著者
富田 達夫
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.7, 2016-06-15
著者
安藤 玲未 島 成佳
雑誌
コンピュータセキュリティシンポジウム2014論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.2, pp.1216-1221, 2014-10-15

情報セキュリティ対策には、システム、制度、人の3要素があり、従来は、システムを対象とした研究が中心に行われてきた。しかし、人の操作ミスや判断ミスに起因するITシステムの障害の割合は年々増加しており、人の判断や行動に基づいたセキュリティ対策を検討する必要がある。また、一般にセキュリティインシデントの情報が公開されることは少ないため、検討すべき課題や、確立されたセキュリティ対策は、ITシステムの運用の現場とギャップがある場合がある。そこで本稿では、ITシステムの運用の現場のデータをもとに、ヒューマンエラーの傾向を分析し、今後検討すべき課題について報告する。
著者
持橋 大地 菊井 玄一郎
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.36(2006-NL-172), pp.47-53, 2006-03-27

文書があるトピックの持つ確率分布から生成されたと仮定し その確率分布パラメータと文書のトピックへの帰属確率を求めるモデルに ナイーブベイズ法を Polya 分布を用いてベイズ的に精密にとらえ直した混合ディリクレモデル(DM)があるが この方法はトピック数を事前に与える必要があるという欠点があった.これに対し 本論文では可算無限個の混合比にディリクレ過程事前分布を与えることにより データの複雑さに合わせて混合数を自動推定するディリクレ過程混合モデルによる方法を検討する. モデル選択により混合数を決定する方法と異なり この方法は混合数の事後分布をパラメータと同時に推定し 期待値を取ることで予測を行うことができる. 実験の結果 必要な混合数の上限を推測することができ 特に小規模データに対しては性能がさらに上昇することがわかった.
著者
向井 智彦 栗山 繁
出版者
IEEE
雑誌
Proceedings - 15th Pacific Conference on Computer Graphics and Applications, Pacific Graphics 2007
巻号頁・発行日
vol.15th, pp.9-17, 2007
被引用文献数
8

Interactive animation systems often use a level-of-detail(LOD) control to reduce the computational cost by eliminatingunperceivable details of the scene. Most methodsemploy a multiresolutional representation of animationand geometrical data, and adaptively change the accuracylevel according to the importance of each character.Multilinear analysis provides the efficient representation ofmultidimensional and multimodal data, including humanmotion data, based on statistical data correlations. Thispaper proposes a LOD control method of motion synthesiswith a multilinear model. Our method first extracts asmall number of principal components of motion samplesby analyzing three-mode correlations among joints, time,and samples using high-order singular value decomposition.A new motion is synthesized by interpolatingthe reduced components using geostatistics, where theprediction accuracy of the resulting motion is controlledby adaptively decreasing the data dimensionality. Weintroduce a hybrid algorithm to optimize the reductionsize and computational time according to the distancefrom the camera while maintaining visual quality. Ourmethod provides a practical tool for creating an interactiveanimation of many characters while ensuring accurate andflexible controls at a modest level of computational cost.
著者
向井 智彦 栗山 繁
出版者
ACM
雑誌
Proceedings of ACM SIGGRAPH 2005 (ACM Transactions on Graphics Vol.24 Issue 3, July 2005)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.1062-1070, 2005-07
被引用文献数
112

A common motion interpolation technique for realistic human animationis to blend similar motion samples with weighting functionswhose parameters are embedded in an abstract space. Existingmethods, however, are insensitive to statistical properties, suchas correlations between motions. In addition, they lack the capabilityto quantitatively evaluate the reliability of synthesized motions.This paper proposes a method that treats motion interpolationsas statistical predictions of missing data in an arbitrarily definableparametric space. A practical technique of geostatistics, calleduniversal kriging, is then introduced for statistically estimating thecorrelations between the dissimilarity of motions and the distancein the parametric space. Our method statistically optimizes interpolationkernels for given parameters at each frame, using a posedistance metric to efficiently analyze the correlation. Motions areaccurately predicted for the spatial constraints represented in theparametric space, and they therefore have few undesirable artifacts,if any. This property alleviates the problem of spatial inconsistencies,such as foot-sliding, that are associated with many existingmethods. Moreover, numerical estimates for the reliability of predictionsenable motions to be adaptively sampled. Since the interpolationkernels are computed with a linear system in real-time,motions can be interactively edited using various spatial controls.
著者
南 賢一 古川 正志 山本 雅人
雑誌
研究報告知能システム(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2013-ICS-170, no.10, pp.1-6, 2013-03-03

物流センター内の作業の中で,注文された商品を保管場所から取り出してくるピッキング作業に最もコストを要している.ピッキング作業を効率化する方法の一つに商品の配置の改善が挙げられる.本研究では,注文される商品同士の依存関係を共起ネットワークで表し,生成された共起ネットワークを自己組織化マップにより棚の位置に写像することによる商品配置の方法を提案する.
著者
石井 利明 平田 英二 大屋 隆生 Ishii Toshiaki Hirata Eiji Ohya Takao
雑誌
【全国大会】平成19年電気学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
pp.107-108, 2007-03-15

