- 著者
-
岩井 康智
- 出版者
- 大阪歯科学会
- 雑誌
- 歯科医学 (ISSN:00306150)
- 巻号頁・発行日
- vol.62, no.4, pp.233-238, 1999-12-25 (Released:2017-04-13)
- 参考文献数
- 27
解剖学的ならびに生物学的な立場からみると, ヒトの系統発生および個体発生における総合咀嚼器官の進化または退化には, 環境因子が深く関与している.一方, 正常咬合は総合咀嚼器官が正常に機能するための重要な要件とされている.咬合の静態と動態, 即ち形態的ならびに生理的にともに正常であることが, 形態学的立場からの理想的咬合の条件である.