著者
雨宮 俊彦 住山 晋一 増田 のぞみ
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.1-191, 2002-03-25

マンガは、複数のコマからなる折衷的、総合的な視覚表現のメデイアである。マンガでは、コマにさまざまな絵と言業がおさめられ、ページ内の並置的なコマ配置をつうじて物語りの時空が、視覚的に表現される。本論文では、こうしたマンガの表現の全体的な特徴を、心理学、メデイア論、記号論などの観点から分析をこころみる。第一部では、コマを構成する人物、背景、形喩、音喩、会話、叙述などの諸要索をレイヤーとして分解、抽出し、代表的な作品の表現の特徴を分析した。つづいて、分解した諸要素を複数の声部、コマを小節として、マンガの総譜表記をこころみた。第二部では、日本の少女マンガで複雑に発達した、コマ構成の歴史が概観され、最近多くみられるコマとコマの間に間白をつくらないコマ構成の意義の検討がおこなわれた。第三部では、構造記号論、夏目らのマンガ表現論、マクラウドのマンガ表現論などが批判的に検討され、マンガ表現論の枠組みとして、感性認知記号論の概要が提示された。
著者
古川 誠
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.37-64, 2021-03-31

福永武彦の「草の花」は、1930年代の第一高等学校の学生たちを主人公とする小説である。この論文は、その「草の花」で描かれた、男どうしの関係と、それをめぐる登場人物のさまざまな認識、およびその背後にある価値観を分析することが目的である。さらに、そうした認識や価値観が、近代日本における男どうしの関係の変容において、どのような意味をもっているのかを明らかにする。主人公の汐見茂思の下級生藤木忍に対する愛は、永遠のイデアの世界をめざす、精神的な一致と高揚をともなう自己完結的な思いというものであった。それに対し、男どうしの愛=肉体的な欲望への批判や、下級生への執着が同学年集団の結束へ悪影響をもたらすという批判があった。しかし、周囲の大多数はそうした汐見の藤木への愛を許容していた。それは、同性への愛を異性愛へいたる一つの段階とみる見方と、前近代からの硬派的稚児愛文化の延長線上として汐見の愛を理解するものである。しかし、周囲の理解の仕方は汐見のプラトニックな愛の理論とは異なる視点からの理解であった。このような、男どうしの関係をめぐる多様な視点を含んでいることと、伝統的な硬派的稚児愛とは異なる新たな男どうしの関係を主題としたという意味で、「草の花」は、近代日本の少年愛小説の系譜の集大成と位置づけることができる。
著者
高木 修
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.109-127, 1991-01-30

中村(1983, 1988, 1990)は,自己過程に4つの位相,すなわち,自己に注意の焦点を当てる「自己の姿への注目」の段階,注目された自己の姿の特徴を自分なりに描き出して自己を概念化する「自己の姿の把握」の段階,把握された自己の姿を評価する「自己の姿への評価」の階段,そして,自己の注目,把握,評価で活性化された自己を,他者との相互作用の中で他者に向けて表出する「自己の姿の表出」の段階の4つが存在するとしている。この論文では,「自己」,特に自己過程に注目し,その各位相において,向社会的行動と自己とがいかなる因果的関係を持っているかを検討し,「自己」の視点から,従来の向社会的行動の研究の整理と,その方向からの今後の研究の発展の可能性が考察された。
著者
水野 由多加
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.157-179, 2012-03-31

新しい社会情報環境とマス・メディアの変化によって、広告を可能とさせる社会条件に関わる今日的な社会現象が生起してきた。本研究ノートは、今後の議論のために準備・編集された調査資料である。\nSome contemporary social phenomena have been occurred concerning allowance and conditions that can be advertising done, according to the changing new socio-technological environments and mass media. These are some investigative documents edited by the author to prepare the further discussions.
著者
小谷 節男
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.p149-154, 1993-12

ワシントン州では,コロンビア川の豊かな水量を利用して水力発電所が建設されてきた。安価な電力を基礎として,アルミニューム精錬業が発展し,世界最大の航空機会社ボーイング社の工場群がある。
著者
片桐 新自
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.1-46, 2021-09-30

