラウンド音声による生中継を行った.この放送における制作・伝送・送出などの技術全般について報告する.
著者
山本 建太 伊藤 弘樹 菊池 司
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告
巻号頁・発行日
vol.38, pp.211-213, 2014

現在では、大きな建物やライブの演出などにプロジェクションマッピングを用いているのが主流であるが、それをあえて小型化することによって、プロジェクションマッピングをより身近に体験できるツールとして、本研究では、プロジェクションマッピングとアミッドスクリーンの後ろが透けて見える特性を生かした、今までにない宣伝ツールを提案する
著者
岩内 謙一 伊藤 寛 山中 篤 フォルカーツ ヴィープ
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.26, no.58, pp.25-28, 2002-09-18
被引用文献数
2

色再現範囲の広い液晶ディスプレイを実現するためRGB-LEDを用いたバックライトシステムの開発を行った.RGB-LEDに特有の課題である発光効率の変化による輝度変化や色の変化を制御するフィードバック制御技術の開発を行った.複数のセンサーを用いることによるばらつきを最小限に抑えるため,1つのセンサーによるRGB-LEDのフィードバック制御を検討し,有効性を確認した.またこれを用いたLCDディスプレイの色再現範囲はNTSC比でほぼ100%と広い色再現範囲を有することを確認した.
著者
澤口 文夫
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.21, no.53, pp.25-30, 1997-09-25
被引用文献数
1

We introduce speech synthesizer for weather forecast program which has been used since april 1997.Four PC cards are used in this system, about 1500 syllables of wether information are prerecorded. The small computer controls these PC cards to transmit weather forecast announcement automatically. Though several syllables are switched and connected together, on air sound is very natural. We use this system on early morning and midnight programs. We believe this system to be useful for blind persons.
著者
清水 裕次 田森 佳秀
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告
巻号頁・発行日
vol.26, pp.43-48, 2002

ヒトは探索物を発見した瞬間に「Aha!」と思う。この瞬間は、いわばひらめきの瞬間のことであるから、いつ起こるのか予測できない。同様な事は他のモダリティでも見られることから、「Aha!」の瞬間は、モダリティーに共通の認知現象であると考えられる。我々は「Aha!」の瞬間に起こる神経活動の変遷を調べるために多チャンネルMEG計測を行った。電流双極子の位置推定の結果、「Aha!」の瞬間に関連する局在した神経活動は、上前頭回と帯状回前頭下部に出現することが分かった。
著者
犬塚 達基
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.119-123, 2011-01-21
参考文献数
6

液晶ディスプレイの画質向上策の一つとして,3原色RGB(赤緑青)に新たな色Xを追加するRGBXパネルが注目されている.ここでXをW(白)とするRGBWパネルは透過率の大幅な向上が期待できる.一方,Wのサブピクセルを追加することによる解像度低下,あるいは色再現性低下などの画質劣化が懸念される.今回,RGBWパネルを対象にして上記課題の解決を目的とする信号処理方式の開発を行った.提案方式は,パタンマッチング法を利用した画素配置変換と,環境の明るさに基づく色変換方式を組み合わせている.これらの信号処理方式を組み込んだRGBWパネル表示装置の試作を行い,従来のRGB3色パネルに比べて1.5倍以上の輝度向上を確認した.
著者
沖 和史 松尾 嘉洋 木村 圭 小柳 裕彦 末次 正
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.24, no.53, pp.57-62, 2000-09-22

スイッチトキヤパシタ変成器を用いたチップ集積型DC-DCコンバータ回路の動作特性を、スイッチング周波数、MOSFETのチャネル幅、ゲート電圧について行った。HSPICEを使ってシミュレーションを行った結果、負荷抵抗1〜10kΩにおいて、最大出力電力606μW、最大効92.43%の動作特性を持つことがわかった。
著者
沖 和史 松尾 嘉洋 木村 圭 小柳 裕彦 末次 正
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告
巻号頁・発行日
vol.24, pp.57-62, 2000

スイッチトキヤパシタ変成器を用いたチップ集積型DC-DCコンバータ回路の動作特性を、スイッチング周波数、MOSFETのチャネル幅、ゲート電圧について行った。HSPICEを使ってシミュレーションを行った結果、負荷抵抗1〜10kΩにおいて、最大出力電力606μW、最大効92.43%の動作特性を持つことがわかった。
著者
奥屋 武志 奥屋 大樹 藪野 健 坂井 滋和
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.39, no.14, pp.145-146, 2015-03-07

