著者
尾崎 正志 沖田 翔 上條 将吾 福井 裕晋
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会年次大会発表原稿集
巻号頁・発行日
vol.5, pp.81-82, 2016

<p>特定非営利活動法人伊能社中では、2015年度に京都府福知山市でアクティブ・ラーニングの開発・実践を行った。福知山市は、頻繁に水害が発生する地域である。そのため、生徒たちが防災の取り組みを考え、防災情報を地域の住民に届ける方法を形にすることをテーマに「共有」→「課題設定」→「アイデア出し」→「プロトタイプ制作」→「テスト・検証」という5ステップの流れで実践を行った。これを地域課題解決型学習「ふくちやまモデル」と定義する。</p><p>福知山成美と伊能社中が協力することにより、生徒が徐々に主体的に動き地域のことを考えるようになり、市民や自治体の人に成果発表するとことで、生徒の向上心もみられる効果があった。</p>
著者
沖田 翔 尾﨑 正志 辻 捺乃 寺本 義洋
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集
巻号頁・発行日
vol.6, pp.81-82, 2017

<p>NPO法人伊能社中では地理教員支援を実施している。その一環で、地域課題解決型学習モデルを開発した。京都府・福知山成美高等学校で実施したところ、課題発見・解決能力、コミュニケーションスキルが身につき、持続可能な地域コミュティが生まれた。将来的な新しい地理の学習モデルとなるよう他の学習モデルや取り組みの比較を行っていきたい。</p>
著者
岩居 弘樹 周 宇鳳 李 銀淑
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集 日本デジタル教科書学会第7回年次大会 (ISSN:24326127)
巻号頁・発行日
pp.51-52, 2018 (Released:2018-10-03)
参考文献数
1

本発表では,ある医療系大学で試行している外国語クラス「複言語学習のすすめ」の進行状況について報告する.この授業では,1セメスター15回の授業で,インドネシア語,韓国語,ドイツ語の3言語を学習し,それぞれの言語で自己紹介や簡単な会話表現を修得し,ビデオ撮影による学習成果の発表を行うというプログラムである.今年度は学生所有のスマートフォンを使用し,ロイロノートスクールやFlipgridなどのサービスを活用しながら授業を実践した.3言語を5回ずつローテーションしながら学ぶスタイルは学生たちには好意的に受け入れられ,各言語への関心も高く,意欲的に参加している.
著者
我妻 潤子
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会年次大会発表原稿集
巻号頁・発行日
vol.3, pp.65-66, 2014

<p>デジタル教材の重要性が認知され、教育現場に具体的な実践が試みられるようになった。だが、ソフトは充実しているとは言い難く、教員自身が教材を自作しているのが現状である。この教材は授業内の使用には著作権処理は不要だが、授業以外での使用には権利処理が必要である。「著作権」と聞くと、第一に難しい・わからない・避けたいという。本発表では少しでもデジタル教材の汎用性を高めるために、著作権処理の要点を権利処理の現場にいる発表者が解説し、デジタル教材作成に伴う教育現場の悩みを少しでも解消できることを目的とし、その情報提供を試みるものである。</p>
著者
小野 功一郎
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集 日本デジタル教科書学会第7回年次大会 (ISSN:24326127)
巻号頁・発行日
pp.89-90, 2018 (Released:2018-10-03)
参考文献数
2

本研究ではSociety5.0を見据えドローンを使用し、遊び感覚でプログラミングに触れることで子供がプログラミングの可能性や面白さを発見ができるようなプログラミング教育の手法を提言する。
著者
伊東 史子 長谷川 春生
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集 日本デジタル教科書学会第7回年次大会 (ISSN:24326127)
巻号頁・発行日
pp.87-88, 2018 (Released:2018-10-03)
参考文献数
1

小学校6学年の総合的な学習の時間において,プログラミングを取り入れた単元を開発し,授業実践を行った。まず,ロボット掃除機を動かすためのプログラミングを行った。その後,多くの家電製品にはコンピュータが内蔵されていることを知り,コンピュータによって家電製品がどのように便利になったかについての調べ学習とその発表会を行った。最後に,コンピュータによって生活がどのように変化したかを考えた上で,今後の自分たちとコンピュータ等との関わりを考えた。児童は,プログラミングを体験しながら,コンピュータへの興味・関心を高め,自分なりの関わり方について考えを持つことができたと考える。
著者
嶋田 賢太郎 長谷川 春生
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集 日本デジタル教科書学会第7回年次大会 (ISSN:24326127)
巻号頁・発行日
pp.85-86, 2018 (Released:2018-10-03)
参考文献数
1

小学校5年生の体育科表現運動領域「リズムダンス」において,プログラミング教育用教材を用いた授業実践を行った。本教材を操作しながら,ダンスに必要な基本の動きを獲得したり,踊りやすい動きの組み合わせを考えてプログラミングしたりすることを通して,グループでダンスをつくることができた。授業後の質問紙調査からは,プログラミング教材を活用することにより,児童は主体的にリズムダンス学習に取り組んだことがうかがえた。
著者
北野 彩佳 坂田 陽子
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集 日本デジタル教科書学会第7回年次大会 (ISSN:24326127)
巻号頁・発行日
pp.69-70, 2018 (Released:2018-10-03)
参考文献数
2

