出版者
医歯薬出版
巻号頁・発行日
1989
出版者
医歯薬出版
巻号頁・発行日
1984
著者
平井 弘一 Reijer Grimbergen
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.158-161, 2016-10-28

近年,ユーザーが見ている重要な情報をアイコンが覆い隠さないように,焦点付近からずらして表示する研究が行われている.今後,アイコン位置を動的に決定することもあると思われる.このようにアイコン等の表示位置を自動的に調節する場合,人間の視覚特性を理解したAIが行うことが有用であると考え,AIに人間の視覚特性を付与する.本研究では人間の視覚特性のうち,周辺視と呼ばれる部分における特性の一つである正確な位置や形が認識できないという特徴を再現することとした.研究の第一歩として単純な環境であるゲームを用いる.ゲームのジャンルは視野全体を使う弾幕シューティングを選んだ.弾幕シューティングをプレイするAIに人間の周辺視の特徴の一つである,位置を正しく認識できない特性をつける.AIは「ゲーム情報の認識」,「移動すべき位置の割り出し」,「移動方向の決定」を繰り返す.この三つの行動のうち,ゲーム情報の認識に関して,正しく認識できない処理を施す.ゲーム情報を正しく認識できないAIとゲーム情報を正しく認識できるAIの動きを比べ,正しく認識できないAIが人間的な動きを行うようになっているか評価する.AIの試験環境として弾幕シューティングゲームを作成し,AIの性能を評価する.

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出版者
全国金融統制会
巻号頁・発行日
vol.昭和17年8月1日現在, 1942
著者
瀧澤 武信
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.100-107, 2016-10-28

「世界コンピュータ将棋選手権」(第10回までは「コンピュータ将棋選手権」)は1990年12月2日に第1回(1日制)が開催され,その後,時期を少しずつ後ろにずらしたため1995年には行われていないが,継続的にほぼ年に1回ずつ開催され,2016年5月3日~5日(3日制)には第26回が開催された.初期のころは上位入賞プログラムも弱いものであったが,2005年ころから急速に強くなり,今日に至っている.ここでは,初期のコンピュータ将棋選手権で活躍したプログラムの実力を検証し,今日への繋がりについて考察する.また,選手権に現れた長手数局について分析する.
著者
吉村 健志 宝珍 輝尚 野宮 浩揮
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.73-80, 2016-10-28

近年,将棋やオセロといった2人零和確定完全情報ゲームにおいて,トップ層の人間と同等の実力を持つプレイヤが実現されている.しかし,ポーカーや麻雀といった不確定不完全情報ゲームでは,そのようなプレイヤを実現することは難しい.本論文は4人零和不確定不完全情報ゲームである麻雀を取り上げる.そこで,本論文では,トップ層の人間に勝る麻雀プレイヤを実現するために,多人数不完全情報ゲームにおける最適行動の探索を検討する.ここでは,トップ層の人間の牌譜の知識を用いず,シミュレーションによって最適解の探索を行うタブーサーチを用いる手法を提案する.タブーサーチを適用するのは,打牌選択の局面と鳴きの局面である.提案手法を実現し,一致率実験とベンチマークプレイヤとの対局実験を行った.一致率実験によって,序盤の局面に対して,有効な和了形を最大$85\%$で見つけることができ,さらに,対局実験によって,提案手法がベンチマークプレイヤよりも優れているという結果が得られた.これらの結果から,タブーサーチによる最適解の探索が有効である可能性を示した.
出版者
大阪府西成郡
巻号頁・発行日
vol.明治24,25年, 1893
著者
渡辺 順哉 金子 知適
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.141-148, 2016-10-28

近年,囲碁においてコンピュータプレイヤAlphaGoが世界トップ棋士の一人である李セドルに勝利した[11].囲碁を始めとする様々なゲームにおいてコンピュータプレイヤの強さはプロレベルに達し,個性に関する研究に期待が持たれている.本研究では,広く用いられている探索手法であるUCTの囲碁における個性の実現を目標とする.UCTでの個性の実現にはprior knowledgeとプレイアウト方策の調整が必要である.前者についてはどうぶつ将棋を題材とした先行研究がある[1].この先行研究ではprior knowledgeを用いることで指し手に特徴を持つプレイヤの実現に成功しているが,本来勝率が低いノードを高評価することでプレイヤが弱くなってしまう問題点がある.強さの調整には様々な手法が考えられるが,方策学習によって強さを調整し個性を実現する研究は行われていない.そこで,本研究ではUCTバランシング[2]という学習法とprior knowledgeを組み合わせ,探索全体でのバランスを調整し個性を実現することを提案する.また,強さの具体的な調整手法として,学習局面を調整することを提案する.実験結果から,prior knowledgeによって囲碁における打ち手に特徴が現れること,方策学習の局面数を調整することで強さが制御できることが確認された.また,提案手法で学習した方策を用いることで,対戦の段階でprior knowledgeを用いない場合においても着手が特徴を持つ傾向があることが分かった.
著者
野津 佑太 後藤 嵩幸 橋本 剛
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.123-128, 2016-10-28

