著者
平賀 高市 若林 佳織 松浦 宣彦
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.57-62, 2010
参考文献数
4

あたかもノートPCのタッチパッドで操作しているかのようなジェスチャにより,マウスの基本操作である,カーソル移動,クリック,ドラッグ,クラッチの各操作を行える仮想タッチパッドシステムを構築した.各操作は,2台のカメラで操作者のジェスチャを撮像した動画を画像処理することで得られる,操作者の指先の三次元軌道を解析することにより検出される.また,熟練者と初心者による性能評価のための予備実験を行った.
著者
小郷 直人 鈴木 慎一 濱住 啓之
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.37, no.9, pp.41-44, 2013-02-13

NHK紅白歌合戦やゴルフ中継などに使用している42GHz帯ミリ波モバイルカメラの伝搬をより安定化,高信頼化させるため,送信,および受信アンテナの検討を行っている.今回,NHKホールにおける運用を考慮して,送信アンテナと受信アンテナについて,ビーム幅が異なるものを設計,試作し,伝搬実験を行うことで比較,評価した.その結果,NHKホールの環境においては,送信アンテナはビーム幅を広くし,受信アンテナはビーム幅を絞ることで伝搬特性が安定することを確認したので報告する.
著者
鈴木 慎一 小郷 直人 濱住 啓之
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.37-40, 2013
参考文献数
3
被引用文献数
1

ハイビジョン映像を低圧縮・低遅延で無線伝送する高性能なワイヤレスハイビジョンカメラ「ミリ波モバイルカメラ」は,ゴルフ中継や紅白歌合戦などの様々な番組撮影で使用されている.今回,ミリ波モバイルカメラの安定運用を目的として,復調装置から出力されるFFT演算結果とビタビ復号で訂正したビット数の情報を用いて,伝搬特性および伝送特性を解析するリアルタイム解析システムの開発を行った.本システムは,複数系統の受信信号に応じた受信CNRや遅延プロファイル特性に加え,MIMO多重伝送の伝送特性の把握に必要な送信相関・受信相関などの伝搬特性をリアルタイムで解析し,その解析結果をPCの一画面上で表示することができる.本稿では,本システムの詳細について説明するとともに,本システムを用いて測定したNHKホールの伝搬特性の測定結果について報告する.
著者
中嶋 正之
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.7-14, 1999
被引用文献数
1

今年で26回目となるSIGGRAPH'99は, 8月8日(日)から13日(金)まで, アメリカ合衆国Los Angelsのダウンタウンに程近いコンベンションセンタで行われた。SIGGRAPHはACMに属する一つの研究会であり、CG(Computer Graphics)やInteractive技術に関する国際会議であり、最新のVirtual RealityやMultimediaに関する最新の試みなどが発表される。本研究会ではチュートリアルとしてSIGGRAPH'99の報告を行う。
著者
崎川 洋司 吉本 修司
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.15-20, 1999

Since the transmitting tower used from the start of our station become obsolete, a new tower is built. Shape of the tower, construction method, various devices and so on are in detail studied considering the condition of the construction site, weather and so on. The new tower is the first one in Japan for terrestrial digital broadcasting in the twenty-first century. This report introduces an outline of the new transmitting tower.
著者
須田 智之 茂木 龍太 兼松 祥央 三上 浩司 近藤 邦雄
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.89-90, 2013
参考文献数
2

本研究では、キャラクターの中で特に重要とされる頭部に着目する。3Dキャラクターの頭部を変形させ、プロデューサーの意図したキャラクターの顔を効率的に作成し、任意の角度からも顔を見ることができるシステムを開発する。絵の描けないプロデューサーとデザイナーのコミュニケーションギャップを解消することを目的としている。
著者
小路 顕亮 伊藤 弘樹 菊池 司
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.123-124, 2013
参考文献数
3

本研究では,ダイヤモンドダストのビジュアルシミュレーション法を提案する.本研究では,ダイヤモンドダストをパーティクルシミュレーションにより再現し,気温によって生成されるダイヤモンドダストの結晶の違いを各パーティクルに割り当て,近景と遠景で結晶の詳細度を使い分けるLOD法を提案する.さらに,成果映像により本手法の有用性を示す.
著者
進士 哲雄 高倉 知之 宮田 一乘 木船 園子 加藤 智彦 村山 登
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.26, no.27, pp.71-74, 2002-03-18

