著者
大月 康弘 加藤 博 坂内 徳明 中島 由美 齊藤 寛海 立石 博高 長澤 栄治 大稔 哲也 三沢 伸生 亀長 洋子 堀井 優 竹中 克行 松木 栄三 三浦 徹 栗原 尚子 臼杵 陽 勝田 由美 黒木 英充 堀内 正樹 岩崎 えり奈 青山 弘之 飯田 巳貴
出版者
一橋大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

地中海世界の歴史において人びとの活動の重要拠点となった「島嶼」に注目し、自然・生態環境に規定された人々の生活・経済空間としてのマイクロエコロジー圏、および当該マイクロエコロジー圏が対外世界と切り結んだ経済社会ネットワークの構造分析を行った。政治的、人為的に設定され認知されてきた「地域」「海域」概念、および歴史的統一体としての地中海世界の存在論にも批判的検討を加えた。
著者
加藤 博 柏木 健一 松本 弘 岩崎 えり奈 斎藤 修 北澤 義之
出版者
一橋大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2010-04-01

社会調査での世帯単位でのミクロデータの収集とそれのパネル化を中心に、エジプトとヨルダンを中心としたアラブ諸国が現在直面している社会経済問題を多角的かつ実証的に明らかにするための基礎データ・情報を収集し、そのデータベース化を計った。なかでも、世帯単位のマクロデータのパネル化を重視し、そのために、過去に世帯調査を行った村や町において追跡世帯調査を実施した。現在、それらのデータ・情報の解析を進め、その成果の一部はすでに学会報告や学術雑誌への投稿などで公表しているが、その結果、世帯を静学的な経済行動において分析するほか、異時点間の変動の解明によって動学的に分析する基礎が築かれた。
著者
加藤 博一 森長 健太郎 橘 啓八郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.227, pp.29-34, 2001-07-19

本報告では, 我々の開発した拡張現実感技術を用いたビデオ会議システムを紹介し, その有効性に関する評価実験について述べる.拡張現実感環境にいる会議参加者は, 実世界中の紙製のカードの上に会話相手のビデオ映像を見ることができる.また, カメラで撮影された矩形のビデオ映像はそのまま表示されるのではなく, 背景が除去された映像が表示される.これを仮想モニタと呼んでいるが, それは自由に移動させることができ, それにより会話を円滑に行うための空間的手がかりが利用可能となると考えた.評価実験の結果からは, ヘッドマウントディスプレイを装着する影響で目が覆われるという問題があるにもかかわらず, ビデオ映像が効果的に機能していることがわかった.
著者
高橋 幸太郎 西谷 隆夫 小松 広昭 加藤 博憲 小元 規重
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.479, pp.25-30, 2007-01-18

20011年アナログ停波に向け、難視聴地区解消のために地上デジタル放送のマルチビーム衛星による再放送を検討した。このためには地上デジタル1チャンネル当たり23Mbpsの情報を10Mbpsにまで圧縮する方式が必要になり、H.264方式の採用と番組共用方式で対応する.但し、番組共用方式だけでは10Mbpsに対応できず、符号器側の量子化パラメータの簡単な制御が必要になることが明確になった。
著者
林 建一 加藤 博一 西田 正吾
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.470, pp.13-18, 2007-01-12

本稿では,拡張現実感におけるトラッキング手法をよりロバストにするためのフレームワークを提案する.従来のトラッキング手法においては,1つの位置姿勢を基にトラッキングを行っていくのが通常であり,一度間違った位置姿勢を求めてしまうと,以降のフレームで正しい位置姿勢を求めることは困難となるとった問題が存在した.提案フレームワークでは,従来のように1つの位置姿勢に依存してトラッキングを続けるものではなく,複数の解の仮説を保持し,それぞれに対して独立したトラッキングを行うというものである.これにより識別性の高い特徴の少なくトラッキングの困難なシーンや,カメラが高速に動くような状況においても,ロバストなトラッキングを実現する.
著者
濱口 光孝 加藤 博一 西田 正吾
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.242, pp.67-72, 2007-09-27

拡張現実感において現実空間と仮想空間の位置合わせは重要な課題とされている.我々は室内環境において,大きさ,形状が既知のマーカを用いずに位置合わせを行う手法として事前に取得しておいた対象の3次元線分情報を利用した位置合わせ手法について検討を行っている.ただ,位置合わせに用いる3次元線分情報を手動計測によって取得する場合,非常に煩雑な作業となる場合も多い.そこで上記作業の簡素化を目的とした,対象の複数画像を用いた3次元情報取得方法について検討を行っている.特に室内のような人為的な環境においては線分の平行,直交,交差などの幾何的な規則正しさが多々存在し,これらを利用することにより,効率的かつ高精度な3次元線分情報取得が可能になると考えられる.以上より我々は線分の平行,直交,交差を利用した3次元線分情報の取得手法について検討を進めており,本稿では線分の平行,直交,交差を利用した3次元線分情報の取得手法について述べる.
著者
本多 充知 加藤 博一 中川 隆志 山口 喜久 河合 克哉 西田 正吾
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.242, pp.115-120, 2007-09-27
被引用文献数
3

