文献一覧: 日本図書館研究会 (出版者)

第2次大戦後にアメリカ図書館協会が採択した1948年版『図書館の権利宣言』は,新たに2つの条を設け,検閲に反対するとともに,検閲には関係団体と協力して対抗すると宣言した。図書選択の原理を示した従来の『権利宣言』を乗り越え,憲法が保障する表現の自由の擁護を打ち出したという点で,1948年版は高く評価されてきた。1948年版の原案作成者はヘレン・E. ヘインズだが,ヘインズの原案から削除された部分があった。それは少数者の権利を重視するという内容の文言であり,この文言は1939年初版に盛り込まれてもいた。本稿は1948年版の作成過程を追求し,検閲にたいする明示的な積極面とともに,黙示的に広範な社会的問題を捨象したことを指摘することで,1948年版の理解に厚みを加える。

2020-10-18 18:34:55
1 + 1 Twitter

1 0 0 0 OA 《Ⅳ.図書館サービス》図書館サービス総論 ~資料提供サービスを核とした図書館の未来~(400号記念特集「図書館・図書館学の発展―2010年代を中心に」)

著者: 嶋田学
出版者: 日本図書館研究会
雑誌: 図書館界 (ISSN:00409669)
巻号頁・発行日: vol.70, no.1, pp.168-181, 2018-05-01 (Released:2018-07-31)

2020-08-26 10:35:00
1 はてなブックマーク

1 0 0 0 専門職論の限界と図書館職員の現状(特集:この困難な時代にあって図書館は何をすべきか)

著者: 薬師院はるみ
出版者: 日本図書館研究会
雑誌: 図書館界 (ISSN:00409669)
巻号頁・発行日: vol.68, no.6, pp.344-353, 2017

2020-06-21 02:20:20
1 + 0 Twitter

1 0 0 0 OA アメリカの図書館におけるファンドレイジング

著者: 福田都代
出版者: 日本図書館研究会
雑誌: 図書館界 (ISSN:00409669)
巻号頁・発行日: vol.56, no.5, pp.274-292, 2005-01-01 (Released:2017-05-24)
被引用文献数: 2

現在,日本もアメリカ合衆国(以下,アメリカとする)も財政難の折から人件費や資料費の削減が図書館界における大きな問題となっている。日本の公共図書館は公的財源に依存し,代替的な財源を求めるような活動に積極的に取り組んでいない。しかし,アメリカの図書館では館種を問わず,財政危機を乗り越えるため,非営利団体が従来行ってきた資金調達活動(ファンドレイジング)の手法にならい,さまざまなアイデアや手法を考案してきた。本稿ではアメリカの公共図書館と大学図書館における具体的な事例をとりあげ,ファンドレイジングの手法と新たな傾向について概説する。

2020-05-10 16:02:24
1 + 1 Twitter

1 0 0 0 OA 馬場俊明著, 中井正一伝説-二十一の肖像による誘惑-, ポット出版, 2009.6, 456p, 19cm, 定価3,500円(税別), ISBN978-4-7808-0127-9

著者: 後藤嘉宏
出版者: 日本図書館研究会
雑誌: 図書館界 (ISSN:00409669)
巻号頁・発行日: vol.61, no.5, pp.332-333, 2010-01-01 (Released:2017-05-24)

2020-04-20 18:35:30
1 + 1 Wikipedia

1 0 0 0 IR 《現場からの提言》学生協働の取り組みは学生・職員・教員の間でどのように違って見えているのか:―皇學館大学附属図書館ふみくら倶楽部の4年間を事例として―

著者: 岡野裕行井上真美三木彩花
出版者: 日本図書館研究会
雑誌: 図書館界 (ISSN:00409669)
巻号頁・発行日: vol.71, no.5, pp.288-293, 2020

2020-02-02 06:05:55
1 + 0 Twitter

1 0 0 0 OA 図書館目録の将来設計 : 主題検索機能の提供を中心に(<特集>第49回研究大会グループ研究発表)

著者: 松井純子河手太士
出版者: 日本図書館研究会
雑誌: 図書館界 (ISSN:00409669)
巻号頁・発行日: vol.60, no.2, pp.102-113, 2008-07-01 (Released:2017-05-24)