本研究の目的は,デジタルデバイスの画面サイズが幼児の絵本の内容理解に影響を及ぼすか検 討することであった。保育園の年少児,年長児を対象にスマートフォン,タブレット,スクリー ンの 3種類のデジタルデバイスを用いて読み聞かせを行い,その後,絵本の内容に関する記憶質 問と,物語の流れに関する並べ替え課題を行い得点化し,各課題ごとに分散分析を行った。その 結果,どちらの課題においても年齢の主効果はみられたが,交互作用及び画面サイズの主効果は みられず,画面サイズの違いが,幼児の絵本内容の理解に影響を及ぼさないことがわかった。
著者
川澄 陽子 小林 祐紀
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集 日本デジタル教科書学会第7回年次大会 (ISSN:24326127)
巻号頁・発行日
pp.63-64, 2018 (Released:2018-10-03)
参考文献数
4

小学校段階でプログラミング教育が必修化となる。東京都荒川区第二日暮里小学校や茨城県古河市立大和田小学校では,学校独自でプログラミング教育の年間指導計画を作成し,研究に取り組んでいる。そこで,勤務校での活用を念頭に置き,シーケンス(順序)やループ(繰り返し)等といった,育てたい論理的思考力を具体的に示した小学校プログラミング教育の年間指導計画を開発した。論理的思考力を具体的に明記することで,段階を経てプログラミング的思考を育むことができる構成とした。開発した年間指導計画に対するヒアリングの結果,授業展開の見通しをもつことができるように,育てたい論理的思考力の観点を明確に示すこと等の意見が出され, 改善に活かされた。
著者
山田 秀哉 小野田 千明
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集 日本デジタル教科書学会第7回年次大会 (ISSN:24326127)
巻号頁・発行日
pp.61-62, 2018 (Released:2018-10-03)

2020年度から小学校でもプログラミング教育が行われることになり、関連のハードウェアやソフトウェア等のツールに注目が集まってきている。しかし、小学校学習指導領における例示では、第5学年算数科、第6学年理科、総合的な学習の時間に留めている。ここで「小学校高学年になればプログラミングとすぐに向き合えるのか」「中学年や低学年で素地を作らなくてもよいのだろうか」という問題に気付く。本報告では、プログラミング教育を指導したことのない教員(筆頭者)が初めて取り組んだ実践を報告する。算数科、生活科での授業事例を児童の様子、教師の配慮、使用したアプリケーションなどに着目して報告していきたい。
著者
白石 利夫
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集 日本デジタル教科書学会第7回年次大会 (ISSN:24326127)
巻号頁・発行日
pp.35-36, 2018 (Released:2018-10-03)
参考文献数
2

障害を持つ児童生徒にとってICT機器は、学習や生活の幅を広げる大きな力になる。しかしながら、効果的に利用するには、どのように利用するかを検討していく、フィッティングが大変重要である。本発表では、肢体不自由児が機器の利用の仕方を自分で比較検討を行うことができるようになることを目的として教員と一緒に利用の仕方を考えていく、学習会を行ってきた実践について報告する。
著者
岡花 和樹 村上 元良 細辻 浩介 堀 優作 森 真樹 竹中 章勝
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集 日本デジタル教科書学会第7回年次大会 (ISSN:24326127)
巻号頁・発行日
pp.29-30, 2018 (Released:2018-10-03)
参考文献数
2

平成 32 年度より施行される次期小学校学習指導要領解説総則には,「児童がプログラミングを体験しながら,コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付ける ための学習活動」として,第5学年 B 図形の(1)における正多角形の作図が例示されている。本 研究では例示内容の他に,児童が継続してプログラミングを通して学習ができ,教科単元の学習 活動を深める学びにつながる授業開発を行なった。小学校 5 年生 B 図形(1)平面図形の性質の中 の合同な図形に注目し,合同な図形を描く際に分度器を用いて角の大きさを測定するアナログ的 操作をとり入れ,どの合同条件に対応するのか,必要な角の大きさや辺の長さは何かを考えなが ら,プログラミング環境 Scratch を用い,作図過程をプログラミングすることによって提示され た課題と同様の手順で図形を描いていくプログラム開発と授業開発を行い授業実践した。本発表 では従来のアナログ的な学びを活かしながら,新たにプログラミング的思考を育成する授業づく りを行うことで,数学的な見方考え方と情報的見方考え方を育成することでプログラミング的思 考の育成を同時に行える授業の提案をしたい。
著者
三井 一希 佐藤 和紀 萩原 丈博 竹内 慎一 堀田 龍也
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集 日本デジタル教科書学会第7回年次大会 (ISSN:24326127)
巻号頁・発行日
pp.27-28, 2018 (Released:2018-10-03)
参考文献数
1

