著者
竹下 彊一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.25, no.4, pp.307-315, 1971-04-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
12
著者
坂尻 正次 岡田 伸一 竹内 恭彦 富田 英雄 和田 親宗
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 23.31 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.11-18, 1999-04-16 (Released:2017-06-23)

本研究の目的は、盲ろう者の指点字によるコミュニケーションを補助するための支援機器を開発することである。まず、振動を用いた指点字提示方式についての基礎的検討をおこない、最適な呈示条件を定めた。この呈示条件でコミュニケーション評価実験をおこない、健常者と盲ろう者が通訳者を介さずに直接コミュニケーションがおこなえることを確認した。
著者
遠藤 幸吉
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.9, no.4, pp.106-111, 1955-04-01 (Released:2011-03-14)

テレビジョン放送局を設立するに当り,いかなる規模において開始すべきかはその企業体の資金により色々と相異もあるのは当然であるが,ある程度の将来性も考慮して充分に運用できる程度のものが望ましい。先進国としての米国の例を見ると現在ではネットワークが完備し,小都市の放送局では簡単な施設のものでもキー・ステーションからの番組を貰って聴視者を満足させている。一方キー・ステーションの方も,初期の頃はスタジオでもラジオに使用していたものを改造した程度であったが放送時間が増え,番組内容の充実するに伴いテレビジョン専門の大スタジオを建設するようになった。この経過を見ても判るように僅か数年間におけるテレビジョンの進歩は真に目覚しいものであると同時に現在でも新しい機械が次々と発表され,今後の発展は予想し難いものがある。そのため現在新設されるテレビジョン専門の放送局でもスタジオなどは将来増設を考慮して敷地を広くとってある。ラジオ東京テレビジョンの局舎および施設は現在の段階において放送時間を5時間位とし,ある程度番組をスタジオ内において充分こなせること,将来の増設が可能なることに基本方針を置き旧近衛三連隊跡の5000坪の敷地に現在の局舎を建設した。なお観客参加番組はラジオと共通のが多いこと,および観客動員の都合でなお一層都心に近いことが望まれるのでその目的のためには現在のラジオ東京ホールおよび築地に建設中のラジオテレビスタジオを使用し,マイクロウエーブで赤坂の局舎まで連絡することにした。
著者
水野 義之
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 39.15 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.1-6, 2015-03-19 (Released:2017-09-22)

福島原発事故の社会的背景を振り返り、それを一般化して低頻度・大規模災害のリスク予測の視点から、原発事故災害のリスク評価について議論する。その上で低頻度・大規模災害に対する最近の社会的な意識変化の可能性を指摘し、その背景について社会学的考察を行う。低頻度・大規模災害の問題を、このように一般化する視点から、今後の社会で必要とされるイノベーションの課題について、その考え方に関する提言を行う。
著者
樋渡 涓二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.31, no.11, pp.853-861, 1977-11-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
15

視覚と聴覚とは人間の外部情報を受容する二大感覚器管であるが, 前者は主として空間情報を, 後者は主として時間情報を取扱うという基本的な差異があるとしても, 一方, 生体内からみれば同じ感覚器としての共通性も見られる.本論では両者の心理的および生理的な基本機能について比較し, また画像と音響との関連についても論じた.最後に両者相互関連の問題にも触れた.
著者
金子 英二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.31, no.12, pp.940-947, 1977-12-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
16

液晶ディスプレイは, 既発表のいずれの平面型ディスプレイより薄型, 軽量であり, 駆動電圧, 消費電力が低いという特長がある.本稿では, 液晶セルの動作概要マトリックス型セルの特徴, テレビ画像表示にこれを用いる場合の問題点等について考察する.また2, 3の液晶表示テレビ受像機の試作例について述べ, 今後の発展方向を検討する.
著者
福地 一 都竹 愛一郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.318-325, 1993-03-20 (Released:2011-08-17)
参考文献数
44

