著者
小松孝彰 著
出版者
森田書房
巻号頁・発行日
1936
著者
川流堂小林編輯部 著
出版者
川流堂
巻号頁・発行日
1906
著者
by Adam Gacek
出版者
Brill
巻号頁・発行日
2012
出版者
三沢書店
巻号頁・発行日
1902
著者
日本カント協会編
出版者
理想社
巻号頁・発行日
2012
著者
日本カント協会編
出版者
理想社
巻号頁・発行日
2000
著者
永崎 研宣 清水 元広 下田 正弘
雑誌
研究報告人文科学とコンピュータ(CH)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.4, pp.1-6, 2013-01-18

コンピュータ上で外字を扱うことは,人文学研究,とりわけ古典を扱う場合には避けることが難しい事柄である.やみくもに外字を増やすことは望ましいことではないが,字形の違いをなかったことにしてしまうことには潜在的な問題がある.したがって,包摂を前提とする UCS 符号化文字集合をそのまま全面的に導入することは困難である. SAT 大蔵経テキストデータベース研究会では,外字の扱いを巡って検討を重ねてきており,近年普及しつつある IVS を利用することで UCS 符号化文字集合の適切な利用方法を模索することを開始すると同時に,約 3000 字の漢字に関して IRG に対して符号化提案を行った.本稿では,そこに至る検討過程について報告するとともに,外字を UCS 符号化提案した際の具体的なデジタル技術の活用の仕方についても紹介する.As a result of the process of encoding all texts in the primary canonical collection of Buddhist scriptures composed in classical Chinese, called the "Taisho Shinshu Daizokyo," (collection of Buddhist canonical texts compiled during the Taisho era) the SAT Daizokyo Text Database Committee began to address UCS encoding of unencoded ideographs contained in this collection. This paper describes the usage of digital technologies for this work and discusses some technical issues concerning unencoded characters in the humanities.
著者
原田 真喜子 渡邉 英徳
雑誌
じんもんこん2012論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.7, pp.199-204, 2012-11-10

Web集合知を介して誰でも情報の発信・受信・検索が可能になった.しかしWeb集合知の性質は各プラットフォームの性質に依存し,検索結果が言葉の全貌を示しているとは言い難い.また,言葉は日々変化するものであり,Web集合知或いは辞書においても過去の言葉の使われ方を調べることは難しい.本研究では,言葉の俯瞰的な認識と新たな知見の提供を目的に,SNS,サーチエンジン,Web百科事典の性質を客観的/当事者的に分類し,その検索結果を一様に閲覧可能な,言葉アーカイブコンテンツの制作を行った.
著者
田子 泰彦
出版者
水産増殖談話会
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.397-404, 2001-09-20
被引用文献数
12

1997~2000年に神通川と庄川のアユとサクラマスの主な漁場である中流域において、魚類の生息に極めて重要な淵の存在を調べた。最大水深が2m以上の淵は、神通川では18から11に、庄川では5から3に減少し、神通川では淵の数は減少する傾向が認められた。両河川では淵の存在は極めて不安定で、期間中に30の淵が消失し、21の淵が新たに形成された。期間中継続した淵は、神通川では4に過ぎず、庄川では皆無であった。両河川の中流域の河川形状には、典型的な中流域の河川形態型であるBb型は全く適応できなかった。これらの淵の消長は主に護岸建設などの河川工事により引き起こされたとともに、アユやサクラマスの生存にも悪い影響を与えてきたと考えられた。
著者
佐藤 博明
出版者
日本地質学会
雑誌
地質学論集 (ISSN:03858545)
巻号頁・発行日
no.46, pp.115-125, 1996-09-20
被引用文献数
4