本研究では,IoTブロックを活用したプログラミング授業を開発し,実践した。アンケート調査の結果から,児童が IoT ブロックを活用したプログラミングを好意的に評価していることが確認された。また,自由記述の結果からどのような点に興味を感じ,どのような点に困難を感じているのかを明らかにした。
著者
松田 孝
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集 日本デジタル教科書学会第7回年次大会 (ISSN:24326127)
巻号頁・発行日
pp.25-26, 2018 (Released:2018-10-03)

プログラミング教育必修化を目前に、全国各地で先行実践が始まっている。プログラミング的思考の育成や学習指導要領の例示、そして情報端末の活用等の条件により、先行実践は中・高学年にその事例が集まりやすい傾向が見受けられる。 一方で小学校低学年の子どもたちは、既にゲーム機を身近にデジタルテクノロジーを享受して成長してきている。子どもたちを取り巻く社会状況や彼らが社会人となった時代を確かに認識する時、デジタル機器の操作スキルを含むリテラシーとネットモラルをはじめとしたインテリジェンスを磨くことは、低学年の子どもたちにとってこそ急務である。 本校ではプログラミング言語であるIchigoJam BASICをカード形式のAppsにしたCutlery Appsを活用し、低学年でプログラミング活動をメインとした授業(表現活動)を行った。この取り組みは低学年の子どもたちのリテラシーとインテリジェンスを磨くことに加え、コンピテンシーBaseの「学び」を拓くこと、さらに中・高学年のプログラミングに繋がっていく可能性のある活動であることを報告する。
著者
手塚 明美 長谷川 春生
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集 日本デジタル教科書学会第7回年次大会 (ISSN:24326127)
巻号頁・発行日
pp.15-16, 2018 (Released:2018-10-03)
参考文献数
4

小学校5学年の家庭科において、フローチャートを作成する活動を取り入れた単元を開発した。活動の流れは次のとおりである。まず、買い物の必要性を確かめるフローチャートを教師とともに作成する。その後、買い物の手順を示すフローチャートを各々作成する。最後に、作成したフローチャートによって生活がどのように変化したかを考えることを通して、フローチャートを使用するよさを実感する。児童が思考をフローチャートで可視化する学習活動は、プログラミング的思考の育成につながると考える。
著者
佐藤 和紀 礒川 祐地 萩原 丈博 竹内 慎一 堀田 龍也
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集 日本デジタル教科書学会第7回年次大会 (ISSN:24326127)
巻号頁・発行日
pp.5-6, 2018 (Released:2018-10-03)
参考文献数
2

平成30年3月には文部科学省から「小学校プログラミング教育の手引(第一版)」が発行され,プログラミング教育に関する授業についての6つの分類が示された.本研究は,IoTブロック型のプログラミングツール「MESH」を活用したプログラミング授業に関する活用ワークショップの参加者のうち,小学校教員5名を対象にプログラミング教育の授業構想をしてもらった.そこで得られた授業構想をプログラミング教育の手引による分類に整理した結果,B分類とC分類を中心に構想された.
著者
木村 了士 臼井 英成 小林 祐紀
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集 日本デジタル教科書学会第7回年次大会 (ISSN:24326127)
巻号頁・発行日
pp.3-4, 2018 (Released:2018-10-03)

新学習指導要領ではプログラミング教育が必修化される。特に,第5学年で学習する正多角形の作図は例示されており,授業開発が望まれている。そこで本研究では,1)開発した授業の実践可能性に考慮し,従来の教科書通りの基本的な展開を崩さないこと,2)プログラミングの考え方を視覚化させ教科内容を理解しやすくすること,3)日常生活とプログラミング的思考の関連を取り上げることを開発方針として,ドリトルを用いた正多角形の作図の授業を開発した。
著者
小野 功一郎
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集 日本デジタル教科書学会第6回年次大会 (ISSN:24326127)
巻号頁・発行日
pp.31-32, 2017 (Released:2017-12-07)
参考文献数
1

平成32年度(2020年度)から実施される小学校新学習指導要領では、「プログラミングを体験しながら論理的思考力を身に付ける」と明記され、プログラミング教育が必修化となる。 児童にわかりやすく教えるにはどうすれば良いのか?どのようなプログラミングシステムがあるのか? Scratch・MOONBlock・プログラミン・VISCUIT・Google Blocklyというプログラミングシステムを実際にプログラミンしてみながら比較研究し、図工を例として授業をおこなう教育内容・教育教材を提案する。
著者
上松 恵理子
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会年次大会発表原稿集 日本デジタル教科書学会2014年度年次大会 (ISSN:2188062X)
巻号頁・発行日
pp.7-8, 2014 (Released:2017-06-14)
参考文献数
3

21世紀スキルに対応した、ICTを使った保育の可能性を追究するため、カリキュラムと指導案を開発し、北欧モデルと比較した。高岸幼稚園におけるパイロット事例ではICTを活用した結果、園児の集中力が高まると同時に、協調的な活動や表現活動を行うことができるようになり、他活動にも好影響を与えていた。