ランキング (合計) - Ceek.jp Altmetrics

ジュディス・バトラーは『ジェンダー・トラブル―フェミニズムとアイデンティティの転覆』(1990年)の出版によってフェミニスト/クィア理論家として知られ、またその思想はポスト構造主義に連なるものとして理解されている。しかし、バトラーの思想的バックグラウンドはヘーゲル哲学にある。バトラーのキャリアはヘーゲル哲学研究に始まり、へーゲル哲学を扱った彼女の博士論文は一九八七年に『欲望の主体―二〇世紀フランスにおけるヘーゲル哲学の影響』として出版されることになる。この意味で、「バトラーのへーゲル主義」は彼女の思想を理解する上で欠くことのできない視角である。したがって、『欲望の主体』におけるバトラーのヘーゲル解釈がどのようなものであり、それが『ジェンダー・トラブル』以後のバトラー自身の思想にどのような影響を与えたのかが考察されなければならない。そこで本稿では、バトラーの『欲望の主体』を中心に「バトラーのへーゲル主義」を考察する。第一節から第三節では、バトラーが描く「へーゲル的主体」とは何かを明らかにする。第四節では、バトラーが提示した「ヘーゲル的主体」がメランコリーの構造をもつものであることを論証する。それによって、初期のへーゲル論と『ジェンダー・トラブル』以後のメランコリー論の架橋を図りたい。

2016-03-11 17:08:08
2 + 0 Twitter

2 0 0 0 OA 「二重結果の原理」の実践哲学的有効性 : 「安楽死」問題に対する適用可能性

著者: 山本芳久
出版者: 東京大学グローバルCOEプログラム「死生学の展開と組織化」
雑誌: 死生学研究 (ISSN:18826024)
巻号頁・発行日: vol.1, pp.295-316, 2003-03-25

http://hdl.handle.net/2261/20464

2 0 0 0 OA 長距離大電力送電系統の安定度向上のための発電機励磁制御方式に関する研究

著者: 北内義弘
出版者: Waseda University
巻号頁・発行日: 2004-02

制度:新 ; 文部省報告番号:乙1855号 ; 学位の種類:博士(工学) ; 授与年月日:2004/2/5 ; 早大学位記番号:新3710

2016-03-10 22:42:07
2 + 0 Twitter

http://hdl.handle.net/2065/479

2 0 0 0 OA ベルクソン『物質と知覚』における「私の知覚」の形成段階について : 二章のヴァリアントとの比較を通じて

著者: 天野恵美理アマノエミリ Amano Emiri
出版者: 大阪大学大学院文学研究科哲学講座
雑誌: メタフュシカ (ISSN:13426508)
巻号頁・発行日: vol.46, pp.19-30, 2015-12-25

2016-03-10 21:04:35
2 + 0 Twitter

http://hdl.handle.net/11094/54519

2 0 0 0 OA The Beginning of Liberalism in Thailand: Dan Beach Bradley and Bangkok Recorder

著者: Vanichaka Parkpume
出版者: 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科出版・編集委員会
雑誌: アジア太平洋研究科論集 (ISSN:13466348)
巻号頁・発行日: vol.29, pp.21-36, 2015-03

2016-03-09 22:19:22
2 + 0 Twitter

http://hdl.handle.net/2065/44633

2 0 0 0 OA メルロ=ポンティにおける自己変容の契機としての言葉

著者: 柄澤郁子
出版者: 京都大学大学院教育学研究科
雑誌: 京都大学大学院教育学研究科紀要 (ISSN:13452142)
巻号頁・発行日: vol.59, pp.319-331, 2013-03-28

How can we convey our real ideas and feelings to others, especially on occasions where we wish to pass them on seriously? In fact, we cannot know whether we have succeeded in passing on our real thoughts to others. Then, what actually occurs in conversation? According to Merleau-Ponty, words in conversation are a way for transformation of beings. We can change ourselves by words in conversation. However, we must not think that only the conceptual meaning of words can change ourselves. According to Merleau-Ponty, a gestural meaning that includes feelings works more than a conceptual meaning of words in conversation. In addition, another person with a "potential body" leads one's intention to give real words. The state of intercorporeality will be the key to synchronizing change of ourselves in conversation. However, we must pay sufficient attention to the fact that we are independent even in the state of intercorporeality. We will return from the state of intercorporeality to ourselves and could change ourselves by recapturing the meaning of words in conversation.