筆者は、1987年から5年おきに7回30年の長きにわたって大学生の価値観調査を行ってきている。その間に1995年に一度、1987年時点で大学生だった若い社会人の価値観調査を行い、学生時代から価値観がどう変化するのかを調べたことがある。今回25年ぶりに、大学を卒業した社会人の調査を実施し、大学卒業後どのように価値観を変化させるのかを明らかにした。7回の大学生調査との比較や、1995年の社会人調査と比較することで、「年代(年齢)」「世代」「時代」の影響によって価値観がどのように変わっているかが明らかになった。仕事上の立場の変化、結婚し子どもを持つことによる社会的立場の変化の影響は、当然ながら多くの項目で見られる。また他方で、年代(年齢)を超えて、同じ時代を生きるものとして同じような価値観の変化をしているものも見られることも明らかになった。
著者
溝口 佑爾
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.1-36, 2021-03-31

被災写真救済活動が東日本大震災に関する記録として参照されることが増えてきた一方で、関連する研究同士の参照は積極的に行われてはこなかった。本研究は被災写真救済活動に関する包括的なレビューを行うことで、学術の分野において被災写真を題材として切り開かれた地平を見極め、以降の研究の出発点を定めるためのものである。Vol.2では2014年から2020年3月までに発行された論文について取り扱う。
著者
吉岡 至
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.181-188, 2010-03
著者
水野 由多加
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.93-128, 2010-11

This article researches advertising by studying specific cases in American advertising history from the 20th century from the viewpoint macro socio-psychology. The author tries to show that successful advertising relies on a combination the product and its social value rather than effective advertising appeal itself,and can be called an institutional (social)innovation. This notion has rarely been studied. Many researches treat advertising as an exit medium for innovation; however,this paper provides a supplemental view point of innovation research,and tries to bridge the gap between macro socio-psychological or cultural consumption studies and economic or management research. 本稿の目的は、20世紀アメリカ広告の歴史的事例分析をマクロ社会心理的に行う広告研究である。その帰納的に見出される観察知見は、社会的(制度的)イノベーション(innovation) と呼び得るものであり、従来隠されていた「広告の社会価値結合」という特質を明確にした。広範に経済学・経営学の中で扱われるイノベーション研究に対して、この知見は、補完的なイノベーション論の視点を詳細化し、また従来無視されがちであったマクロ社会心理研究、あるいは消費文化研究と経済・経営学研究の架橋の可能性も併せて示すものである。
著者
佐藤 万亀子
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.77-107, 2005-03

経済の混迷する現在、職場の労務管理は、家族的温情主義から、個人と組織の欲求を統一した人的資源管理への移行が時代の趨勢となり、キャリアカウンセリングの台頭を見ることになった。職場カウンセリングの来談に動機づけられない日本人の意識構造をカバーするために、スクリーニングとして「労働意識調査」を介した回答結果によって、自己の意識を客観的に見てもらう体験を通して、来談のための内発的な動機づけを高めると考えられた。呼び出しに応じて来談したクライエントは、面接場面で、象徴的な自己を吐露する現象が見られた。これらのクライエントの抱える問題の内容は、多種多様で、かつ深刻であった。問題がさらに重大にならない前の早い時期に、もし、パーソンセンタードのカウンセリングによって、認知変容ができれば、クライエントの人生の真の意味を気づかせるばかりか、さらに精神的健康の増進にもつながると考えられる。さらに医療費の軽減をもたらすことが期待でき、今後の医療政策へも、一つの示唆を与えることが出来ると考えられる。
著者
常木 暎生
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.271-291, 2006-03-30

日本人の政治意識は低いと言われているけれども、政治討論番組は一定の視聴率を確保し、長期間に渡って放送されている。サンデープロジェクトと日曜討論の二つの政治討論番組における司会者の言動が視聴者にどのような印象を与えているかを内容分析とSD法によって分析した。日曜討論の司会者が発言権の分配に徹して、際立った印象を与えていないのに対し、サンデープロジェクトの司会者田原総一郎は討論を親しみ易く、活性化させ、楽しいものにしている反面、攻撃的、感情的で、苛立たしさ、迎合的といった印象を与え、視聴者の感性を刺激している。これにより視聴者は政治討論番組をおもしろく感じ、興味を示すようになっている。
著者
永井 良和
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.203-279, 2021-09-30

