著者
加藤 忠明 斉藤 幸子 庄司 順一 網野 武博 帆足 英一 恒次 欽也 帆足 暁子
出版者
日本小児保健協会
雑誌
小児保健研究 (ISSN:00374113)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.96-98, 1995-01-25
参考文献数
2
被引用文献数
2
著者
宮西 邦夫 笠原 賀子
出版者
日本小児保健協会
雑誌
小児保健研究 (ISSN:00374113)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.41-48, 2006-01-30
参考文献数
22
著者
郷間 英世
出版者
日本小児保健協会
雑誌
小児保健研究
巻号頁・発行日
vol.65, no.2, pp.282-290, 2006-03

1980年公刊の「新版K式発達検査」と,2002年公刊の「新版K式発達検査2001」の標準化資料の項目別50%通過年齢を比較し,現代の子どもの発達的特徴を検討した。その結果,乳児期では50%通過年齢の小さくなった,すなわち20年前に比べ発達の促進している項目が62,8%,50%通過年齢の大きくなった,すなわち発達の遅延した項目が33.7%であったが,加齢とともに変化し,発達の遅延した項目は幼児期前半51.0%,幼児期後半89.7%と増加し,学齢期もこの傾向が持続してみられた。領域別にみると,言語・社会領域では幼児期前半に,認知・適応領域では幼児期後半から遅延する項目の増加が著明となった。これらの最近の子どもの発達の20年前に比べた変化は, 注目すべき,また緊急に検討,対応すべき課題と考えられた。
著者
竹村 淳子 津島 ひろ江 泊 祐子
出版者
日本小児保健協会
雑誌
小児保健研究 = The journal of child health (ISSN:00374113)
巻号頁・発行日
vol.73, no.1, pp.72-80, 2014-01

成人移行期に二次障害を発症した重症心身障害児の親が治療選択過程で発揮するレジリエンスの様相を明らかにするため, M-GTA の手法を用いて質的に分析した。その結果,親は《二次障害の予備知識のえ蓄え》を土台に,《二次障害出現の実感》をしていた。症状が出現すると《治療の価値と機能の喪失の聞で逡巡》しつつ, 《体調回復への努力》をしたが,わが子の体調悪化をみて《タイムリミットの見極め》をしていた。親は苦悩を断ち切り,二次障害の治療は, 《わが子が生きるための治療と判断》する。そして,〈この先も続く体調変化を受け止める覚悟〉をしながら.,《わが子の体調変化に向き合う覚悟》を高めてゆく。
著者
武田 江里子
出版者
日本小児保健協会
雑誌
小児保健研究 (ISSN:00374113)
巻号頁・発行日
vol.66, no.5, pp.665-674, 2007-09-30
参考文献数
15
被引用文献数
1
著者
栗岩 瑞生 鈴木 里美 村松 愛子 渡辺 タミ子 大山 建司
出版者
日本小児保健協会
雑誌
小児保健研究 (ISSN:00374113)
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.596-601, 2000-09-30
参考文献数
11
被引用文献数
8

思春期の自己のボディ・イメージ(身体像)とローレル指数について縦断的調査を行い両者の関連を検討した。対象は医科大学に在学中の女子看護学生108名で、二次性徴の出現時期や、小学校低学年・高学年・中学生・高校生の時に自分の体型をいかに感じていたかを記憶に基づきアンケート調査した。更に6~18歳まで1年毎の学校での身体計測値からローレル指数を算出し、ボディ・イメージや二次性徴との関連を検討した。対象の各年齢群別ローレル指数は自己のボディ・イメージと有意の相関を示したが、普通と認識するローレル指数と全国平均ローレル指数の差は加齢と共に拡大し、16~18で最大となった。初経発来年齢別のボディイメージの比較でも、早発群は体型を「やや大っている」と認識し、普通群、遅発群は初経前後から自己のホディ・イメージが太っている方へと変動する傾向を認めた。性成熟と共により痩せた体型を普通の体型と捉える傾向が明らかになった。思春期女性の体脂肪量の増加は生理的な変化であり、思春期前から二次性徴の出現と体脂肪の増加、体型変化について正しい教育を行っていくことが重要である。
著者
加納 亜紀 高橋 香代 片岡 直樹 清野 佳紀
出版者
日本小児保健協会
雑誌
小児保健研究 (ISSN:00374113)
巻号頁・発行日
vol.68, no.5, pp.549-558, 2009-09-30
参考文献数
21
被引用文献数
2
著者
服部 伸一 足立 正 嶋崎 博嗣 三宅 孝昭
出版者
日本小児保健協会
雑誌
小児保健研究 = The Jounral of child health (ISSN:00374113)
巻号頁・発行日
vol.63, no.5, pp.516-523, 2004-09-30

岡山県内の幼児をもつ保護者466名を対象に,幼児の生活調査を行い,テレビ視聴時間の長短が幼児の生活習慣に及ぼす影響について検討した。その結果,テレビ視聴時間の短い幼児は,就寝時刻が早く,就寝・起床のリズムが規則正しくなり,食習慣や排便習慣も良好であった。一方,テレビ視聴時間の長い幼児は,就寝時刻が遅くなり,睡眠時間が短くなるとともに,就寝・起床のリズムが不規則となった。また朝食摂取が十分でなく,偏食傾向がみられ,間食摂取時刻が不規則であった。さらに,食事中にテレビを見る習慣があり,見る番組を決めておらず,「大便後の手洗い」や「園に行く用意」など,清潔や着脱衣の習慣も形成しにくくなっていた。
著者
森本 哲 古川 裕 和田 紀子 澤田 淳
出版者
日本小児保健協会
雑誌
小児保健研究 (ISSN:00374113)
巻号頁・発行日
vol.54, no.6, pp.718-723, 1995-11-30
参考文献数
13
被引用文献数
3