- 著者
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咸 光珉
孫 鏞勳
三谷 徹
章 俊華
- 出版者
- 一般社団法人環境情報科学センター
- 雑誌
- 環境情報科学論文集 (ISSN:03896633)
- 巻号頁・発行日
- vol.26, pp.393-398, 2012
本研究は韓国の宮殿「昌徳宮」庭園を対象とし,建物にかけられている扁額の意味を分析し,庭園空間の特徴を明らかにすることを目的とした。その結果,扁額の意味は周辺景観(自然物,自然現象,動・植物,季節的要素,眺望)と当時の思想(徳・仁・孝,天人合一,神仙)に関連しており,また扁額の分布によって政治的,思想的,修養的,複合的イメージが強い空間の4 タイプのエリアが得られた。以上より,扁額と共に庭園空間を理解することは,韓国伝統庭園の奥深さを更に深め,空間の特徴をより明確にさせることがわかった。