1920年代から1930年代にかけて、わが国の都市ではモダン文化が開花した。なかでも、ジャズ音楽と社交ダンスの大衆化は、その象徴的現象である。しかしながら、当時の史実を再構成するために必要な基礎資料の整備は、いまだじゅうぶんとはいえない状況にある。この資料では、昭和戦前期に大阪・尼崎で刊行されていた雑誌のうち、『ダンサー』・『ダンスフアン』・『ダンス時代』の3誌について、未発見の号や欠号などがあるものの、関西に存在したタクシーダンス・ホールの詳細を知る手がかりとして、目次を復刻し、重要な記事の一部を翻刻する。なお、この作業は、1995年から1996年にかけて連載した、東京で発行されていた雑誌の目次総覧についての資料の続編にあたるものである。In the 1920s and 30s, Modernism was the distinctive feature of Japanese urban culture. To understand that period, an appreciation of jazz music and ballroom dancing are particularly important. Relevant information for reconstructing these phenomena is, however, lacking. This time, three magazines from this period published in Osaka and Amagasaki, Dansâ (The Dancer), Dansu-Fan (The Dance Fan), and Dansu-Jidai (The Dance Time) have been studied with the help of several informants and public libraries. Although there may be many missing numbers, the found issues contain a lot of valuable information that detail the taxi-dance halls that existed in Osaka, Amagasaki, and the Kansai area. Therefore, as a result of the study, I created a log of all the issues that I could find, and reprinted several important articles.
著者
水野 由多加
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.129-138, 2013-12

Although the new Media Studies Major at the Faculty of Sociology, Kansai University, began in 2013, this program can be traced back 65 years to its foundation, when it was originally called the Department of Journalism (and Media) Studies, at the Faculty of Letters, Kansai University, in 1949. A great many changes has occurred since then but might easily be forgotten. In this article, the author describes in detail the prehistory of the Media Studies Major at the Faculty of Sociology, Kansai University.関西大学社会学部マス・コミュニケーション学専攻は2013年からメディア専攻に改称・改編したが、その淵源は1949年の文学部新聞学科設置にあり、以来65年の経緯を持つ。この機会にメディア専攻の前史として専攻の忘れられがちな歴史を専攻に絞ってまとめた。
著者
水野 由多加
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.129-138, 2013-12-20

Although the new Media Studies Major at the Faculty of Sociology, Kansai University, began in 2013, this program can be traced back 65 years to its foundation, when it was originally called the Department of Journalism (and Media) Studies, at the Faculty of Letters, Kansai University, in 1949. A great many changes has occurred since then but might easily be forgotten. In this article, the author describes in detail the prehistory of the Media Studies Major at the Faculty of Sociology, Kansai University.関西大学社会学部マス・コミュニケーション学専攻は2013年からメディア専攻に改称・改編したが、その淵源は1949年の文学部新聞学科設置にあり、以来65年の経緯を持つ。この機会にメディア専攻の前史として専攻の忘れられがちな歴史を専攻に絞ってまとめた。
著者
清水 和秋
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 = Bulletin of the Faculty of Sociology, Kansai University (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.191-211, 2018-03

因子分析の理論は、最尤法と漸近的方法のような数理統計学的理論を組み込んだ形で発展してきた。しかしながら、因子分析研究の手順にはまだ誤用がみられる。いくつかの研究において、天井効果や床効果を示す項目を削除して因子分析が行われている。因子分析に必要なサンプル数は明確ではない。因子の数を決定するためにKaiser-Guttman 基準は使うことはできない。そして、この目的でScree Graph とParallel Analysis を使用している研究は数多くあるが、そのための決定的な方法はない。Varimax のような直交回転は最終的な解と考えることはできない。しかしながら、Geomin は単純構造だけでなくより複雑な因子の布置に対しても優れた回転方法と考えられている。因子回転問題を考慮した単純構造とbifactor 構造について議論した。因子分析の使い方には多くのartifacts があるが、この問題は、Mplus やR Package などのSEMプログラムによって組み込まれた複数集団の同時分析によって因子的不変性を検証することによって対処することができる。
著者
雨宮 俊彦
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.89-141, 2000-09-25