雲仙普賢岳の1991年噴出物の岩石組織の3つの側面(斜長石斑晶の累帯構造, 気泡組織, 石基結晶度)について記述し, ドームを形成するデイサイトマグマの噴火の引き金, 脱ガス過程, 結晶作用についての制約条件について議論した。1つ目の側面は斜長石斑晶の累帯構造であり, それは逆累帯構造を呈するリムでMgO, FeO^*量が増加しており, 噴火直前に珪長質の斑状マグマとより苦鉄質な無斑晶質マグマの混合が生じたことを示している。雲仙普賢岳は南北張力場の地溝帯中にあり, 火山下のマグマポケットは東西方向に伸びた割れ目状の形態をとっていると考えられる。これまでに知られている室内実験によると, マグマで充たされた2つの割れ目が接近すると互いに近づいて合体する傾向があり, いったん合体すると割れ目の上昇速度は急増する。雲仙普賢岳1991年噴火の場合もマグマで充たされた割れ目の合体が, マグマポケットの上昇のきっかけとなり5月20日の溶岩ドーム出現に至ったと考えると, 1989年の地震発生-マグマ混合現象-ドーム噴出のタイミングやマグマ混合現象がうまく説明される。雲仙普賢岳ではドーム噴火が爆発的なプリニー式噴火に伴っておらず, 上部地殻でマグマの上昇速度が小さく, マグマが地表に至る前に揮発性成分の脱ガスが効果的に生じていると考えられる。雲仙普賢岳の1991年噴出物の気泡組織は多様な変形構造を呈しており, 粘性の高い溶岩の流動により気泡の変形が生じている。溶岩の含水量は気泡の変形度と関係があり, 火道中での粘性の高い溶岩の脱ガスが, 溶岩の流動により気泡の連結が促進され見掛けのガス透過率が高まったために生じた可能性が考えられる。1991年噴出物の含水量は全岩で0.2-0.5wt%であり, 1気圧での飽和含水量(0.1wt%)よりも大きい。一方, 火砕流発生を伴わなかった1792年, 1663年溶岩の含水量は0.1wt%以下である。溶岩の石基の結晶度についてみると, 1991年溶岩は20-30Vol%であり, 1792年溶岩1663年溶岩では結晶度が約50%と明瞭な違いが認められた。1991年溶岩は1792年溶岩よりも粘性が高く, 脱ガスが不十分であったために石基ガラス中の高い含水量を生じ, 結晶作用が不十分にしか進行しなかった。粘性の高い溶岩の不完全な脱ガスが溶岩の自爆性, ひいては火砕流発生の条件となっていることが考えられる。
著者
西岡喬
出版者
三菱重工業
雑誌
三菱重工技報
巻号頁・発行日
vol.35, no.5, 1998-09
著者
檜澤 伸之
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.117, no.1, pp.15-19, 2014-01-20 (Released:2014-02-22)
参考文献数
20
被引用文献数
1

咳嗽は呼吸器疾患の日常診療では最も頻度が高い症候の一つである. 肺炎, 肺がん, 間質性肺炎や喘息, COPDなどの疾患がないことを確認した上で, 慢性咳嗽の原因疾患を考えていく. 身体所見や胸部X線写真, 呼吸機能検査で異常を伴わずに長期に続く咳嗽は, 原因疾患が曖昧なまま漫然と鎮咳薬, 抗炎症薬や抗生剤が投与され, 咳嗽によって生活の質が著しく低下したままで放置されてしまう危険があり, 適切な対応が求められる. 咳嗽は本来, 感染などによって気道内に貯留した分泌物や吸入された外来異物を気道外に排出させるための生体防御反応である. しかしながら, 8週間以上続く慢性咳嗽においては, 感冒を含む気道の感染症に対する生体防御が主体となることは少ない. 喘息/咳喘息, アトピー咳嗽/非喘息性好酸球性気管支炎, 副鼻腔気管支症候群/上気道咳症候群, さらには胃食道逆流などが慢性咳嗽の主要な原因疾患と考えられている. また, 長引く咳を呈する感染症としては, 線毛上皮細胞に感染するマイコプラズマおよび百日咳を考慮する. 日常の臨床では, これらの疾患を念頭に置いて詳細な病歴聴取を行い, 基本的な検査を進めていく. それぞれの病態に特異的な治療を実施し, 効果判定を行った上で治療内容の変更や増減を行う. しかしながら, これらの治療によっても軽快しない難治性の慢性咳嗽が存在し, その割合は20~40%ともいわれ, 中枢性の咳感受性亢進が難治性の慢性咳嗽に一定の役割を果たしている可能性が指摘されている. 難治症例においては咳嗽の原因に対する治療だけではなく, 亢進した咳嗽反射に対する非特異的な治療も重要になってくる. 慢性咳嗽の診療を支援する目的で日本呼吸器学会は咳嗽に関するガイドラインを作成している. 本稿では, 難治性の症例に対するアプローチなど, 慢性咳嗽を取り巻く最新の話題を, 最近改訂されたガイドラインの内容も踏まえながら概説したい.
出版者
生産拡充研究会
巻号頁・発行日
vol.昭和18年度, 1943