著者
岩倉 大輔 小林 一郎 高岡 隆治 平松 秀世
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1999, no.2, 1999-03-08

今回、スロット内に心線余長を付与した100心タイプの自己支持型SZスロットケーブルを試作し、長期布設試験評価を行った。心線余長の付与は、現行のケーブル余長付与タイプと同様に、架空での高温・有風時におけるファイバ歪みを緩和することを目的としている。心線余長付与タイプの特徴は、ケーブル余長付与タイプに比較し布設後の景観が優れることにある。今回の試験は、強風で知られる北海道留萌にあるNTT殿所有の屋外試験設備にて行い、ロス変動・心線移動について約1年間調査を行った。
著者
和田 義毅 山田 浩太郎 ペチャラニン ナレート 田口 亮 曽禰 元隆
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-03-27

近年のパワーエレクトロニクス機器の普及に伴い増加している、家電、OA機器、産業機械から高調波電流により、機器の焼損、振動、騒音などの障害が生じている。この対策として、アクティブフィルタ(以下AF)により高調波電流を打ち消す方法が注目されている。AFにおいて、負荷電流波形から、高調波成分量を解析する手法としてリカレントニューラルネットワーク(以下RNN)を適用する。波形変換に優れた能力を持ち波形の解析機構を学習によって自動的に獲得する能力を持っているRNNを用いることで、高調波解析能力について研究する。
著者
小野寺 敏 兵庫 明 関根 慶太郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, 1997-03-06
被引用文献数
3

カレントフォロワ(CF)回路は、入力された電流を正相または逆相で電流出力する回路で、電流モードや電圧モードの加減算回路^<(2)>などの基本ブロックとして用いられている。カレントフォロワを評価するパラメータの1つにオフセットエラーがあるが、これが大きいと電流モードのA/D変換など精度が心要な信号処理を行う場合に問題になってくる。そこで本文では、オフセットエラーを低減したCF回路を提案し、PSpiceでシミュレーションを行いその動作を確認する。
著者
野久 仁志 藤野 亮之 黄瀬 浩一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.1, 1997-03-06

現在, 情報はさまざまなメディアによって表現され伝達されている. その中でも中心的な役割を担っているのが図どテキストであり, 各々を組み合わせて用いている文書は非常に多い. 図とテキストを用いている文書では, 各々に同じ情報が重複して記述されることはなく, 対応関係が補える範囲内で相互に情報の省略が行われている. したがってこのような文書を理解するためには, 個々のメディアの理解だけでなく, 相互の対応関係を考慮した統合理解が必要となる. こうした統合理解の第一歩として, 互いの対応関係の抽出が要求される. また, 対応関係を計算機によって自動抽出できれば, 図に関連したテキストを検索する際に, 情報フィルタとしても活用することができ有用である. 本稿では, 図とテキストを用いている文書のひとつとして, 概念図とその説明文を対象とし, 対応関係を抽出する方法を提案する. 本手法は, マーカパッシングを利用して対応関係の抽出を行うものである.
著者
山田 訓 渡邊 彰 塩野 悟
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.1, 1995-03-27
被引用文献数
1

強化学習は事前情報や知識を用いずに、制御の評価だけを用いて、試行錯誤によって制御を自立的に獲得していく学習法である。従って、幅広い制御問題に適用できる可能性が高い。これまでに、倒立振り子の制御、迷路問題、バッグギャモンなどに適用されてきている。そこで、ロボットの制御などの実際問題に適用していく第一段階として、2自由度のマニピュレータに強化学習を適用したので報告する。
著者
星島 惠三 鈴木 昇 山下 隆司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-03-27

今後のマルチメディア時代の通信装置は、高速化のため高密度実装される。したがって単位面積当たりの消費電力は現状の2倍〜4倍程度に増加することが想定される。このような装置が設置された室内は、空調停止後短時間で室温が上昇するため、電解コンデンサやIC等熱に弱い電子部品が故障し、通信装置の動作が補償できない可能性がある、今回は、高発熱通信装置が設置された室内の温度上昇とその対策について比較した結果を述べる。
著者
稲葉 真理
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1998, no.1, pp.482-483, 1998-03-06

全文データベースが画像データベースでの類似度検索で, 索引空間や特徴空間と呼ばれる空間での距離に基づいて高度な検索を行なうことが盛んに行なわれている.その拡張として, 類似なものをまとめるクラスタリングがあるが, 多くの研究ではクラスタリングを行なうさいに背景となる空間の幾何構造が十分には活用されていない.本稿では, この幾何構造をアルゴリズム的に利用することにより, よりよりクラスタリングを得ることについて述べる.