著者
井本 恭子 宮川 幸子
出版者
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
雑誌
皮膚の科学 (ISSN:13471813)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.94-97, 2007 (Released:2010-12-06)
参考文献数
7

19歳,女性。幼少時に,アトピー性皮膚炎と診断され,平成8年5月22日より当科に通院していた。平成9年9月中旬より皮疹が悪化し,同年10月15日よりツムラ加味逍遥散エキス顆粒®とツムラ越婢加朮湯エキス顆粒®を投与した。11月20日より顔面,下腿に浮腫が出現し,血漿レニン活性,血中アルドステロン濃度の低下を認めたことから,両漢方製剤に含まれる甘草による偽アルドステロン症と診断した。両漢方製剤の中止と利尿薬,ステロイドの投与により,浮腫,皮疹は軽快し,検査値も正常範囲内に回復した。
著者
武田 佐知子 池田 忍 脇田 晴子 太田 妙子 堤 一昭 井本 恭子 千葉 泉 福岡 まどか 三好 恵真子 宮原 暁 住村 欣範 深尾 葉子 生田 美智子 松村 耕光 藤元 優子 宮本 マラシー 竹村 景子 中本 香 藤原 克美 古谷 大輔 村澤 博人 鷲田 清一
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2006

本研究の成果は大きく分けて二つある。一つは、従来のカタログ的な着衣研究ではなく、個別地域の具体的な文脈から引き離さず、着衣、身体、女性の関係を読み解くための共通の枠組を構築し、ローカルな視点とグローバルな視点の接合によって開ける多様性のなかの着衣研究の可能性を提示したことである。男性身体の周縁に位置づけられた女性身体の可変性、着衣による身体のイコン化と増殖現象、共同体による着衣身体の共有と変換、ジェンダー秩序のなかで受容される女性身体の意味とその操作、そして既存の共同体の集合的に実践や意識/無意識が、視覚表象と深く関わり相互交渉がなされていることを明らかにした。二つめは、日本では「着衣する身体の政治学」と題し、タイでは「着衣する身体と異性装-日・タイの比較-」と題した国際シンポジウムを開催し、単に抽象的、モデル的に着衣研究の事例を理解するのではなく、現場に即した肌に触れる知を通して、実践知と暗黙知を提示したことである。
著者
井本 恭子
出版者
大阪外国語大学
雑誌
大阪外国語大学論集 (ISSN:09166637)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.155-174, 1999-09-30

Scopo di questo articolo e di tentare un' interpretazione dell' "ocru malu" (espressione sarda) in un' ottica antropologica. L'interpretazione di cio solamente come sopravvivenze o espressioni di un oscuro ed irrazionale culto della tradizione locale e da ritenersi un errore, Per cui si e concentrata l 'attenzione su come si evince il concetto di "ocru malu" dal contesto socio-culturale dei villaggi comunitari. Per illustrate l'idea di "ocru malu" l'articolo si apre chiarendo il significato del termine, che molti studiosi considerano spesso equivalente a malocchio e jettatura. Nel secondo capitolo si prende invece in considerazione l'"ocru malu" come strumento di controllo sociale ed invidia istituzionalizzata. Infine, l'ultimo capitolo e dedicate alle operazioni magiche per curare le vittime di "ocru malu" e alla funzione di tali riti.
著者
井本 恭子
出版者
大阪外国語大学
雑誌
大阪外国語大学論集 (ISSN:09166637)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.197-214, 1994-03-18

Qui si tratta di <<abigeato>> che viene considerato una criminalita pastorale della Sardegna. La mia intenzione e osservare l'abigeato come fenomeno sociale collegato al mondo pastorale, e poi cercare la tipicita di questo fenomeno.