コンピュータ将棋の評価関数は,Bonanzaメソッドの考案により機械学習で値を決めることが一般になり,格段にレベルが向上した.現在では,プロ棋士との対局で勝利するなど,トッププロの実力を追い越そうとしている.しかし,中盤以降に比べて序盤が弱いという弱点も抱えている.将棋プログラムの強さは評価関数の精度で決まる.40駒からなる将棋の盤面を評価する際,一般には局面を駒数個からなる部分局面に分割し,足し合わせて評価を行う.現在の多くのプログラムは,駒組み合わせ全てを保持する評価関数を用いているため,3駒程度の少ない駒数にしか分割できない.そのため,序盤で特に重要な盤面の細かな違いを認識することが出来ない.高次元組み合わせ評価を行うためには,重要な駒組み合わせのみを評価する評価関数が必要である.後藤は,重要な駒組み合わせのみを抽出する評価項目自動抽出法を提案し,高次元組み合わせ評価が可能となることを示唆した.しかし,学習や対局中の探索時間が大幅に増加し,まだ実用レベルには至っていない.そこで本研究では,評価項目自動抽出法の高速化手法を提案する.高速化手法を実装し,高速化前のプログラムと速度比較実験・対局実験を行い,性能向上を確認した.
著者
杵渕 哲彦 伊藤 毅志
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.119-122, 2016-10-28

自然な指し手を選択する将棋AI実現のために,人間が用いる思考方法である流れに着目する.遷移確率を流れを表現するものとし,指し手選択の際に,既存のAIが考慮している評価値に加え,遷移確率も考慮することで,自然な指し手の選択を行う,ランキング学習を用いた手法を提案する.評価実験として,最善でない選択が一定数含まれる中級者の棋譜と提案手法の指し手の一致率を測定し,既存手法に比べて一致率の向上が確認された.
著者
原 悠一 五十嵐 治一 森岡 祐一 山本 一将
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.108-111, 2016-10-28

ソフトマックス戦略に基づくシンプルな探索方式を提案し,コンピュータ将棋へ適用した実験結果を報告する.本探索方式では探索木中のノードの評価値は子ノードの評価値を選択確率で重み付けした期待値であり,再帰的に定義される.選択確率は選択先のノードの評価値を目的関数とするボルツマン分布を用いる.探索は実現確率を良さの度合いとする最良優先探索であり,深さの制御には実現確率の閾値を用いた反復深化を用いる.各ノードへの実現確率はルートノードからの選択確率の積で定義する.したがって,将棋の有効な指し手に関するヒューリスティクスは使用せず,最終的には局面評価関数だけに依存する.本発表ではこの探索方式の詳細と評価実験の結果を報告する.
著者
中島 敬史
出版者
石油技術協会
雑誌
石油技術協会誌 (ISSN:03709868)
巻号頁・発行日
vol.80, no.4, pp.275-282, 2015-07
著者
中島 敬史
出版者
石油技術協会
雑誌
石油技術協会誌 (ISSN:03709868)
巻号頁・発行日
vol.80, no.4, pp.275-282, 2015

<p>This is a review of recent published papers regarding the theory of abiogenic origin of petroleum such as Kutcherov and Krayushkin (2010) "Deep-seated abiogenic origin of petroleum." It discusses the overview of the theory and its credibility with various geological evidences, such as the presence of liquid oil and hydrocarbon gas in primary fluid inclusions in mantle derived rocks, existence of 496 basement oil and gas fields in 29 countries, and oil discoveries at ultra-deep hot temperature reservoirs.</p><p>Experimental abiogenic hydrocarbon generation by CaCO<sub>3</sub>-FeO-H<sub>2</sub>O system at upper mantle ultra-high pressure condition has once been proven by several Russian and Ukrainian academic teams, such as Kenny <i>et al</i>. (2002). And its credibility was reconfirmed by several American academic teams such as Scott <i>et al</i>. (2004) during the last decade.</p><p>The theory has already been applied to actual oil exploration. The Ukrainian Academy of Science achieved an extremely high success ratio of 57% through actual oil exploration with the abiogenic theory by 1990's. The exploration area in Dnieper-Donets Basin, Ukraine, had been disqualified as a prospect for a long time, due to the absence of source rocks. However, over 50 oil and gas fields have been discovered in Precambrian crystalline basement rocks and Paleozoic sedimentary rocks in the area so far.</p><p>Practical applications of the abiogenic theory in explorations like the case of the Ukrinian Academy of Science are seldom performed in the world. However, the author sees that the said theory will soon be cognized as a highly effective exploration guide among oil exploration geologists.</p>
著者
菅原 諭貴
出版者
愛知学院大学
雑誌
禅研究所紀要 (ISSN:02859068)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.77-90, 2000-03-31
著者
石井敦編
出版者
日本図書館協会
巻号頁・発行日
1967
著者
川本 隆史
出版者
日本哲学会
雑誌
哲学 (ISSN:03873358)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.60, pp.33-50_L4, 2009 (Released:2010-11-09)
参考文献数
32

Confronting a host of difficult issues of widening disparities which emerge within domestic and international affairs, I attempt in this paper to flesh out the conception of a just and caring society by considering appropriate conditions for the taxation system thereof.For this purpose I conjointly apply two methodologies: reflective equilibrium (Rawls) and ‘dis-aggregation’ (attributed to Sen by Yoichi Mine). Firstly I examine three joint ideas bridging a gap between difference and equality in Rawlsian social justice; (1) fraternity, (2) reciprocity, and (3) democracy. Then I dig into Rawls' and Kant's theories of taxation in some detail and propose a way of reinterpreting the Rawlsian concerns with justice in terms of Sen's notion of capabilities. (In this regard Makoto Yuasa's Japanese translation of ‘capability’ as ‘tame’ is highly suggestive.) The classical ideal of fraternity proves in need of careful elaboration.