著者
池田 健吾 黒田 英夫 藤村 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-03-27

近年ワープロの普及により,一般の人でも整った活字体文字で文書を作成することが一般的になっている.しかし,一方で,画一的な活字体が個人的な手紙などに使われることに対して,個性がないなどの理由により敬遠される傾向がある.そこには,より人間的な文字を使いたいという要求がある.そこで我々は人の特徴を取り入れた書体の自動生成を目指している.そのなかで漢字のストロークから文字の特徴を正確に取り出すために,正確な芯線を取り出す必要がある.今回我々はヒゲの少ない輪郭線追跡細線化法を提案する.
著者
三牧 宏彬 中野 久松
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.1, 1995-03-27

超高効率のBS室内アンテナとしてカールアレーアンテナが普及している。その素子であるアールアンテナはカール素子部とL字形給電線部とから構成されている。本稿では、L字形給電電部の中央線路の長さを変化させた場合の放射特性を解析する。さらに、中央線路を持たないカールアンテナの放射特性を明らかにする。
著者
川原 慎太郎 米倉 達広
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, 1996-03-11

近年、仮想現実感の技術を用いて仮想的なスポーツ環境を提供するシステムが注目されている。本稿では、仮想スポ一ツの一応用例として仮想卓球システムを取り上げる。その入力インタフェースとして操作者に対する負担も少なく、より自然な入力ができると考えられる動画像処理を用いた。
著者
石沢 昭 秋山 和彦 新井 秀喜 稲葉 徹 浜里 和雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.1, 1996-03-11
被引用文献数
1

一般にシステムは床等から絶縁し、外部の接地線(極)とは接地バーやグランドウィンド(GW)と呼ばれる領域を介して一点で接続される。通信システム等では機器の増設が度々行われる。接地線についてはGW等ですべて接続されていることから、接地工事が正しく行われたか否かのチェックが困難であり、目視によらざるを得なかった。本稿ではシステムを運用した(オンライン)状態のまま、接地配線等の正常性を検査する方法について述べる。
著者
小関 伸也 パトリック パックス 熊原 紀夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-03-11

端末のモビリティを実現したサービスとして、携帯電話サービス及びPHS(Personal Handyphone System)サービスが提供されている。また、パーソナルモビリティを含めた「パーソナル通信サービス」に関する検討も盛んに行われている。本論文では、パーソナル通信サービス実現のための一項目である、位置登録方法に関する考察を示す。
著者
小野 智彦 小倉 恵 小沢 敏彦 林 良一郎 清野 清春 広瀬 晴三
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.1, 1996-03-11

三菱電機は、リニアライザを実装した節電機能付きグローバルスター搭載用の7GHz固体電力増幅器(C-SSPA)を開発した。以下に、その構成と主要性能について報告する。
著者
藤田 聡
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.1, pp.349-350, 1996-03-11

複数の要素プロセッサ上に分散している情報をどのようにして共有するかという問題は、共有メモリをもたない並列・分散システムにおける本質的な問題のひとつである。この問題は通常、放送(broadcast)やゴシップ(gossip)に代表されるような"情報散布問題"として一般に定式化される。情報散布問題は、並列計算機に実装されることによってアルゴリズムの善し悪しがその性能に直ちに反映されるという現実的な側面をもつ一方で、グラフの埋め込み問題や資源のスケジューリング問題などといった理論的な諸問題とも関わり合いをもっている。またラウティングテーブルのサイズを小さくするためのcompact routing法や耐故障性のある情報散布に関する考察、さらには通信技術の進歩に伴って実用化されつつあるcut-through routingやATMなどの新しい情報転送モデル上でのアルゴリズムの開発など、この分野の研究は、近年特に幅広い展開を見せている。本講演では、この分野における過去の研究の流れと最近の動向について概説した後、講演者の最近の成果として、1)ハイパーキューブにおける回路交換モデル上での最適なゴシップアルゴリズム2)バスネットワーク上でのゴシップアルゴリズム3)ハイパーキューブ上でのall-portモデルのsingle-portモデルによる効率のよいシミュレーション方法などについて述べる。