2020-01-27 16:32:09
1 + 0 Twitter

1 0 0 0 OA 専門職論と司書職制度 : 準専門職から情報専門職まで

著者: 薬師院はるみ
出版者: 日本図書館研究会
雑誌: 図書館界 (ISSN:00409669)
巻号頁・発行日: vol.56, no.1, pp.2-12, 2004-05-01 (Released:2017-05-24)
被引用文献数: 2

本論は,専門職に関する基礎的研究を,司書という文脈において再検討し,司書職制度実現の阻害要因を探る試みである。司書は,専門職ではなく,準専門職であるといわれてきた。だが,準専門職の特徴,中でも,専門職化を阻むとされる要因は,司書に対しては,必ずしも該当しない。司書の専門職化を阻んでいるのは,図書館という組織に所属することでもなければ,図書館が官僚的に組織されていることでもない。問題は,図書館が自律的な官僚的組織として形成されておらず,全体機構に組み込まれた下部組織としてのみ存立している点にある。

2020-01-10 18:38:46
1 + 0 Twitter

1 0 0 0 OA 《報告2》子どもの声は未来の声

著者: 吉成信夫
出版者: 日本図書館研究会
雑誌: 図書館界 (ISSN:00409669)
巻号頁・発行日: vol.69, no.2, pp.94-102, 2017-07-01 (Released:2017-09-20)

2020-01-10 11:02:43
1 + 0 Twitter

1 0 0 0 OA 司書をめぐる専門職論の再検討(1)

著者: 藥師院はるみ
出版者: 日本図書館研究会
雑誌: 図書館界 (ISSN:00409669)
巻号頁・発行日: vol.52, no.4, pp.190-202, 2000-11-01 (Released:2017-05-24)
被引用文献数: 1

図書館司書に関する諸問題は,しばしば専門性や専門職などの概念を軸にしながら展開されてきた。本論は,この議論自体を総体的に分析する試みである。その際の着眼点は,図書館関係者が専門職という言葉で指示する対象と,いわゆる既成専門職との間には,本質的な隔たりが存在するという事実である。これまで反復されてきた諸議論は,専門職や専門性という言葉の呪縛によって,この隔たりをまたぎ越すことができず,むしろ議論すればするほど,司書に関する問題に対して,既存の専門職概念を持ち込んでしまうことになっている。

2019-12-22 14:51:43
1 + 0 Twitter

1 0 0 0 データリテラシーの論点整理

著者: 溝上智恵子大学図書館研究グループ
出版者: 日本図書館研究会
雑誌: 図書館界 (ISSN:00409669)
巻号頁・発行日: vol.71, no.2, pp.129-134, 2019-07-01 (Released:2019-08-17)

2019-12-13 10:59:00
1 はてなブックマーク

1 0 0 0 「貸出」が多いことは私たちの誇りです(<誌上討論>現代社会において公立図書館の果たすべき役割は何か(第3回))

1 0 0 0 IR ハイブリッド情報環境下の情報探索における体験的一考察 : 近代絵本・赤毛のアン・ハーメルンの笛吹き(現場からの提言)

1 0 0 0 IR 文学に現われた図書館と図書館員-1-

1 0 0 0 こう考えているうちは公立図書館の発展はない(グループ研究発表,<特集>第40回研究大会)

1 0 0 0 OA FRBRモデルに基づくマンガ資料の目録レコード類の考察(グループ研究発表,<特集>第55回研究大会)

1 0 0 0 TPPと著作権リフォームのゆくえ : 図書館活動はどう影響を受けるか(講演1,<特集>2015年度図書館学セミナー 図書館に関係する著作権の動向2015)

1 0 0 0 図書館に関係する著作権の動向2015(討議,<特集>2015年度図書館学セミナー 図書館に関係する著作権の動向2015)

1 0 0 0 満鉄児童読物研究会の活動 : 満鉄学校図書館史の一断面

1 0 0 0 《書評》宮脇 淳 編著,井口寛司,若生幸也 著『指定管理者制度 問題解決ハンドブック』

1 0 0 0 OA 『図書館の権利宣言』(1948年)とヘレン・E. ヘインズ: 明示的な積極面と黙示的な消極面