この映像作品に登場するキャラクタには"人間"はいない。しかし、この作品で描きたいものは人間ドラマである。それを、擬人化されたキャラクタとCGによって一から作り出していくことで描ける世界により、浮き立たせていくことを目指した。
著者
有路 由利恵
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.177-178, 2012

女性シンガーソングライターNalのミュージックビデオ「F(フォルテ)」
著者
矢川 健吾 河野 修二 高宮 大 檜山 茂雄
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.61-63, 2009

授業で製作された短編映画『クラブ・ルシア』(16ミリカラーフィルム・光学録音・25分)におけるDI処理(digital intermediate process)について。銀座のクラブに勤める三人の女は、それぞれが過去と未来、そして現在に何らかのはっきりとした光と闇を抱えている。特異な存在である彼女らだが、そこには誰もが共有する普遍的なテーマが垣間見える。この映画では彼女らの移り変わる心情と、セットや情景などがリンクするよう表現した。D.I.処理を施したことでそれらの表現の幅を広げた。
著者
佐々木 常夫
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.24, 2000

今、スタジオ設備の更新・新設が、4つのスタジオで同時に進行している。内1スタジオは定期更新であるが、このように多くのスタジオを同時に新設するのは、我々の部署においては稀有なことである。BS放送開始を目前にし、番組供給量の増大を図るとともに、映像のマルチフォーマット対応、地上波とのサイマル放送対応なども考慮している。これらの概要を報告する。
著者
伊藤 剛 馬場 雅裕 奥村 治彦
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.1-6, 2002
参考文献数
3
被引用文献数
2

LCDの中間調応答を高精度に再現できる動画像シミュレータを開発した。本シミュレータは50Hzから540Hzのリフレッシュレートに対応可能な高速CRTと大量の画像データを高速且つフレキシブルに出力可能なフレームメモリを備えている。よって、LCDのように1/60秒間は同じ画像を表示し続けるホールド型表示をインパルス型表示である高速CRT(リフレッシュレート480Hz)で再現できる。今回はLCDの中間調応答に着目し、各中間調での応答特性を測定後、その実測データに基づいて1/480秒毎の画像を作成した。これにより、応答特性を指数近似した場合には見られなかった画質劣化までも正確に再現できるようになった。
著者
中川 孝之 光山 和彦 鵜澤 史貴 神原 浩平 池田 哲臣
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.9-12, 2010
参考文献数
4
被引用文献数
2

筆者らは、ロードレース中継等の映像素材伝送で用いる800MHz帯FPUシステムの伝送容量増加や高信頼化をめざして、MIMO-OFDMの研究開発を行っている。これまで、MIMO-OFDMの中でも時間と空間のダイバーシティを利用する時空間トレリス符号(STTC)に着目し、16QAMで64状態のSTTCを提案して、ロードレースを模擬した伝搬環境で2送信2受信の時空間トレリス符号の伝送シミュレーションや基礎実験を行ってきた。本稿では、昨年暮れに広島駅伝コースで伝送実験を行い、MIMO伝搬チャネルの解析と提案する2×2 STTC-MIMO-OFDMの伝送特性を評価し、あわせて試作装置の性能確認を行った結果について報告する。
著者
若原 俊彦 松本 充司
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.17-22, 1999
参考文献数
6

近年、パソコン(PC)やコンピュータ周辺機器の高性能化・大容量化および経済化が進み、インターネットの普及とあいまってデータだけでなく音声、静止画や動画を含んだマルチメディアによるコミュニケーションが主流となりつつある.従来の通信サービスでは、単機能型の専用端末が用いられてきたが、最近はパソコンを利用してネットワークにアクセスし、各種アプリケーションソフトを利用してコミュニケーションが行われるため、相互接続の問題などが生ずる.本論文では, 最近の通信サービスの利用形態の変化を踏まえ、マルチメディア通信サービスのインタオペラビリティを確保するための問題点およびその解決法について述べる.具体的には、F.700のマルチメディアサービス参照モデルを用いてサービス分析を行い、コミュニケーションタスク、メディアコンポーネントの整合性をはかり相手端末とネゴシエーションする方法を示した.
著者
宮坂 裕司 市川 健一郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.29-32, 2016