当社コールセンターへの総コール数(応答本数)は年間で約1000万件になり、オペレータの人数は最大時で約2000名になります。電話の本数(呼量)は、季節や曜日、時間帯によって大きく変動します。オペレータが不足すると応答率が下がりサービス低下を招き、過剰だと人件費の増加を招きます。筆者らはこれまで、掛け直しを考慮した呼量の予測について線形回帰モデルを適用し評価してきました。今回、当社コールセンターにて実運用を開始した、呼量予測手法に関して報告するものです。なお、今回の呼量予測では掛け直しが無い場合の本数を予測しています。
著者
鬼塚 賢太郎
出版者
東洋大学法学会
雑誌
東洋法学 = Toyohogaku (ISSN:05640245)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.223-247, 1989-03
著者
山中 克久 川野 晋一郎 菊地 洋右 中野 眞一
雑誌
情報処理学会研究報告アルゴリズム(AL)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.7(2006-AL-104), pp.27-34, 2006-01-20

本文では 正の整数 n の整数分割を列挙するアルゴリズムを与える.この問題は 組み合わせ論において基本的な問題の1つであり 長い間 広く研究されてきた.これまで 整数分割1つ当たり平均定数時間で列挙する方法しか知られていなかった.我々は 与えられた整数の整数分割を 最悪でも1つ当たり定数時間で重複なく列挙するアルゴリズムを与える. また 条件付きの整数分割を定数時間で列挙するアルゴリズムをいくつか与える.
著者
チョウ ゲンブン
出版者
北九州市立大学
巻号頁・発行日
2015-03-26

本論文は、高齢化が顕著な北九州市において、北九州都市モノレール各駅の中心から500m圏を対象エリアとした沿線の人口動態推移予測とその分析及び利用者に対する利用状況アンケート(6850件)からモノレールの利用実態を明らかにし、駅ごとの将来の年齢別人口予測と合わせ駅ごとの特徴を明らかにし、都市工学の見地から今後の公共交通としてのモノレールの地域における役割とあり方を考察している。
著者
チョウ イ 峯松 信明 齋藤 大輔
雑誌
研究報告音声言語情報処理(SLP) (ISSN:21888663)
巻号頁・発行日
vol.2015-SLP-109, no.19, pp.1-6, 2015-11-25

論文では,データが限られた話者に対する音声合成の質の向上を目的とした,多層双方向 LSTM リカレントニューラルネットワークに基づく複数話者音声合成モデルを提案する.提案モデルは,話者非依存のネットワーク (SIN) と話者依存のネットワーク (SDN) で構成されており,SIN は複数話者のデータで学習され,SDN はターゲット話者のデータで学習される.さらに,性別コードと話者コード,i-vector を導入することで,SIN 内部において,話者の識別性をより高めることが期待される.データ数が限られたデータベースを用いた音声合成実験により,提案法は,多層ニューラルネットワークと多層双方向 LSTM リカレントニューラルネットワークに基づく複数話者音声合成と比較して,合成音声の品質の向上を確認することができた.さらに,提案した複数話者モデルに話者適応を導入可能であり,実験的に新話者に対する音声合成の自然性と話者性を向上することができた.
著者
飯田 貴大 光来 健一
雑誌
研究報告システムソフトウェアと オペレーティング・システム(OS)
巻号頁・発行日
vol.2010-OS-115, no.21, pp.1-8, 2010-07-27

侵入検知システム (IDS) を安全に実行できるようにするために、仮想マシンを用いて IDS をオフロードするという手法が提案されている。この手法は監視対象のシステムを仮想マシン上で動作させ、IDS だけ別の仮想マシン上で動作させる手法である。しかし、IDS をオフロードして動作させられるようにするためには多大な労力を必要とすることが多い。本稿ではオフロードした IDS に修正を加えることなく動作させられるようにする Transcall を提案する。Transcall はオフロード元の仮想マシンを監視するための実行環境である VM シャドウを提供する。Transcall は VM シャドウ内のプロセスに対して、システムコールのエミュレーションを行い、シャドウファイルシステムを提供する。VM シャドウ内で IDS を動作させることで、オフロード元の仮想マシンを監視させることができる。
著者
今村 薫
出版者
名古屋学院大学総合研究所
雑誌
名古屋学院大学論集 人文・自然科学篇 = THE NAGOYA GAKUIN DAIGAKU RONSHU; Journal of Nagoya Gakuin University; HUMANITIES and NATURAL SCIENCES (ISSN:03850056)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.31-42, 2014-07-31

旧人と新人が交替するにあたり,狩猟方法がどのように変わったかを推測するために,現代の狩猟採集民サンの狩猟方法を詳細に調査した。その結果,サンの狩猟方法は大型獣を狙った弓矢猟や槍猟だけでなく,小型の哺乳類や鳥類を対象に多種多様な猟法があること,狩猟を行う者は成人男性だけでなく,成人女性や少年たちも行ってきたことが明らかになった。とくに少年は,4~5歳のころから『自然の読み取り方』を学んでいく。動物に関心を持ち深く観察してその心を読むというヒトに特有な能力は,ホモ・サピエンスの起源にまで遡ることができる。人と動物の関係は,人間の認識能力そのものの変革を促したという点で,人の進化と深く絡んでいると考えられる。
著者
DavidL.Black DavidB.Golub DanielP.Julin RichardF.Rashid RichardP.Draves RandallW.Dean Alessandro Forin Joseph Barrera Hideyuki Tokuda Gerald-R.Malan David Bohman
雑誌
Journal of Information Processing (ISSN:18826652)
巻号頁・発行日
vol.14, no.4, pp.442-453, 1992-03-15

Modular architectures based on a microkernel are suitable bases for the design and implementation of operating systems. Prototype systems employing microkernel architectures are achieving the levels of functionality and performance expected and required of commercial products. Researchers at Carnegie Mellon University the Open Software Foundation and other sites are investigating implementations of a number of operating systems (e.g. Unix MS-DOS) that use the Mach microkernel. This paper describes the Mach microkernel its use to support implementations of other operating systems and the status of these efforts.