近年, 通信・放送分野のみならず, 電波測位・航法, リモートセンシング, 産業等, 多くの分野での電波利用が進み, 周波数の有効利用がますます重要となっている.放送分野では, その技術の歴史が, 周波数有効利用技術の歴史ともいえる.ここでは放送分野での周波数有効利用の例を紹介するとともに, 新周波数帯の開拓に関する話題を紹介する.
著者
三浦 利章
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.61, no.12, pp.1689-1692, 2007-12-01 (Released:2010-01-29)
参考文献数
19
被引用文献数
5 7
著者
八村 広三郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.61, no.11, pp.1557-1561, 2007-11-01 (Released:2010-01-15)
参考文献数
9
被引用文献数
2
著者
中村 友洋 山﨑 貴弘 船津 良平 島本 洋
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.72, no.1, pp.J35-J40, 2018-01-01 (Released:2017-12-21)
参考文献数
10

RGBとも3300万画素のフル解像度とカメラの小型化を両立した実用的な8Kカメラシステムを目指して,1億3300万画素撮像素子と,同素子を用いた単板式ポータブルカメラシステムを開発した.開発した撮像素子は32カラム共有・14 bit冗長・逐次比較型AD変換器を採用し,RGBともフル解像度以上の画素数でフレーム周波数60Hzを実現した.本撮像素子を60 Hzで動作させてフル解像度カラー画像を取得し,4000 TV本以上の限界解像度を確認した.また,本撮像素子を用いて開発したカメラシステムは,単板式で初めてフル解像度(60Hz)での撮影を実現した.本カメラヘッドの重量は6.3 kgで,1億3300万画素全画素の信号を放送カメラ用光複合ケーブル1本で伝送可能である.撮像実験を行い,3板式フル解像度8Kカメラと同等以上の解像度特性を確認した.
著者
三橋 政次
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.J51-J55, 2017 (Released:2016-12-20)
参考文献数
2

2016年8月1日, スーパーハイビジョン(4K・8K)の試験放送が開始された.この試験放送開始に向け, NHKでは8Kスーパーハイビジョン設備の開発や整備を進めるとともに, 放送コンテンツ拡充と幅広いジャンルの番組制作に対応するために2種類の単板式8Kカメラを開発した.昨年リオデジャネイロで開催されたオリンピックでは, 開閉会式を含むいくつかの競技で使用され, またパラリンピックでは取材用カメラとして使用された.また国内・海外で実施した8Kライブ制作やHDR(High Dynamic Range)による新しい撮影手法にも対応した.本稿ではこれらの単板式カメラについて性能や機能などを報告する.
著者
宮里 勉 岸野 文郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.49, no.10, pp.1353-1356, 1995-10-20 (Released:2011-08-17)
参考文献数
11
被引用文献数
2 3

臨場感通信会議等の仮想環境と実環境の融合した状況において仮想物体を操作する際の, 力フィードバック装置から受ける力感覚情報と, 表示装置から受ける視覚情報との問の時間遅延を想定して, 視覚情報と触覚情報の問の遅延知覚を主観評価実験により調べた.
著者
小黒 康裕 高橋 秀和 山下 雄一郎 菊池 伸 藤田 雅人 平山 聡 加納 大幹 橋本 栄 門間 玄三 井上 俊輔
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 35.17 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.19-22, 2011-03-15 (Released:2017-09-21)
参考文献数
3

0.25μm 1P3M CMOSプロセスを用いて,300mmシリコンウエハに202mm×205mmのCMOSイメージセンサを開発した.画素サイズ:160μm^2,画素数:160万画素であり,画素内電圧ゲインアンプ,列差動読み出し回路を搭載している.これにより,高感度(25Me^-/lx/s),低ノイズ(13e^-rms)を実現しており,低輝度でも鮮明な画像を撮ることができる.本報告では,300mmウエハサイズCMOSイメージセンサの概要およびセンサ性能について述べる.