近年、SHV(Super High Vision)の導入が映画やITの分野で急速に進んでいる。現行放送のHDと差異化を図るためのテクノロジーとしてHigh Resolution、High Frame Rate、High Dynamic Rangeが挙げられるが、中でもHDRは最もSHVの優位性を示す事が出来る技術として注目されている。ハイエンドのポスプロ設備ではいち早くHDRに対応したため、4K, 8Kコンテンツ制作を通して検証した内容を紹介する。
著者
源 宣嗣 三橋 龍一 鈴木 勝裕 佐々木 一正
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.161-165, 2002
参考文献数
5

北海道のような積雪寒冷地の高速道路では、降雪や吹雪のため視界が悪化し、玉突き事故が多発している.このような気象条件下では、視界不良と共に路面の側路線や中央線の白線が積雪により区別ができなくなるため運転者がそれらを見失うことが一因である.そこで、路車間通信と車線維持制御をサポートするシステムを提案している.路車間通信は渋滞情報や事故・気象に起因する規制情報などを提供するために有用である.本報では、電波の発信源方向推定に基く位置センシングにより車線維持が有効と考え、それを実現するための技術を開発する目的でアレーアンテナを模擬したネットワークアナライザを用いた基礎実験結果について報告する.
著者
北野 拓磨 福井 幸男 三谷 純 金森 由博
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.41-44, 2014

風船を用いて造成物をつくる行為のことをバルーンアートといい,特に,ツイストバルーンと呼ばれる細長いゴム風船をひねるなどして造成物をつくる行為を,バルーンモデリングという.本研究では,バルーンをふくらませるときの過渡的現象に焦点をあて,その物理的挙動を,非線形特性をもつばね質点モデルを用いて近似的にシミュレーションする手法を提案する.バルーンのゴム膜の弾性表現を,張力に対しては,非線形特性を持つ直線上のばねモデル,曲げモーメントに対しては,線形なばねを導入し,内部の空気を,粒子法を用いて表現し,ゴム膜と空気粒子の自己干渉,及び相互干渉を考慮する.弾性率の変化の度合いをモデル化するため,実物のバルーンにかかる力を計測し,バルーンの弾性係数のヒステリシス特性を推定する.推定した弾性係数をばねモデルに適用し,逐次的に膨らんでいくバルーンの挙動をCG表示して本モデル化の有効性を確認した.
著者
牧野内 まゆ 永江 孝規 恩田 憲一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.73-74, 2003

画面の中に自己の映像を投影し,その手の動きによって映像の操作を行う作品.現実世界にいる自分がヤモリ,或いはロッククライマーの様に手を動かす事と連動して,仮想世界の中に投影された自らの分身が画像上を相対的によじ登り移動するイメージが生成される.直感的な動作による背景イメージのスクロール制御は身体的動作を視覚的にフィードバックし,また,カメラから入力される自分自身の像は自己投影による主観性の導入を意図しており,それらの融合により身体性のある仮想体験を実現した.システムヘの入力部となる手の動きに関しては,カメラからの入力画像を動画像処理する事により検出を行った.
著者
藤原 洋
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.1-7, 1997
参考文献数
2

画像圧縮技術の研究は, 1950年代に始まり, アナログ帯域圧縮から, 今日のディジタル情報圧縮の研究へと発展した.特に, 1970年代のDCTと動き補償の発明が1980年代から1990年代前半にかけての国際標準化の基盤を作った.この画像のディジタル情報圧縮は.今日, ISDN用のテレビ会議, インターネット上の簡易テレビ電話や簡易放送などの通信メディア, そしてビデオやCDやDVDなどの蓄積メディアから, ディジタル衛星放送など放送メディアへと用途が拡がりつつある.現在の課題は, コンピュータとテレビジョンの仕様統一を如何に行うかにかかっているといえる.本報告では, これら一連の技術動向について報告する.