人物を被写体とする画像において人物のみを半透明表示しようとしたとき,人物に覆われた背景部分の処理が問題となる.本研究では,人物の背後にあたる背景部分を周辺部分の画像情報を元に生成し,光沢を付加する方法によって,半透明化した人物の画像を違和感なく表現する手法を開発した.
著者
前田 寿之 石川 理 羽生 康浩
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.25, no.33, pp.1-5, 2001-05-24

提供CGを作成するには、多数の提供ロゴ(企業ロゴ)を管理し、そのロゴを提供社数に合わせて組み合わせをする作業があるため、多くの人手を要する。少ない人数で効率的に運用するため、EDPSで複数の提供ロゴとテンプレートを指定することにより、提供CGを自動で作成できるシステムを構築した。最近は動きのついたロゴも多く存在するので、提供CGはHDで3Dのアニメーション動画も可能にした。自動で作られた提供CGはマスターのAPC制御によって送出されるので、ほとんど人の操作を介さずにすむ。
著者
秋吉 信雄 秋吉 仰三
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.27, no.21, pp.25-28, 2003-03-18

CPFとはCritical Point Filterと呼ばれる多重解像度フィルター(日米特許取得済み)の略で、与えられた2枚の静止画画像間の対応を画像構成の最小単位であるピクセル単位に全自動的に求め、対応関係を符号関数化する技術を提供する。この一連のプロセスは統べて自動化されており、一般ユーザーでもデジタルカメラを使用して低コスト(費用、時間、技術)にて容易にデジタル・コンテンツを作成する事が可能になった。さらに、対応点の事前指定、対応後の修正などを簡単に行う編集・加工ソフトウェアも用意されており、プロダクションはもちろん、一般ユーザーにとっても便利な機能が整備されている。また関数符号化されたマッチング結果を利用して、各種ユーザー・インタラクティビティー機能が既に関連ソフトウェアに実装されており、CPF画像フォーマットを用いたスローモーション再生、早送り再生、一時停止、コマ落し、逆方向再生などの再生速度に関する各種オプション機能、並びに本技術を利用して作成した擬似3次元映像に対する自由視点機能提供などECビジネスに最適なECコンテンツ制作ツール並びにビューイングソフトなどの各機能が提供されつつある。また、使用電子機器処理能力、利用回線速度環境に合わせた画質、解像度、再生画像枚数/秒の最適化等が容易に実現できる等、従来技術には無い柔軟なソルーションをもユーザーに提供可能となっている。商用的には、FF(Frame Free^<TM>)応用技術として、各種アプリケーション・ソフトが今後市場に提供されて行く。なお、現在急速に普及拡大しつつあるBBネットワーク・ビジネスの最重要課題であるデジタル・コンテンツの、作成・供給を容易にするFFオーサリング・ツールの提供、インターネット・ブラウザーヘのFFソフト・プラグ・イン開発、FFネットワーク・ストリーミング事業など、各種ビジネスモデル、アプリケーション・ソフト開発が現在進行中であり、本年中に順次サービス提供される予定となっている。
著者
渡辺 将史 長島 史弥 作田 泰隆 後藤 富朗 平野 智 桜井 優
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.37, no.15, pp.1-4, 2013-03-07

従来の超解像技術の中でもTotal Variation (TV)正則化手法は,エッジを保持しつつ劣化を防ぐ,最も効果的な手法である.しかし,計算コストが大きいことが問題とされている.本論文ではショックフィルタを組み合わせることによって同等以上の画質を維持しつつ,処理時間の削減を試みる.
著者
片田 直行 青木 清隆 三島 由里栄 新見 啄司 田村 寿
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.21, no.15, pp.43-48, 1997-02-27
被引用文献数
1

The Virtual Studio System is a joint development project by NHK and Matsushita Electric Indsustrial Co., Ltd. It is installed in Studio CT-415,which is an NHK studio for normal program production. The system produces 3D-CG images which are synchronized with the movements of three television cameras (panning, tilting, zooming and focusing), and composites CG images with studio blue screen images of the performer by using Chromakey with 3D-depth. From September 1996,NHK Production Operations Center has started wide use of this system to produce programs. This paper explains this system and its use in program production.
著者
関根 雅人 小川 克彦
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.35, no.51, pp.13-16, 2011-12-02

モーショングラフィックス映像の印象評価実験を通じて得られた「複雑さ」「激しさ」「飽きなさ」「心地よさ」についての印象得点と、フレーム間差分量の時系列的変動特性(スペクトル構成)との相関性の分析を行った.その結果、2sec以上の長い変動に240-700msecの変動が混ざっている場合に、「複雑さ」「飽きなさ」の印象が高くなる傾向があり、「飽きなさ」は240-700msecの変動の影響がより大きいことが示唆された.「激しさ」の印象は、700msec〜1.7sec周期の変動と、スペクトルの総エネルギー量の影響が大きいことが示唆された.