1 0 0 0 OA 耳科学纂録

著者
岡田和一郎 著
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
1912
著者
岡田和一郎編
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
1912

1 0 0 0 鼻科学纂録

著者
岡田和一郎編
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
1911
著者
長谷川 正裕
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
pp.422, 2020-05-01

金属アレルギー陽性例は2007~2008年の欧州でのサーベイランスでは,ニッケル(Ni)が12~27%で,コバルト(Co)が5~14%であった.わが国におけるジャパニーズスタンダードアレルゲンは2008年の集計において,Ni 12%,Co 6%,クロム(Cr)7%であり,欧州と同等であった.2012年はNi 16%,Co 9%,Cr 8%に増加している.Niアレルギーが一番多い.人工股関節全置換術(THA),人工膝関節全置換術(TKA)にはチタン合金,CoCr合金,ステンレス鋼が用いられているが,後二者は少量のNiを含んでいる.
著者
柴山五郎作 著
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
vol.上巻, 1911
著者
柴山五郎作 著
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
vol.下巻, 1911
著者
鬼束 惇哉
出版者
南江堂
雑誌
外科 (ISSN:0016593X)
巻号頁・発行日
vol.29, no.8, pp.834-846, 1967-07
著者
出澤 真理
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
pp.1311-1314, 2019-06-01

Summary▪Muse細胞は腫瘍性をもたない生体内多能性修復幹細胞であり,骨髄,末梢血,各臓器の結合組織に分布し,組織恒常性に関わっている.▪点滴投与で傷害部位に集積するので,外科的手術による投与は不要である.▪傷害組織に集積すると,同時多発的に組織を構成する複数の細胞種に分化することで修復する.「場の論理」に応じて分化するので,投与前の分化誘導を必要としない.▪他家Muse細胞の利用においてヒト白血球抗原(HLA)適合や長期間にわたる免疫抑制薬投与を必要としない.脳梗塞,心筋梗塞,表皮水疱症で「他家Muse細胞の点滴による治験」が進められている.
著者
落合 俊輔 齋藤 彰 髙柳 聡 玉木 康信 名倉 誠朗 三原 政彦 平川 和男
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
pp.1201-1204, 2018-11-01

は じ め に 本邦において人工股関節全置換術(total hip arthroplasty:THA)後に非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)とアセトアミノフェンを併用して内服した鎮痛方法の有用性を報告したものはない.THAの術後疼痛管理は,低侵襲手術や早期リハビリテーションの利点を最大限に活かすために重要な課題の一つである. 近年,術後疼痛管理の方法としては多様式鎮痛(multimodal analgesia)の概念が普及している1).多様式鎮痛は異なる作用機序の鎮痛方法,鎮痛薬などを組み合わせることにより,多角的に鎮痛を行い,さらにそれぞれの鎮痛方法や薬剤の副作用を低減する方法である. 多様式鎮痛で使われる薬剤のなかで,NSAIDsは消炎鎮痛効果があるため,術後鎮痛の基本的薬剤となっているが,消化性潰瘍のリスクがあるため最近ではCyclooxygenase-2(COX-2)選択的阻害薬のセレコキシブが多く用いられるようになっている.アセトアミノフェンはその作用機序は明確に解明されてはいないが,NSAIDsとは作用機序が異なりCOX阻害作用がないため,NSAIDsで懸念される消化性潰瘍や腎障害,抗血小板作用など副作用が少ないとされる2).このため多様式鎮痛では,ほかの薬剤と併用しやすい薬剤とされており,欧米での術後疼痛管理におけるガイドラインでは,禁忌でない限り,NSAIDsとアセトアミノフェンを併用することが推奨されている3,4). 以前にわれわれは,THAの術後鎮痛におけるアセトアミノフェン点滴製剤の有用性を報告した.しかし,現状,本邦ではアセトアミノフェン点滴製剤の保険適用は経口摂取困難な術後となっているため,経口摂取が可能になった後には内服に切り替える必要がある.これまで,THAの術後疼痛管理においてNSAIDsとアセトアミノフェンの内服を併用した報告はない.本研究の目的は,THAの術後鎮痛におけるCOX-2阻害薬(セレコキシブ)とアセトアミノフェンの内服を併用した鎮痛方法の有用性を明らかにすることである.
著者
植木 正明 深澤 高広 伊藤 達也 伊藤 淳 大内 聖士 佐藤 啓三
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
pp.727-730, 2021-06-01

は じ め に Simunovicら1)は2010年に大腿骨近位部骨折の早期手術は肺炎や褥瘡発症が少なく,死亡率は低いと報告した.その後,欧米のガイドラインでは,大腿骨近位部骨折は整形老年病医が参加した集学的プログラム管理下に入院後36~48時間以内の早期手術が推奨されている2).しかし,大腿骨近位部骨折手術は早ければ早いほど予後がよいのかという問題がある.この問題に対して,国際多施設共同研究によるaccelerated surgery versus standard care in hip fracture(HIP ATTACK)trialの研究成果3)が報告された. 一方,わが国のガイドライン4)では,できる限り早期の手術が推奨されている.欧米とは違う医療体制のわが国でどこまで早く手術を行えばいいのかという問題に対して,本研究では,大腿骨近位部骨折患者の救急外来受診後,手術まで6時間未満の超早期手術と6時間以降24時間未満の早期手術後の30日死亡率,術後合併症および入院期間を比較・検討したので報告する.