実写画像を用いたカーナビゲーションシステムにおいて,車載カメラから得られた画像上にさまざまな案内情報を違和感無く重畳表示するためには,現在の位置姿勢データを高い精度で計測する必要がある.しかし,従来の位置姿勢計測技術のみでは,実写画像を使用したカーナビを実現するために十分な精度を得ることは難しいと考えられる.我々は,ビデオフレームレートの車載カメラ映像から横断歩道を検出することで自車位置補正をする手法をこれまでに開発したが,現状のカーナビの性能においては,負荷が高すぎた.そこで本論文では,低フレームレート画像においても安定して動作するような,横断歩道をランドマークにした位置補正手法を提案する.
著者
本多 充知 加藤 博一 西田 正吾
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.427, pp.275-280, 2008-01-10

実写画像を用いたカーナビゲーションシステムにおいて,車載カメラから得られた画像上にさまざまな案内情報を違和感無く重畳表示するためには,現在の自車位置を高い精度で計測する必要がある.特に車線数の多い道路においては,自車が走行しているレーンの位置を把握することが重要となってくる.そこで本研究では,車載カメラから得られた画像をもとに,自車両走行レーン位置を推定する手法を提案する.計算コストの削減のため,走行レーン位置の推定に時空間画像を利用することを考えた.
著者
本多 充知 加藤 博一 西田 正吾
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.3, pp.243-248, 2008-01-18

実写画像を用いたカーナビゲーションシステムにおいて,車載カメラから得られた画像上にさまざまな案内情報を違和感無く重畳表示するためには,現在の自車位置を高い精度で計測する必要がある.特に車線数の多い道路においては,自車が走行しているレーンの位置を把握することが重要となってくる.そこで本研究では,車載カメラから得られた画像をもとに,自車両走行レーン位置を推定する手法を提案する.計算コストの削減のため,走行レーン位置の推定に時空間画像を利用することを考えた.A car navigation system based on an augmented reality technique requires accurate positioning data. In this paper we propose a compensation method of positioning for the car navigation systems. In this method, we utilize signs on the road, such as a crosswalk. In addition, We use the "sptio-temporal image" for reduction of complexity.
著者
林 建一 加藤 博一 西田 正吾
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.149-158, 2007

Many kinds of tracking for Augmented Reality had been proposed. In case of the feature point tracking, the pose is computed by minimizing the error between the observed 2D feature points and the back-projected feature points from the 3D scene model. This minimization problem is usually solved by a non-linear optimization. The main advantage of this approach is its accuracy. However, it is difficult to compute the correct pose unless an appropriate initial value is used. In addition, when some errors are included in the observation, this approach does not guarantee the correct pose even if it converged on the global minimum. So, once an incorrect pose was computed in one frame, tracking may fail in the next frame or the result will get farther from the correct one. In this paper, we propose a new tracking framework for augmented reality. Proposed method tracks features as multiple local hypotheses based on not only one pose but also multiple poses that are computed in the pose estimation in the previous frame. Since multiple poses are maintained as global hypotheses, as far as the correct pose is contained in the hypotheses, the tracking can be continued in even hard situations like a simple iterative scene with high-speed movement.
著者
田村 亮輔 天野 敏之 加藤 博一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.3, pp.341-342, 2008-01-17

仮想立体絵本は,拡張現実感技術を利用し,カメラで撮影した絵本の画像上に3次元 CG コンテンツを重畳表示するシステムである.絵本の各ページを予めコンピュータに登録しておき,その情報と画像を比較しカメラと絵本の相対的な位置姿勢を計算することで,幾何学的に整合性のとれた画像合成が可能となる.我々もテンプレートマッチングに基づく特徴点追跡を利用した位置姿勢計算手法について研究してきた.近年,マルチコアCPUが普及し始めており,並列処理による処理の高速化が標準的なPC環境においても比較的容易に実現できるようになった.今回は,マルチコアCPUの使用を前提に,我々のこれまでの提案手法の並列化を行い,処理を高速化,安定化を実現した.Virtual pop-up books are systems which can overlay a captured image with 3D CG objects based on augmented reality technology. 3D geometrical consistency in the composite image can be kept by estimating the relative pose of the camera from the physical book. We have been studying about this pose estimation method using feature tracking based on template matching. Since multi-core CPUs have been spread in recent years, it can be easily achieved to improve the performance speed by parallel processing on a standard PC environment. We modified our tracking codes for parallel processing by multi-core CPUs and improved the performance speed and robustness of the tracking.