著者
島崎 誠彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, pp.464-465, 1997-03-06
被引用文献数
1

情報通信倫理研究専門委員会のご活動については、その全貌現況を記述した資料[1]が昨夏の1996年基礎・境界ソサイティ大会講演録の中にも発表されている。又、最近、米国べースの同分野の学会 IEEE の1997年会員証と一緒に同学会の同類資料[2]が配布されてきた。[1]にはその他の情報処理領域の学会の動きも報告されている。他方、情報/メディア関連の法律規定・行政的規制についても、国際的、国内的に色々な議論・検討がなされているが、これらは倫理的規定と整合/補完関係にあるべきものであろう。
著者
三枝 太 安藤 真 森島 繁生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, 1996-03-11
被引用文献数
2

ヒューマン・インタフェース、知的画像符号化などの分野での表情合成技術においては、人物頭部画像のリアルな合成が必要不可欠なものとなっている。筆者らは、頭髪を「空間曲線」によって近似し、近似的なアンチエイリアシングや予測を用いた効率的なレンダリングを取り入れることで、より高速で質の高い画像の生成に成功した。頭髪の生成には、予め与えられた人物頭部の3次元モデル表面に自動的に生成する方法を提案した。しかし、この手法では髪型をインタラクティブにデザインできないという問題点が残されていた。そこで髪型をインタラクティブに編集するインタフェースの実現により、より自然な頭髪画像の生成に成功したので報告する。
著者
池田 博樹 松本 正行 長谷川 晃
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.1, 1995-03-27

ファイバ中の光ソリントンには、異常分散領域における明るいソリトンと正常分散領域における暗いソリトン(ダークソリトン)の2種類がある。ダークソリトンは(1)明るいソリトンよりもファイバの損失や増幅器雑音、さらに隣接パルス間の相互作用の摂乱に対して安定に振舞う、(2)自己誘導ラマン効果によって振幅が減衰しパルスが消滅する、等の特徴をもつ。明るソリトンの伝送特性は、フィルタによって制御できることが示されているが、背景波を伴うダークソリトンをフィルタによって制御することは困難である。ここでは、ダークソリトンの振幅(くぼみの深さ)と速度がお互いに関連していることに着目し、非線形増幅を用いて振幅を制御することによってダークソリトンの速度をコントロールする方法を提案する。
著者
丸山 章博 児玉 裕治 長谷川 晃
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.1, 1995-03-27

光ソリトン通信において、周波数フィルタリングや同期変調などの伝送制御技術は、伝送距離の伸長およびビットレートの向上に画期的な役割を果たしている。一方、ダーク・ソリトンは、増幅器雑音や隣接ソリトン間の相互作用による影響がブライト・ソリトンの場合に比べて小さいため、より高速な光ソリトン通信への応用が期待されている。本報告では、隣接ダーク・ソリトン間の相互作用はソリトン列に同期した位相変調によって抑圧できることを示す。
著者
水上 誠 岩津 茂太郎 井沢 伸芳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.1, 1995-03-27

これまでにディスク媒体をアクセス頻度順に並べてアクセス性能を向上させる浮動アドレス形ライブラリを提案し、ハンドの平均アクセス距離を大幅に短縮できることを示した。本報告では、更にReadWrite終了後にディスク媒体を倉庫に戻し、複数のドライブの中の1台をノンアクティブ状態とすることによりフォアグランドでのアクセス性能を一層向上できることを明らかにする。
著者
村田 厚生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, 1995-03-27

マウスカーソルの移動軌跡に基づいてユーザがポイントしようとするターゲットを予測する方法が完成されれば,操作性の大幅な改善につながると考えられる。また,操作スペースを確保できない場合にマウスの動きをできる限り少なくする方法として,ユーザーがポイントしようとするターゲットを予測するルーチンをポイント・システムに組み入れる方法は有効である。これまでにこの種の研究はほとんど行われていない。本論文では,マウス・カーソルの移動軌跡に基づくターゲット予測法を提案し,ターゲット間の間隔,ターゲットの位置,マウスの移動軌跡のサンプリング時間,移動軌跡の選択回数が予測におけるパフォーマンスにいかなる影響を及ぼすかを検討した。
著者
佐野 勝彦 入江 一成 太田 紀久 森崎 正人 辻 久雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-03-11

筆者等は、一般家庭にLAN接続のためのインタフェースを提供し、予め登録されたユーザ間でお互いにPCを利用したコネクションレス通信を行える環境を実現する地域情報ネットワークシステムの開発を進めてきた。今回、本システムに適用するローエンドカードを試作したので報告する。
著者
田中 洋介 小楠 和彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.1, 1997-03-06

航空機, 船舶等の輸送機や, ダム, 橋等の大型建造物の異常発熱, 歪み, 破損等の自己診断が可能な機能材料として, スマートストラクチャーが注目されている。なかでも, 光ファイバセンサを構造材に埋め込んだ構成は, 光ファイバと構造材との良好な整合が期待でき, 外部からの電磁波による影響も無いことから特に発展が望まれている。しかし, その基礎技術として現在までに検討されている各種光ファイバ温度センサ, 歪みセンサは, 信号処理系やセンシング部の構成が必ずしも簡素になっていない。本報告では光ファイバ中のGAWBS (Guided-acoustic-wave Brillouin scattering)を利用した極めて簡素な構成の温度/歪みセンサを提案し, その基礎実験として温度センサとしての動作を報告する。
著者
尊田 嘉之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-03-11

規則的パターン光を鏡面反射面に投影し、観測反射像から反射面形状を推定する方法を述べる。本手法はフェルマーの原理に基づく最適化により光学的逆問題を解くことを特徴としている。反射面形状をB-スプライン曲面により記述し、最適化過程の高速化を実現している。
著者
蒲原 新一 竹田 仰
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, 1996-03-11

計算機能力の大幅な向上により人工現実感の技術が大幅に進歩した.近年は,この計算機能力の向上に加えてインターネットに代表されるような通信技術が発達し,これにより情報化社会が形成されようとしている人工現実感の技術はリハビリなどに応用されようとしているが,各家庭がネットワークに接続されるようになると在宅医療への応用も考えられるようになる.矢野らはネットワーク上の分散型仮想環境での協調作業システムの構築などを行っている.我々はこれまでに仮想環境における腕相撲対戦システムを構築しており,これをネットワーク化することを検討している.
著者
芳賀 一夫 玉木 規夫 阿部 光晴
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-03-11

現在のONUは屋内設置を前提に設計されている。しかし、光ファイバを加入者宅内まで敷設した場合、光線路の切分けが困難になり、保守上支障を来すことが考えられることから、ONUが屋外設置の可能性も考察する必要がある。この場合、コネクタ損失分を含む線路損失の低減が可能となるが、従来の設計温度範囲に比較して広範囲な環境温度の変化が予想される。そこで、温度に対する伝送特性劣化について検討が必要となるため報告する。