本論文では,視覚記号の基本的な問題をあつかった。第1部では,視覚記号と聴覚記号の比較,音声言語と絵的記号の比較がなされた。そして,著者は,種々の視覚表示と視覚表現が,マー(1982)のとなえる視覚的情報処理における諸段階の表象と諸側面に関連して位置づけられることを指摘した。第II部では,グッドマン(1968)による記譜性にかんする記号論とデイーコン(1997)によるシンボリック・レファランスの成立についての説が,それぞれ批判的に検討された。最後に著者は,視覚記号における四種類のレファランス(外延指示、共示、例示、表現)のしくみの解明をこころみた。付録では,マンガ(日本のストーリーコミックス)表現が,音声言語表現と絵的表現の融合したものとして分析された。
著者
雪村 まゆみ
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 = Bulletin of the Faculty of Sociology, Kansai University (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.1-15, 2020-03

近代国家成立とともに、各国の文化的生産物は、文化財として国内法あるいは慣習によって保護されてきた。本稿では、世界遺産条約といった国際的な文化財保護制度の枠組みが浸透するなかで、それらがいかに変化するのか、また、新たな批准国の参画は、世界遺産条約にいかなるインパクトをもたらすのか、という問題について考察することを目的とする。そのために、まず、2節では、日本が世界遺産条約に批准するプロセスについて、国会議事録等を資料として考察する。次に、3項では、日本が世界遺産条約に批准してすぐに開催された「木造建築」のオーセンティシティを議論する「奈良会議」に至る経緯と、そこで議論された文化財のオーセンティシティの解釈について考察する。また、4項では広島の原爆ドームが世界遺産に登録されるプロセスを分析し、日本国内の文化財保護行政の変更点を示す。さいごに第5項では旧閑谷学校の世界遺産登録運動のプロセスを分析することで、戦略的に文化財のカテゴリー変更が推し進められる実態を明らかにする。以上のことより、国際的な文化財保護の制度化は、他者の文化との交流を促すため、不可避的に各文化の価値基準の変化を引き起こすことが明らかとなった。本稿は、2018年度-2019年度科学研究費助成事業・研究活動スタート支援「世界遺産制度が地域の文化財保護におよぼす影響」(研究代表者:雪村まゆみ、課題番号 : 19K20933)による研究成果の一部である。
著者
吉岡 至
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.65-92, 2021-03-31

2019年2月24日、沖縄で実施された県民投票は辺野古沿岸への普天間飛行場移設・新基地建設のための「埋め立て」の賛否を問うもので、沖縄の民意をあらためて示す一つの重要な機会であった。本稿は沖縄の地方新聞である『沖縄タイムス』と『琉球新報』が県民投票をめぐる争点や沖縄の民意をどのように伝えたのか、その報道の特徴を明らかにすることを目的としている。報道内容の分析を通じて、2つの側面― 県民投票に関する「全県実施」の可能性と「反対」の民意を強調していることを、その特徴として指摘した。
著者
橋本 理
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.5-42, 2007-03-25

This paper reviews and explains the significance and issue of community business. First it introduces points of contention in community business by comparing studies on non-profit organizations. Then, it explains that how the local and national Japanese governments have dealt with this issue. 本論文は、コミュニティビジネス論の展開を整理し、コミュニティビジネスの意義と問題点を明らかにすることを目的としている。第1に、コミュニティビジネスに関する議論がどのように展開されてきたかをNPO研究との比較のなかから整理する。第2に、コミュニティビジネスが国や自治体における政策のなかでどのように位置づけられてきたかを明らかにする。
著者
浅田 正雄
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.317-336, 1975-11-04

創立九十周年記念特輯