1 0 0 0 OA 袖珍外科医典

著者
田村光顕, 岡隆太郎 編
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
vol.下巻, 1902
著者
寺柿 政和 宮本 雅史 槇野 亮次郎 立石 悠 井上 圭右
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
pp.155-159, 2016-07-01

症例は83歳女性で、以前から夜間に下腿の冷える感じやこむら返りを自覚した。夜に健康補助食品の生姜湯(黒生姜湯)を飲んだところ、翌朝から動悸を感じるようになった。血液検査では中性脂肪、随時血糖、HbA1c、尿素窒素、Cr、尿酸BNPの上昇がみられた。12誘導心電図では頻脈性心房細動を示した。心拍コントロール目的でベラパミルを内服した。動悸症状は軽減するも持続し、心電図では心房細動が続いており、心拍数は毎分約90に減少していた。生姜湯は継続して服用し、下腿の冷感やこむら返りは改善していた。しかし、動悸が持続していたため、みずから生姜湯の服用をやめたところ、翌朝起床時には動悸は消失していた。その3日後、心電図では洞調律に復していた。負荷心電図を行ったが、負荷不十分で判定は困難であった。その後は動悸の再発もなく、洞調律を維持している。
著者
篠田 昌宏 竹村 裕介 蛭川 和也 高岡 千恵 長谷川 康 尾原 秀明 北郷 実 阿部 雄太 八木 洋 松原 健太郎 山田 洋平 堀 周太郎 田中 真之 中野 容 板野 理 黒田 達夫 北川 雄光
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
pp.101-108, 2021-02-01

わが国の肝移植は,かつてない大きな変革を遂げている.2019年,脳死肝移植は全移植数の1/5を数えるようになった.Allocation制度も大きく改変され,model for end-stage liver disease(MELD)制などが実臨床に大きな影響を与えている.ドナー情報を得られる機会が増加し,高MELDなど重症患者の増加も見込まれる中,脳死肝移植ナショナルデータ解析のプロジェクトもすすんでいる.さらに,働き方改革,互助制度,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)など新たな移植のスタイルが成り立とうとしている.
著者
鈴木 寛利 渋谷 丈太郎 半田 政志 小林 公彦
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
pp.87-91, 2021-02-01

肺癌に対して第1世代上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)を使用していると,T790M遺伝子変異によるEGFR-TKI耐性が生じると報告されている1).T790M遺伝子変異陽性の場合,第3世代EGFR-TKIであるosimertinibが奏効することから,肺癌の再生検がなされるようになった2).現在osimertinibは一次治療から使用できるようになったが,C797Sといった遺伝子変異による耐性が生じることが報告されている3).このようなEGFR-TKI耐性メカニズムの解明による新規の薬剤の開発に伴って,再生検が必要となった.確実な組織採取が可能である外科的生検の意義は大きいと思われる.しかしながら,これまでEGFR-TKI耐性獲得後の外科的生検に焦点をあてた報告は少ない4).そこで,EGFR-TKI耐性獲得後に外科的生検でT790M遺伝子変異を検索した症例の臨床的特徴を解析し,外科的生検の臨床的意義を検討することとした.
著者
和泉 俊平 髙橋 さやか 大村 優太 高桑 昌幸
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
pp.152-156, 2021-02-01

は じ め に 超高齢社会に伴い,骨粗鬆症のほか易転倒性などロコモティブシンドロームやフレイルが喫緊の問題になっている.このような現状のなか,理学療法が担う役割として,従来の治療的な取り組みだけではなく予防的な理学療法が必要である. 高齢者のロコモティブシンドロームやフレイル,円背姿勢は身体機能を低下させる.その結果,転倒リスクの増加を招き,脊椎椎体骨折など日常生活動作(ADL)障害が発生し,最終的には生活の質(QOL)の低下,健康寿命の短縮につながるとされている1).一方で体幹筋の筋力強化を図ることにより,脊柱骨盤帯が安定し,身体機能やバランス機能の改善につながるという報告があり2),高齢者が体幹筋の筋力強化を行うことは重要である.しかし,従来の体幹筋トレーニング方法では,高齢者にとって負荷が強く,また疼痛や脊椎変形によりトレーニングの実施,継続が困難となる背景がある3). われわれは,ロコモティブシンドロームに該当する高齢者5名を対象として,簡便に体幹筋力の測定が可能で,同時にトレーニングも可能な機器である体幹筋トレーニング装置(RECORE:日本シグマックス社,東京)を用いて2週間トレーニングを施行し,ロコモ度,動的バランス,Safety Walk Navi(デサントジャパン社,大阪)を用いた歩行平均加速度の変化について短期間の結果を検討し報告する.
著者
西 満正
出版者
南江堂
雑誌
外科 (ISSN:0016593X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.p489-492, 1993-05
被引用文献数
1
著者
田中 良明
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
pp.47-51, 2021-01-01

Summary▪COVID-19ではさまざまな肺外症状を呈することが報告されている.▪ウイルスが標的の細胞を直接傷害して生じる可能性が高いものから,宿主免疫の影響,さらには血管内皮細胞傷害の結果生じる臓器障害など複数の機序が想定されている.▪肺外症状としては,COVID-19の症状で比較的特異度が高いとされている味覚・嗅覚障害,凍瘡様の皮疹や斑状丘疹に代表される皮膚症状,下痢などの消化器症状,一般的なウイルス感染でみられる頭痛・めまいから意識障害・脳卒中までみられる精神神経症状,心筋障害などの心血管障害,過剰な自然免疫の賦活化によるとされるmulti-system inflammatory syndrome in childrenなどがある.